小川哲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「小説とはやり直しのできる飲み会である」という表現で小川哲さんを好きになった笑。
小川哲さんの本はまだ読んだことがなかったけど、本書を読んで小川哲さんの小説を是非読みたいと思った!
私が小説を好きなのは、これは私の話だ…!と思ってしまうところだと思っていたので、それは作者がある体験とか事実を抽象化して個別化しているのか〜ととても腑に落ちた。
また、自分が言いたい主張ではなく、自分が考えたい問いを見つけて書き始めて、その過程で偶然を拾い上げる、という話は目から鱗だった。
小川さんの、自分の信念を貫きすぎるでもなく世間に迎合するでもなく分析と試行錯誤をし続けていることにとても好感を抱いた。 -
Posted by ブクログ
氏の作品は数作しか読んでなかったけど、何か惹かれるものがあり今作も手に取った。
始め本人と思われる人物が登場し、これエッセイかと思ってた。しかし途中から、あれこれ実話?じゃないんじゃないかとなり、占い師、片桐、漫画家が出てきてドンドンハマってしまった。
しかしこんな奇人ばかり世の中にいるか?と思いつつも、まあ自分の世界が狭いだけでおかしな?人間はいるもんだろう。
でも他人から見た自分もこの人らと同じなのかも、とか俯瞰的にみる必要も考えさせられる。
とにかく氏を巡る生活がとても面白く、本人にしてみれば平常なのだろうが小川哲さんという人物にとても興味がわいた。 -
Posted by ブクログ
小説を書く時こんなことを考えているんだ、というのがロジカルな説明で分かりやすかった。小説家という自分にとっては遠い存在が少し近く感じた。
最近、三宅香帆の『考察する若者たち』を読んだばかりだったので、続けて読んだことで感じたことがいくつかあった。
⬛︎私たち読者が作者の頭の中を考える(考察する)のと同じくらい、作者も読者の頭の中を考えている。
「小説はコミュニケーション」
「小説は作者が何を表現したか、ではなく読者が何を受け取ったか、によって価値が決まる」
⬛︎批評と誤読
「考察する若者たち」の中で出てくる「批評」は、本をもとに読者が正解など気にせず自由に考える、という意味だった。「正解 -
Posted by ブクログ
小川哲という人間が気になっているので読んでみた。短編のようになっているのですぐよみ終わった。読み終えて題名通りだな、でもわかるなぁ〜という感想。
そして私の周りにも似たようなひねくれ人種がいるなあと思って笑えた
あけましておめでとうございますと毎年いうのはおかしいとか。ある意味当たり前だと思われてることをおかしいと思える感覚が頭のよさにつながるんだろうな
好きだった一節を最後に記載しておく
「新しくなにかを始める理由なんていつも複雑だし、いろんな偶然が重なるものだ。短い時間で『○○だからです』と答えられる時ほど、自分の人生を捏造しているのではないかと心配したほうがいい。しかし、そんな前提を深 -
Posted by ブクログ
小川哲さん、小説家になるための「受験勉強」として、東大時代に岩波文庫を全部読んだという逸話が面白くて、何かと言動に注目してしまう。このエッセイ、そんな小川さんの心の中を覗いた気分になれる。
「運動神経」があるなら「メンタル神経」という言葉も作ってしまおうと小川さんが定義…
「何か失礼なことをされて頭に来た時、感情のまま行動することが今後何を引き起こすのかを一度冷静に考え、どうすべきかを検討し、最善の行動を選ぶ。誰かの話を聞いて何か釈然としない印象を抱いたとき、何に釈然としていないのか、自分の不理解をそのままにしていいのか、といったことを検討して、気持ちを相手に正確に伝える。そういった能力が