祐介・字慰

祐介・字慰

小説・文芸
652円 (税込)

3pt

クリープハイプ尾崎世界観、慟哭の初小説!
「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。
書下ろしのスピンオフ短篇「字慰(じい)」を文庫版で初収録。

「俺は俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」

スーパーでアルバイトをしながらいつかのスポットライトを夢見る売れないバンドマン。恋をした相手はピンサロ嬢。どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てに見つけたものは――。
人気ロックバンド「クリープハイプ」のフロントマン尾崎世界観、渾身の初小説。
「祐介」の世界からスピンオフした「字慰」は、著者最新の書き下ろし作品です。
解説は『コンビニ人間』が世界的高評価の芥川賞作家、村田沙耶香さん。

たったひとりのあなたを救う物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    祐介・字慰
  • タイトルID
    :
    613935
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年05月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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祐介・字慰 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    クリープハイプ・尾崎世界観さんの、まさにエピソード・ゼロ。
    何をやってもうまくいかなかった頃の物語を、五感フルマックスで、緻密に綴っている。
    エッセイではないので全て事実というわけでないけれど、退廃的で強烈な出来事ばかり。

    ———あらすじ(公式より)———

    「俺は、俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」

    スーパーでアルバイトをしながら、いつの日かスポットライトを浴びる夢を見る売れないバンドマン。ライブをしても客は数名、メンバーの結束もバラバラ。恋をした相手はピンサロ嬢。
    どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てにみつけた物は……。
    人気ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観による、「祐介」が「世界観」になるまでを描いた渾身の初小説。
    たったひとりのあなたを救う物語。

    ———感想———
    面白いというより、ヤバいという言葉の方がしっくりくる。
    めちゃくちゃヤバい。強烈。
    祐介のセリフ、行動には全く理解できないものもあるし、筋が通っているわけではないけれど、なぜかしっくりくる。どこか哀愁もある。
    共感より、そんな感情もあるのか、そんな行動をとるのか、と気づきの方が遥かに多かった。

    僕は共感より発見を求めているし、未だ味わったことのないものに出会いたいタイプなので、かなり刺さった。
    アルバイトの日々、バンドメンバーとの確執、認めてもらえないことへの怒り、夜行バスと京都でのクライマックス、どれも強烈で印象的で、頭の中に一度描いた映像がずっと消えずに鮮やかに思い出せる。静かな怒りをずっと感じながら読んだ。

    文庫版にだけ収められている『字慰』もヤバい。
    タイトルからは物語が想像できず、読んですぐ意味がわかった。
    ラストシーンはかなり笑ってしまった。

    0
    2023年12月26日

    Posted by ブクログ

    今をときめくバンド"クリープハイプ"俺はずっと追っかけてきた。周りに「俺昔からこのバンド知ってたよ」って胸を張って言えるくらい…。

    何かのインタビューやら、MCやらで知っていた話もあるけど、その裏側やその時の気持ちはここで初めて知った。
    相変わらず素晴らしい感性で素晴らしい言葉を使っている。
    それは小説だろうがクリープハイプの曲だろうが変わらない。
    ここまで(少しフィクションも入っているらしい)自分を切り開いてヒラメのごとく他人に曝け出せることは実は勇気がいることで、他人の目を気にするあまり尖り散らす気持ちも分からなくないし、当時の曲からその気持ちが痛いほど伝わってきた。この本を読むと少しだけ自分を曝け出す大切さや勇気をもらえる。

    0
    2021年02月08日

    Posted by ブクログ

    文章がとにかく生々しくて目の前で生きているような感覚になった。売れないバンドマンは夢を追いかけようにも夢のせいで自分自身が崩壊していく。後半で小学生が放った「僕達、間違ってませんよね?」という台詞は間違っていると自認しているもの同士が放つ言葉であると思った。でも彼らにとっては"正しい"行動であるので、世間との正しさの境界線を無くすための発言だと思った。ラストはあのまま全ての終わりと捉えることもできるし、全ての始まりだと捉えることもできた。尾崎世界観さんの比喩表現、そして村田さんの解説もすごく良かった。

    0
    2026年06月16日

    Posted by ブクログ

    不確かなものでも、大きな音にしてなんとか誤魔化せたような気がした。

    ライブハウスでスタジオでも、どうしたって得られなかった達成感が、アルバイト先のスーパーではタイムカードを差し込むだけで簡単に得られた。ジッ、というあの小さな音に、まるで自分が認められているような気がした。

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    バンドは関係ありそうで、あまりなさそうで、やっぱり少しは関係あるという感じです。
    こんなに気持ち悪い描写が客観的に描けていることがすごいなと感心しました。
    マイクの描写はかなり胃に来ました。
    字慰も中々の破壊力です。

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    生々しい…。わりとすぐそんな言葉をもらしてしまった。しかも、かなりグロめな生々しさ。でもなぜかやめられずに一気読み。
    彼の歌詞も生々しいなと思っていたけれど、無音の言葉の生々しさはよりダイレクトだった。
    どこまでまでがリアルでどこからがフィクションなのか分からないけど、顔や姿まで浮かんでしまってより具体的に映像がチラつくのも更に生々しくて、ちょっと困った。
    それでもなぜか気になって文字を追ってしまうのは、私はきっとこの人の言葉に惹かれていて、知りたいんだと思う。

    スピンオフも、「そこ!?」って思ったけれど、読み終わってよく考えてみたら、確かに!そこ知りたかったかも。

    0
    2024年09月10日

    Posted by ブクログ

    内容に反して読みやすく、一気に読んだ。こんなに汚いのに惹かれる。
    ラストの展開がよい。終始主人公にはセリフがないのだが、ラストで初めて言葉を発した。解説にもあったが、主人公、ひいてはこの著者の「はじまり」を感じた。

    ピンサロ嬢の瞳ちゃん、唯一好きになった人物。

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    すごく気持ち悪い文体で面白かった。
    賛否は分かれると思うけど個人的にはすごく好き、読んでて楽しかった
    クリープハイプ最近ハマってるし

    0
    2021年04月08日

    Posted by ブクログ

    クリープハイプのボーカル、尾崎世界観が好きなので読んだ。

    物語が纏っている雰囲気は、鬱屈として暗くて、どこか不気味で気持ち悪い。ずっと気持ち悪い。
    けどそれが心地良いタイミングが、生きている中できっとあると思う。

    また、人間が持つ暴力性について考えさせられた一冊だった。

    0
    2026年06月19日

    Posted by ブクログ

    クリープハイプの尾崎世界観の小説。

    デビュー作のようだ。
    芥川賞作品好きが好みそうな作品。
    私は芥川賞作品が苦手なのだ。
    ブンガクは苦手なのだ。

    とりあえず、最後まで読んだが、面白いという作品ではない。
    刺さるような作品でもない。
    ただ、尾崎世界観にしか書けない作品ではあった。

    星はギリギリ3つ。3.0としたい。

    0
    2025年04月10日

祐介・字慰 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    祐介・字慰
  • タイトルID
    :
    613935
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年05月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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