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クリープハイプ尾崎世界観、慟哭の初小説!
「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。
書下ろしのスピンオフ短篇「字慰(じい)」を文庫版で初収録。
「俺は俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」
スーパーでアルバイトをしながらいつかのスポットライトを夢見る売れないバンドマン。恋をした相手はピンサロ嬢。どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てに見つけたものは――。
人気ロックバンド「クリープハイプ」のフロントマン尾崎世界観、渾身の初小説。
「祐介」の世界からスピンオフした「字慰」は、著者最新の書き下ろし作品です。
解説は『コンビニ人間』が世界的高評価の芥川賞作家、村田沙耶香さん。
たったひとりのあなたを救う物語。
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Posted by ブクログ
クリープハイプ・尾崎世界観さんの、まさにエピソード・ゼロ。
何をやってもうまくいかなかった頃の物語を、五感フルマックスで、緻密に綴っている。
エッセイではないので全て事実というわけでないけれど、退廃的で強烈な出来事ばかり。
———あらすじ(公式より)———
「俺は、俺を殴ってやろうと思ったけれど、どう殴っていいのかがわからない。」
スーパーでアルバイトをしながら、いつの日かスポットライトを浴びる夢を見る売れないバンドマン。ライブをしても客は数名、メンバーの結束もバラバラ。恋をした相手はピンサロ嬢。
どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てにみつけた物は……。
人気ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観による、「祐介」が「世界観」になるまでを描いた渾身の初小説。
たったひとりのあなたを救う物語。
———感想———
面白いというより、ヤバいという言葉の方がしっくりくる。
めちゃくちゃヤバい。強烈。
祐介のセリフ、行動には全く理解できないものもあるし、筋が通っているわけではないけれど、なぜかしっくりくる。どこか哀愁もある。
共感より、そんな感情もあるのか、そんな行動をとるのか、と気づきの方が遥かに多かった。
僕は共感より発見を求めているし、未だ味わったことのないものに出会いたいタイプなので、かなり刺さった。
アルバイトの日々、バンドメンバーとの確執、認めてもらえないことへの怒り、夜行バスと京都でのクライマックス、どれも強烈で印象的で、頭の中に一度描いた映像がずっと消えずに鮮やかに思い出せる。静かな怒りをずっと感じながら読んだ。
文庫版にだけ収められている『字慰』もヤバい。
タイトルからは物語が想像できず、読んですぐ意味がわかった。
ラストシーンはかなり笑ってしまった。
Posted by ブクログ
今をときめくバンド"クリープハイプ"俺はずっと追っかけてきた。周りに「俺昔からこのバンド知ってたよ」って胸を張って言えるくらい…。
何かのインタビューやら、MCやらで知っていた話もあるけど、その裏側やその時の気持ちはここで初めて知った。
相変わらず素晴らしい感性で素晴らしい言葉を使っている。
それは小説だろうがクリープハイプの曲だろうが変わらない。
ここまで(少しフィクションも入っているらしい)自分を切り開いてヒラメのごとく他人に曝け出せることは実は勇気がいることで、他人の目を気にするあまり尖り散らす気持ちも分からなくないし、当時の曲からその気持ちが痛いほど伝わってきた。この本を読むと少しだけ自分を曝け出す大切さや勇気をもらえる。
Posted by ブクログ
生々しい…。わりとすぐそんな言葉をもらしてしまった。しかも、かなりグロめな生々しさ。でもなぜかやめられずに一気読み。
彼の歌詞も生々しいなと思っていたけれど、無音の言葉の生々しさはよりダイレクトだった。
どこまでまでがリアルでどこからがフィクションなのか分からないけど、顔や姿まで浮かんでしまってより具体的に映像がチラつくのも更に生々しくて、ちょっと困った。
それでもなぜか気になって文字を追ってしまうのは、私はきっとこの人の言葉に惹かれていて、知りたいんだと思う。
スピンオフも、「そこ!?」って思ったけれど、読み終わってよく考えてみたら、確かに!そこ知りたかったかも。
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小説・文芸
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