小川哲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ小川哲の新書を読む前に予習のために拝読
火星を舞台にしたスペースSF小説
というと一大スペクタクルを想像するけれど
地に足のついたリアリティのある内容だった
(映画オデッセイにかなり近い印象)
地球から火星に向かうのに6ヶ月
一度の通信に10分
「光は遅い」という言葉が印象的で
実際光の遅さを体感している気持ちになれる小説だった
登場人物がみんな自分の責任に一生懸命で魅了的
カワナベの「だからなんだ」というセリフがいい
火星という壮大なスケールを前にすると
どんなことでも「だからなんだ」で掃き捨てられてしまうな
新発見して言ってみたいわ
誘拐されて退屈をまぎらわす為に腹筋をする下りが -
Posted by ブクログ
『地図と拳』は、日本が戦争へと突き進んでいくきっかけの一つとなった満州事変。そのとき満州では何が起きていたのか、そしてそこから何が起こり、どのように時代が進んでいったのかを、さまざまな人々の視点から描いた物語。
読み始めは独特な世界観や登場人物の多さ、歴史的背景などが複雑で、難しい作品だと感じた。しかし100ページを超えたあたりから徐々に世界観に慣れ、物語に飲み込まれていった。上巻では満州という土地や国家が形作られていく過程を描き、下巻に入ると物語が大きく動き始めたことで、さらに読みやすくなり、ページをめくる手が止まらなくなった。
特に印象に残ったのは、それぞれの人物がそれぞれの正義や思想 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1889年。時代は日露戦争
支那人(中国人)と日本人の高木、細川がロシアへの侵入捜査を開始する。
ハルビンへ茶商人として到着する。
ハルビンに到着するないなや、身体検査があるとのことで、先に銃は海へ投げ捨てたが、短刀は自害する為に、軍人としての誇りの為、捨てる事ができなかた。
案の定、見つかってしまい覚悟した所、細川が私の物ですと、罪を被った。なぜ、暫く独房にいれられて、
自害でもしようかと思ったところ、細川が短刀をもって無事に戻って来た。
1901年。満州に線路設計を作るため、派遣されたドイツ人の、クラスニコフ
通訳の林と共に中国を回る。中国では人身売買が行われており、クラスニコフらは、捕ま -
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Posted by ブクログ
最初は独特な世界観や登場人物の多さに戸惑い、難しい作品だと感じた。しかし、100ページを超えたあたりから徐々に世界観に慣れていき、気づけば物語に飲み込まれてページをめくる手が止まらなくなった。
名もない人間たちが生き、そして死んでいく。その一人ひとりの人生が積み重なり、一つの国家が形作られていく。その中には、それぞれの思惑や思想、理想や欲望が複雑に絡み合っている。
特に、大義を成すためには犠牲が必要なのかということを強く考えさせられた。大きな理想や国家のために犠牲になるのは、決して「ただの一人」ではなく、その人自身の人生なのだと思う。
上巻を読み終えて、これまで積み重ねられてきたものが、