小川哲のレビュー一覧

  • 斜め45度の処世術

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    冒頭から、タイトルに対する筆者の「こだわり」が語られている。周囲の人達を鋭く観察して書き留める、独特のトーンにハマってしまった。途中の章立ても「15度」→「30度」→「45度」と推移していくのだが、決して「捻くれ度合」が強まっていくわけではなく、読み進めるにつれて、筆者の独特の世界に共感していく度合いなのだと理解している。こんな友人が身近にいたら楽しいだろうなあ。クセがある友人というより、モヤモヤを器用に言語化してくれる友人という感じである。

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    2026年05月30日
  • ゲームの王国 上

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    シュールな雰囲気のユーモアが面白い
    淡々と進む暴力の描写の迫力がすごい
    「全人類の教養大全」の後に読めたのはタイミングが良かった

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    2026年05月29日
  • 言語化するための小説思考

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    著者のブレインダンプ本とでも言うのか、新しい感覚の本。分かってはいたけど、ということと新しい気づきがあることがあった。

    更なる深掘りに繋がったインプット。
    具体と抽象
    固有と普遍

    イメージをより具体的に捉えて抽象利用出来そうと感じたインプット。
    内輪と信頼
    立ち上げとカタルシス(共感)
    手招きと向かう先

    言語化するための小説思考、というより小説家の言語化思考な気がする。
    が、その言語化思考は小説のためのものであり、筆を進めるための思考であり、言語化するための小説思考でも合っているかも。

    こういう思考を諦めずにつきつめて1冊の本にするとは相当な頭脳と根気と…癖がある人間だ。

    と本を読ん

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    2026年05月28日
  • 言語化するための小説思考

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    作品が映像化されるような専門職の方が作品を書く際に、どんなことを考えているのか興味があって読みました(小説家になりたいとかではありません笑)。最近は不特定多数の方と文字でのコミュニケーションを取ることができるようになっているので、そういったところで齟齬が生まれないように意識したいことも学べるなと思いました。

    この本を読んで先生の作品に興味が出たので、今度読んでみたいと思います!笑

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    2026年05月28日
  • 火星の女王

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    ネタバレ

    火星に人類が移住して40年、世代交代が進むも、経済性などにより人類の火星移住計画を推進してきた国際組織ISDA自ら撤退を進めようとしている近未来。
    ・ISDAの種子島支部長の娘、リリ(火星生まれ、過去のテロ事件により失明、21歳)
    ・地球で地球外生命体の研究での捏造を疑われ、放逐された研究者リキ・カワナベ
    ・ISDA職員で過去に火星に研修に来ていたことがあり、祖父はカワナベの大学時代の教官だった白石アオト
    ・火星の自治警察の一員、
    4人の視点から、火星で発見された光よりも早く同時に様態を変える物質スペラミンをめぐる火星独立派と地球のISDAとの綱引きや、リリの誘拐事件、13年前の事件、カワナベ

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    2026年05月26日
  • 斜め45度の処世術

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    何回か吹き出してしまうくらい笑ってしまいました。子どもの習い事の待ち時間で読書をしているので、かなり変な人になっていたと思います(笑)面白かった~❗


    ーーー印象に残ったところーーー
    •すべての他人を理解する必要はないと思っている。というか、「他人を理解することができるはずだ」という考えそのものが傲慢だ。大事なのは、「この世には自
    分には理解することができない人がいて、でもその人はその人なりに合理的に生きているはずだ」と想像することだと思う。本を読んだり、映画を観たりすることは、
    そういった想像をするための材料を提示してくれる。p75
    •「他人から厳しいことを言われたり、厳しい現実に直面した

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    2026年05月26日
  • 斜め45度の処世術

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    深く共感できる話もあれば全く共感できない話もあり、それが面白かった。
    勉強になる部分もあり読んでよかったと思えた。

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    2026年05月25日
  • 言語化するための小説思考

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    小説ゾンビ小川さんが小説を書くことについての思索を開示してくれている。小説はコミュニケーション、そうなんだなあ。書かれていることを読み、書かれていないことも読む。作者は何を伝えようとしているのか、もっと意識して本を読もうと思った。

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    2026年05月25日
  • 言語化するための小説思考

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    小説、を書くには読者とのコミュニケーションが要。
    自分のための文章を減らすべし。

    ー抜粋ー
    会話文を実際の会話の劣化版にしないためのやり方は無数にあるはずで、そのほとんどは僕も知らないし、たぶんまだ発見されていないものもあるだろう。大事なのはどうやって自分の脳内に存在するものを他者に伝えるか、どうして小説という形式を選んだのか、という点を常に意識することだ。会話文だけではなくて、景色を描写するときに実際の景色の劣化版になってはいけないし、内面を描写するときに実際の心の動きの劣化版になってはいけない。
    小説は非常に制限の多い表現技法ではあるけれど、その特有の制限を強みに変えられるように工夫をす

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    2026年05月25日
  • 言語化するための小説思考

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    ・「伝える」ではない、「伝わる」言葉を、文章を生み出すために、小説家はいつも何を考えているのかがわかる本。
    ・小説に限らず文章でなにかを伝えたい時、本書の観点は多くの場合で有用である。相手が誰、何を伝えたいか、どのように連れて行くのか、最後には認知させるのかを意識することが重要であると再認識させられた。

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    2026年05月24日
  • 斜め45度の処世術

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    面白い斜めの処世術本。
    最初は、かなり捻くれた内容なのかと思ったが、実際はそうではない話の方が多かった。もちろん、斜めの話もある。きれいごとだけではなく、現実的な視点で書かれていて好感を持てた。

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    2026年05月24日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    読み物としておもしれ〜!
    実用書ってどうしても読み進めるのに体力がいるイメージだけど、めちゃくちゃするする読めた。分かりやすさと思考の面白さが好き。小川哲という作家との契約、私にとってはこれらになるのかも。
    世界の捉え方が変わる読み物って素晴らしいんだなということを再認識した。同時にどんな物でもそうすることは出来るんだなということも認識。本当に面白い。

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    2026年05月24日
  • 言語化するための小説思考

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    三宅かほさんがオススメしていて、面白そうだったので購入。

    【ざっと内容】
    直木賞作家の著者がどのような思考で小説を捉え、考え、書き、修正しているのか。彼の頭の中をギュッと書き下ろした一冊。

    【こんな人にオススメ】
    ・小説を書くことに興味がある人
    ・脚本を書くことに興味がある人
    ・小説家の頭の中を除いてみたい人

    【感想】
    とっても面白かった。てっきり小説家の人は書く前から多層構造のプロットやアイデア設計があり、書きながらその点と点を繋いでいるものだと思っていたが、著者の頭の中は全く違うものであった。
    あとがきでは、それまでに解剖された思考を前提に編集者との作品ブラッシュアップやりとりが生々

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    2026年05月24日
  • 地図と拳 上

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    率直な感想としてとても面白かった。
    細川と楊日綱(孫)の関係性が好き。高木という一人の軍人の生き様も胸に来るものがある。
    作中で登場する戦争構造学がもし自分が通っていた学部のシラバスにあったとしたら、わたしは間違いなく第一優先で受講登録していた。
    個人的に異国と地続きという環境がもう恐ろしくて耐えられない大陸恐怖症なので、当時満州に住んでる人からしたらロシアも日本も高慢な侵略者以外の何者でもなかっただろうなぁと思う。

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    2026年05月23日
  • 地図と拳 下

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    個人的にこういう群像劇形式は結構好み。戦争というものを過度に感情的にならず色んな立場から捉えて考える作品だと思った。
    「あいつの考えには明後日はあるが、肝心の明日がない」という細川の満鉄時代の評価、閃ハサでハサウェイがダバオのタクシー運転手との会話で「暮らしはそんな先考えてる暇ない」って言われたのと同じだなぁと。
    国の未来を見据える人間とその日暮らしの庶民じゃ視座が違いすぎるという話。

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    2026年05月23日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家が小説を書くときに、どうやって書いていくのか、そして内容をどのように言語化していくのか、とても興味があり、この本を手に取った。
    私は小説家ではない。ただ本が好きで、そのとき気になった本をひたすら読んでいる。
    この本では、私がなんとなく言葉にできないことを言語化してあった。
    例えば、本は作家と読者のコミュニケーションである。と言う箇所だ。私は本を読むと作家と話をしたような気分になる。作家の物語りまたは考えを自分にインストールし、その世界観をずっと感じるのが好きだ。私は作家とコミュニケーションを取ることが楽しいんだなと、また自分の好きを見つけられた。
     「分析」の質を上げるためには作品を発表

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    2026年05月23日
  • 言語化するための小説思考

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    小説とは著者と読者のコミュニケーション。
    読者との認識ギャップを埋めていくもの。
    だから、小説を伏線と言い換えられる。
    アイデアを生み出すのに必要なものは、発想力ではなく、見つける力、いわゆる視力という考え方も斬新だった。
    誰に向けて、何をどのように書くか、は普段のコミュニケーショでも意識していきたい。

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    2026年05月23日
  • ゲームの王国 上

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    少々苦手意識のあるSFかつ厚みのある上下巻にちょっと怯んだが、なにこれ、めちゃめちゃおもしろいじゃないか!話は、カンボジアで共産党が現政府を倒して、でもまたその共産党が人民を牛耳るようになって、それを今度はぶっ壊してやろうと、共産党の党首的な人の隠し子が立ち上がる・・・という、一見とっつきにくい歴史小説。なのだけど、とにかくキャラが変で、おかしい。SFっていうか、哲学。輪ゴムとか泥とか、なんでこんなにおもしろいことを考えられるんだろう。「輪ゴムに対して完全なコミットをすることができないのであれば、一切関わるべきではない。なぜなら輪ゴムは遊びではないからだ。」とか。村長が悩み事を整理するのに石を

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    2026年05月22日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    タイトルに惹かれ読んでみた。
    小川哲さんの作品の初読みでした。
    なかなかハマれず一歩引いた感じで読み進めるも、
    次第に作者の実は温かな部分が心地よく後半は一気に読み終えた。
    タイトル作と「偽物」の二作が絶品。

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    2026年05月20日
  • 斜め45度の処世術

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    うんうんと首肯しっぱなし。
    共感することばかりでさして捻くれてるとも思わなかった。ただ、それらは社会人として表に出すとまずい気がして隠してること達だったから、あーこれは捻くれてる判定をされちゃうのか、まぁそうか……という気持ちになった。
    いやでも、やっぱり私は捻くれてないし、社会の方が無神経だし捻くれてる可能性も微レ存(死語)

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    2026年05月20日