小川哲のレビュー一覧

  • GOAT

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    GOAT創刊号!

    小説、詩、短歌、エッセイ、哲学。
    ジャンルも国境も超えて、かつてない文芸誌、ここに爆誕!!!

    あ〜面白かった〜!!
    買ってからずっと置いたままだったけど、第2巻も出たことだしと思って 読み始めたらめちゃくちゃ面白かった!

    たくさんの著名な作家さん達が こぞって名を連ね、"愛"をテーマに ほとんどが読み切りで書かれている。
    対談はスルーしちゃいましたが、それ以外はほぼ読んだけど ハズレなかったな〜!
    たった510円で(ゴートにちなんでの510円) こんなに盛りだくさん!
    紙は再生紙を利用してるけど、味があるしカラフルで可愛い♡
    読み切りだったのが

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    2025年11月14日
  • 地図と拳 上

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    初めは少しごちゃごちゃするけど、後半からスピード感がすごい。人物たちがどんどん動く。
    下巻が読みたくなる。

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    2025年11月14日
  • 嘘と正典

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    SFの基本のキと言っても決して過言ではないだろう時間に関するSFがぎゅっと詰まった一冊。僕は、ムジカ・ムンダーナが一番気に入りました。
    四次元HIP-HOPばり収録全作が面白い短編集でした。

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    2025年11月11日
  • 嘘と正典

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    単行本からの再読。SFを基軸にミステリや歴史などのジャンルを横断した作品集。改めて読むと著者のその後の作品に登場する、小説を連綿と続く系譜として位置付ける発想や、実験の失敗から信じ難い真実へと辿り着く合理主義的な科学者などの要素が垣間見られることがわかった。

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    2025年11月08日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    なんだこれ!おもしろい!小説なのかエッセイなのか。作品全体の曖昧さと怪しさ、哲学的思考に好奇心を刺激され静かな興奮が止まらない。読むのも止まらない。私の3月10日とアイデンティティは一体···。もう1回言わせて、おもしろい!

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    2025年11月08日
  • 地図と拳 上

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    途中から急激に面白くなっていく印象
    明男と丞琳の出会いとか、細川の思想とか。

    満洲が今後どうなっていくか、関東軍がどんなことをするか、という大まかな歴史を知っているからこそ、副題の年号が1932,1937,1941年に近づいていくほどドキドキした。

    今後満洲がどうなるのか、細川や明男、丞琳やクラスニコフはどうなるのか、下巻も見守りたい。

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    2025年11月02日
  • 嘘と正典

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    6篇の短編で構成される短編集。
    時間スケールは異なるけれど「歴史」が横串のキーワードではないかと思う。

    共産主義の打倒を目指し時空間通信で歴史改竄を企てる表題作の「嘘と正典」は伏線の回収で何度もゾワッとさせられるし、過激な正義や短絡的な介入は歴史や状況を変えないということを再確認させてくれる。他の作品もそれぞれ毛色が違ってどれも面白い。

    個人的にはひとすじの光が好きだ。名馬スペシャルウィークの血統を遡りながら自分の血筋が明らかになっていくが、その過程がなんとも不器用な父親からの愛に感じられてホッコリする。やはり小川哲、侮るなかれだな。

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    2025年10月29日
  • ユートロニカのこちら側

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    直木賞作家、小川哲氏のデビュー作ということで読書開始。
    壮大な世界観と近未来の倫理が、美しい比喩表現で描かれていて、終始圧倒された。
    ビックテックに個人情報が握られる監視資本主義や、防犯カメラだらけの現代が描かれていると感じる。
    最後が読みにくいという意見もわかる。最終章は、哲学書のような文体になっている。
    ただ、全体を通じて傑作としか思えない。

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    2025年10月21日
  • 地図と拳 上

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    とても面白かった。
    登場人物それぞれの視点で戦争が進んでいくので、1人の人物に肩入れせず客観的に戦争が考えられる物語。

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    2025年10月20日
  • GOAT

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    神文芸誌が誕生。
    もうGOATなしでは生きていけない身体になってしまいました。
    私にとって何が神だって、基本的に読み切りを前提とした作品集になっているところ。

    ずっと文芸誌というものに憧れはありつつも、でも文芸誌って連載ものが基本で、途中参加したい新参者はちょっと入りにくい仕組みになっていると思うんです。

    かといって、バックナンバーを漁ろうにもそこにはやっぱり過去の連載作品が絶え間なく続いているのであって、その続きを読むためにバックナンバーを、、、という夢幻スパイラルに陥ってしまう。

    そんな中で新文芸誌の誕生に、ついに一から連載を追える、文芸誌に手を出せるぞ、と思ったらそれ以上の衝撃、す

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    2025年10月19日
  • GOAT

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    ネタバレ

    ふだんなかなか文芸誌を読むことがないのですが、どのお話もとても面白くて興味を惹かれました。
    特に気になったのは市川沙央さんの「音の心中」です。
    ふだん読まない系統の作品なので、うまく感想を言えないのですが惹きつけられる内容でした。作中に出てきた芸術館、実在している場所なのですね。
    私にとってはまだ難しい「愛」でしたが、
    こういう愛もあるのか、と知ることができた作品です。

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    2025年10月13日
  • 地図と拳 下

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    日中戦争の泥沼に突っ込んでいく日本軍。
    混迷を極める中国戦線の前線近くに日本が満州国の理想郷となるべく作った人口の都市、仙桃城はあった。
    計画に携わった天才建築家の明男は理想とはかけ離れた建築を要求する関東軍と自らの思想の乖離に苦しみながら、街のシンボルとなる公園の建築を手掛ける。

    しかしそこも戦乱の兆しがすぐそこまで迫っていた。

    日本、中国、ソ連がいずれも現代につながる形で変貌していく。

    意外と知らなった日中戦争がなぜ米英との関係悪化につながったのか、そしてそうなる事を知りながらなぜ日本は南方を攻めたのかが理解できた。

    後半でぞっとしたのは八路軍の自国民に対する振る舞い。敵は日本軍で

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    2025年09月28日
  • 地図と拳 上

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    国家間で弱肉強食の掟がまかり通った19世紀~20世紀前半の中国東北部が舞台。

    伝統的な大国ロシアと技術的な新興国である日本は一触即発の危機にあった。その上、清政府は力を無くし、中国東北部は誰のものでもない空白地帯であった。

    そこに日本からの密偵として2人の男が送り込まれる。

    という所から始まる。
    現地中国人やロシア人の蛮行も描いているが、特に日本軍による蛮行も凄惨に描かれているのが珍しい。

    と、凄惨な暴力の時代を経ながら時代は下っていき
    義和団事変が起きた後に、日露戦争が起きる。
    その後、戦勝した日本は満州鉄道の権利を得て実質的な植民を始める。
    そして何も無かった土地に欲に駆られて街を

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    2025年09月11日
  • ゲームの王国 上

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    面白いというと不謹慎な気がするが、非常に興味深い本だった。

    カンボジアの革命 クメール・ルージュを題材としていて、革命 大虐殺の歴史を学ぶ上で、非常に学びの多い内容だった。
    それだけでなく独特のキャラが際立っており、物語として読み応えのある面白い内容だった。ファンタジーと実話を掛け合せたような感じだった。
    話の展開も上巻の半分過ぎくらいから、どこを読んでも急展開で、読むのが楽しかった。この怒涛の展開で下巻が続くのだとしたら、下巻は相当に面白いと思うため、下巻を読むのが非常に楽しみである。

    物語の視点がコロコロと変わるため、始め読むのに苦労したものの、慣れれば苦では無かった。

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    2025年09月10日
  • GOAT

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    大好きな尾崎世界観の名前があったから買ったんだけど、まずはありがとう。このご時世にこの価格でこんなに素晴らしいものを出してくださって。今まで読んだことないジャンル、読んだことない方の作品を知れて良かった。昨日の夜、悪の方も買いに行った。ゴートくん可愛い。
    『終末の愛』、すごくよかった。そしたら次に来た『五十歳、ロスジェネ、ギバーおぢ』でもっと持っていかれた。なんだこの衝撃は…

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    2025年09月05日
  • GOAT

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    初文芸誌!カルチャー要素がたっぷり詰まった新世代文芸誌って感じなんかな?
    短いながらに猛烈な印象を残す文章たち。
    言葉を紡ぐ人たちに脱帽。

    特にコンビニアイスの話好きだったな〜♪
    1個目はスーパーカップのチョコで2個目はサクレな私。本命は濃厚で王道なガッツリメンで、浮気相手はサクッと爽やかで後味を残さない人かぁ〜(とかね

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    2025年09月02日
  • 地図と拳 下

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    最高に面白かった。

    なんという参考文献の量!
    戦後80 年ということもあって、
    太平洋戦争や日ソ戦の本を
    読んでいたことも、
    この本を手にするきっかけだった。

    総力戦研究所は「日本必敗」の
    結論を出していたし、
    東條も米国との戦争は回避したかった
    かもしれないが、
    もし米国と戦わなければ
    中国の利権は失っていただろうし、
    ましてや満州からも手を引かなければ
    ならなかっただろうから、
    いずれにせよ日本は戦争への道を
    突き進んでいたはず。
    勝てる見込みのない日露戦争に勝ってしまい、
    やっとの思いで手にした満州に固執したことが、破滅の元凶だったんだ。
    あの頃我々リーベンクイズが
    大陸でやった蛮行

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    2025年08月31日
  • スメラミシング

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    初めて小川哲の作品を読まれる方にはおすすめしません。なんだこいつ、って感想になりかねない。そういう本でした。
    「ユートロニカのこちら側」を読まれると良いと思います。そうして水が合った方向け。

    一歩引いて飄々とした作風から一転して、熱量のある作品たちでした。
    いつも根底に哲学的な姿勢を取られますが、それがいつになく強く、キャラクターより構造を重視したものになっています。ですので読後感はすっきりしません。しかし咀嚼していくに従って、この単行本そのものが小説のていをとった哲学論だという理解をすると、腑に落ちる気がします。
    虚構を信じる力に善悪はない。貨幣経済や信仰をはじめとした道徳という実体のない

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    2025年08月27日
  • 地図と拳 下

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    ネタバレ

    圧巻だった。世界大戦下の満州で、明男や細川、そして石本までもがこんなにも必死に生きていた。戦争とは?都市とは?地図とは?多くの思考のもと練り上げていく事象に、ただただ惹き込まれた。『ゲームの王国』も実際の歴史を背景としてフィクションを盛り込む手法だったが今回はさらに洗練された印象だ。満州を舞台にSF要素もあり、ジャンルを飛び越えた作品だった。
    ラストが物語の印象的な出来事とリンクして感動を誘うのだが、これだけの長い物語を読んできたからこそ感動できるのであり、読者に対するご褒美だと感じた。

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    2025年08月20日
  • 地図と拳 上

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    1899年、日露戦争前夜に密偵として船に乗り込んだ軍人の高木と通訳の細川。満州を舞台に多くの人物が戦争に翻弄されがむしゃらに生きていた。長い歴史の物語はどうしても端折って書かなければならない為、なんか急に時代変わったなぁと思うことが多いが本作においてはそれがなく、それぞれの人物の待ち受ける運命に胸を高鳴らせて読み耽ってしまった。この淡々と進む展開と読み味は現代において小川哲さん独自のもので確立していると言っていい。歴史の残酷さも哀しみも、ただそこにあるものとして心に深く残るのは小川哲さんの文体だからだ。

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    2025年08月20日