小川哲のレビュー一覧

  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    面白い。
    小川哲氏の捻くれた拗らせ具合が全面に溢れ、思いもつかない着地点に誘導されてしまう楽しさがあった。
    思わず稲妻を調べてしまった自分に、本作の吸引力を感じてしまった。

    0
    2026年05月10日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    小川哲の初エッセイ。

    エッセイというと、ダラダラした日記風味な読み物が多いけれど、さすが小川哲。思考実験の塊みたいなエッセイで楽しい。高校や大学の友達たちとの雑談を思い出す。なんというか、くだらないことを永遠に考えているのが彼らの特徴だ。くだらないんだけどさ、と言いながら、会話は終わらない。

    私は小川哲さんが大好きで、小説にはもちろん好き嫌いもあれば何言ってんだかわからない作品もあるのだけど、そういう小説のなかでも主人公がダラダラ考えているシーンはなかなか良い。

    ひねくれ者という自覚があるのは素晴らしい。人間は考える葦であるのだ。くだらないことドシドシ考えようぜ。

    0
    2026年05月08日
  • 言語化するための小説思考

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とあるYoutubeを見て、小川哲さんの思考が気になり読みました。笑

    小説を書く際に考えていることを、ここまで一般人にもわかるように解説してもらえるなんて、、、うっかり小説書けちゃいそうな気になってしまいます。困るー笑笑

    おもしろいと判断する基準について、読者それぞれに法律があって、それが一致する、もしくは近い作家さんを探し当てることができれば、おもしろい作品に出会いやすくなる(ニュアンス)という件が非常に腑に落ちたところです。

    普段読みながら「ないわー」と思ったり「都合が良すぎるー」って思ってしまうのは、その物語がおもしろくないからではなく、自分の小説法を違反してるからなんだなと納得し

    0
    2026年05月06日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エッセイは小説に比べてカロリー少なく、楽しむことができるから、読書疲れの時に良いです。

    このエッセイもページの上下に大きなスペースがあり、160ページほどの作品だが、実態としては100ページもあったのかと言えるほど、あっさりと読むことができる。

    好き嫌いは言語化しない方がいい
    無理やりで言語化するとそれが本当に思っていたかどうかわからないようなこと。でも、それが真実になってしまう。自然に言葉が出てくるようになるまでは無理に言語化しなくていいのでは?

    人間関係に悩むのは傲慢である
    人間関係で気をつけているのは相手のことを嫌いにならないという一点だけだ。他人の感情はコントロールできないが、自

    0
    2026年05月03日
  • 言語化するための小説思考

    Posted by ブクログ

    最初から最後までずっと面白い。

    小説を書いたり読んだりする時の考え方を真面目に語っているんだけど、ブラックユーモアを交えた尖った角度からの考察が笑える。そしてすごく腑に落ちるし、参考になる。

    チープなテーマでも読者をうならせるストーリーを考えることもできるんだというのがよくわかった。

    0
    2026年05月03日
  • 言語化するための小説思考

    Posted by ブクログ

    人の思考回路をここまで論理立てて書いてある本を読んだことがたぶんなくて、まるで他人の頭の中を覗き込んでいるようなきもちになった。

    0
    2026年05月01日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    著者の社会とは斜め45度にズレた視点から語られるエッセイ。常に物事をメタに考え、ある意味で達観しているその視点は一般的な印象からも超越したひねくれを痛快に感じさせてくれた。

    0
    2026年04月28日
  • 君が手にするはずだった黄金について

    Posted by ブクログ

    創作物の価値について、クリエイティブへの憧れについて、みんながごまかしているところを鋭くついてて面白かった

    0
    2026年04月26日
  • 火星の女王

    Posted by ブクログ

    『火星の女王』は、もともとドラマ化を前提に書かれた作品だと作者インタビューで知り、物語の構成や展開のテンポに納得がいった。

    私はNetflixでドラマ版を先に視聴してから原作を読んだため、登場人物やテクノロジーの名称に戸惑うことなく、スムーズに物語の世界に入り込むことができた。映像のイメージがすでに頭にあったことで、むしろ細かな描写や心理描写に集中できたように思う。

    火星で生活することの過酷さや制約がリアルに描かれており、その中で生きる人々の人間味が強く印象に残った。また、地球と火星という物理的に大きく隔たれた距離というのが絶妙で、それを逆手に取った作戦には、独特の緊張感とワクワク感があり

    0
    2026年04月25日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    エッセイとして、最高に面白かった。作家さんや研究者のエッセイが好きなんだけど、そのなぜ好きかの部分が凝縮した感じ。はじめにとあとがきも最高。ちょうどこれを読んだ時期むしゃくゃしていて、もう子供っぽく振る舞ってやろうと自暴自棄になっていたけど、それは違うなと冷静になれたので生活上でもとても助かりました。
    サクリと読めるのでそこもよき。

    0
    2026年04月24日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    どのお話もおもしろい。意外な発想に感心したり共感したり腹を抱えて笑ったり。なんておもしろいエッセイなんだ!小川さんの適度に捻くれた考え方がとても良い。『たとえ話の精度を上げる前提条件』を読むと小川さんがどれだけ計算して文章を書いているかが分かる。そして私はそれにまんまと乗せられています。最高!

    0
    2026年04月23日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    笑ってしまうような文面が多くてあっという間に読んでました。小川さんの書籍を読むのは初めてでしたが、いい意味で捻くれ者なのが伝わってきて面白かった。似た考えの部分も多々あって私も捻くれ者かも?
    「おわりに」が、よくある後書きではなくて最後の最後まで笑わせてもらいました。

    0
    2026年04月19日
  • 君が手にするはずだった黄金について

    Posted by ブクログ

    あまりにも良かった。
    まず、個人的には帯と小説の中身は180度印象が違った。
    本屋で何度も見かけていたけど、帯の販促文言が唆られず、その度に見送ったがもっと早くに読めば良かった…と思うほど魅力的だった。
    どの話も刺さったけど、個人的には『三月十日』だけでもかなり満足度が高い。どの話も変に煽ったり感情的ではなし、淡々としている中に論理的かつ人間味があって、好きな言い回しも多く面白かった。

    0
    2026年04月18日
  • 地図と拳 下

    Posted by ブクログ

    かなり調べているなと思いました。
    登場人物が多い割にキャラが立っているのと入場退場のタイミングが良いので混乱少なく読めました。
    この辺りは作者の力量でしょう。

    0
    2026年04月18日
  • 君が手にするはずだった黄金について

    Posted by ブクログ

    主人公が知性的かつ内省的で魅力的だった。「真贋」が本作のテーマだと思われる。「私」とは一体誰なのだろうか?読後、壮大な哲学的問いが私を頭から足先まで包み込んで離さなかった。

    0
    2026年04月15日
  • 火星の女王

    Posted by ブクログ

    人類が火星に進出し、そして撤退が検討されているような未来のお話。生物学者リキ・カワナベが未知の生物?を発見をきっかけに、地球への旅行を夢見る盲目の少女リリ-E1102とその周りの人々が織りなす人物模様。

    SF小説と言うよりは特殊環境の事件ものだと思いました。無難に面白かったです。気になった点と言えば、設定にISDAという組織がて出てくるがどんな規模なのか、どういった目的なのかがよく分からないのでちょっともったいない。

    あと事件が起きるわけだが舞台に対して小ぶりなのでスケールが小さく見える。こんなもん?となりました。

    印書的なのは光の速度の扱い。宇宙を舞台にすると『光』は遅いんですね。この

    0
    2026年04月14日
  • 火星の女王

    Posted by ブクログ

    ディスク・マイナーズはオアシスをイメージしてみた。ドラマ面白そうと思いつつまだ観られていない。どうやら小説と違うようなので観なきゃ!

    0
    2026年04月03日
  • ゲームの王国 下

    Posted by ブクログ

    思考力と感受性は両立できるんだなと驚かされた作品。小川哲の文章には新しい価値観をインストールしてくれる力がある。複雑な物事を単純化せず複雑な状態のまま理解させてくれる魔法のような文章。

    0
    2026年03月25日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    読みやすいので、寝る前ひとつお話を読むのにいい
    様様な愛の捉え方があり、作家ごとに色んな観点があって読んでて楽しかった

    0
    2026年03月15日
  • ゲームの王国 下

    Posted by ブクログ

    長年、今まで読んだ中で1番面白かった本はコニーウィルスの航路と言い続けてきたが、ゲームの王国は、航路を読んだ時のようなインパクトがあった(航路に似ている部分もある気がする)
    若い頃に読んでいたら人生観が変わっていたと思う
    本当に素晴らしい小説でした

    0
    2026年03月15日