尾崎世界観の作品一覧

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作品一覧

2023/07/28更新

ユーザーレビュー

  • 犬も食わない(新潮文庫)
    今目の前にある肉体は有限だった。
    きれいと言っても良かった。
    この先老いて、潤いをなくしていくだろう男の肌や髪を想像しては、残念なような、ほっとしたような感傷的な気分になった。
    あたしにとってのきれいは、最後の景色なのだと思った。
  • 泣きたくなるほど嬉しい日々に
     ここ最近尾崎さんの小説を読んでいるが、全部ずっと良い。わたしが言葉にできない何かを代弁してくれているような、わたしが感じていたことはこういう風に言葉にできるのか、とか納得以上のものを与えてくれる、そんな居心地のよい空間。
     exあやっち、誰なのかとても気になってネットで調べてみたがあるライブでこの...続きを読む
  • 母影(新潮文庫)
    尾崎世界観さんの2作目にして、芥川賞候補作に選ばれた作品。
    前作『祐介』とは作風も文体も全く違う。そうなるのは主人公が小学生なので必然だが、それを書き切る表現力が凄まじい。

    ———あらすじ———

    小学校で独りぼっちの「私」の居場所は、母が勤めるマッサージ店だった。
    「ここ、あるんでしょ?」「あり...続きを読む
  • 祐介・字慰
    クリープハイプ・尾崎世界観さんの、まさにエピソード・ゼロ。
    何をやってもうまくいかなかった頃の物語を、五感フルマックスで、緻密に綴っている。
    エッセイではないので全て事実というわけでないけれど、退廃的で強烈な出来事ばかり。

    ———あらすじ(公式より)———

    「俺は、俺を殴ってやろうと思ったけれど...続きを読む
  • 母影(新潮文庫)
    付箋を貼りたくなるシーン、表現の連続だった。小学生の少女には母がカーテンの向こうでやってることが何かいけない事なんだとわかっている。そんな母に対する感情に折り合いをつけ愛情を求めるようとする少女の健気さが読んでいて辛かった。

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