小川哲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小川哲の初エッセイ。
エッセイというと、ダラダラした日記風味な読み物が多いけれど、さすが小川哲。思考実験の塊みたいなエッセイで楽しい。高校や大学の友達たちとの雑談を思い出す。なんというか、くだらないことを永遠に考えているのが彼らの特徴だ。くだらないんだけどさ、と言いながら、会話は終わらない。
私は小川哲さんが大好きで、小説にはもちろん好き嫌いもあれば何言ってんだかわからない作品もあるのだけど、そういう小説のなかでも主人公がダラダラ考えているシーンはなかなか良い。
ひねくれ者という自覚があるのは素晴らしい。人間は考える葦であるのだ。くだらないことドシドシ考えようぜ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとあるYoutubeを見て、小川哲さんの思考が気になり読みました。笑
小説を書く際に考えていることを、ここまで一般人にもわかるように解説してもらえるなんて、、、うっかり小説書けちゃいそうな気になってしまいます。困るー笑笑
おもしろいと判断する基準について、読者それぞれに法律があって、それが一致する、もしくは近い作家さんを探し当てることができれば、おもしろい作品に出会いやすくなる(ニュアンス)という件が非常に腑に落ちたところです。
普段読みながら「ないわー」と思ったり「都合が良すぎるー」って思ってしまうのは、その物語がおもしろくないからではなく、自分の小説法を違反してるからなんだなと納得し -
Posted by ブクログ
ネタバレエッセイは小説に比べてカロリー少なく、楽しむことができるから、読書疲れの時に良いです。
このエッセイもページの上下に大きなスペースがあり、160ページほどの作品だが、実態としては100ページもあったのかと言えるほど、あっさりと読むことができる。
好き嫌いは言語化しない方がいい
無理やりで言語化するとそれが本当に思っていたかどうかわからないようなこと。でも、それが真実になってしまう。自然に言葉が出てくるようになるまでは無理に言語化しなくていいのでは?
人間関係に悩むのは傲慢である
人間関係で気をつけているのは相手のことを嫌いにならないという一点だけだ。他人の感情はコントロールできないが、自 -
Posted by ブクログ
『火星の女王』は、もともとドラマ化を前提に書かれた作品だと作者インタビューで知り、物語の構成や展開のテンポに納得がいった。
私はNetflixでドラマ版を先に視聴してから原作を読んだため、登場人物やテクノロジーの名称に戸惑うことなく、スムーズに物語の世界に入り込むことができた。映像のイメージがすでに頭にあったことで、むしろ細かな描写や心理描写に集中できたように思う。
火星で生活することの過酷さや制約がリアルに描かれており、その中で生きる人々の人間味が強く印象に残った。また、地球と火星という物理的に大きく隔たれた距離というのが絶妙で、それを逆手に取った作戦には、独特の緊張感とワクワク感があり -
Posted by ブクログ
人類が火星に進出し、そして撤退が検討されているような未来のお話。生物学者リキ・カワナベが未知の生物?を発見をきっかけに、地球への旅行を夢見る盲目の少女リリ-E1102とその周りの人々が織りなす人物模様。
SF小説と言うよりは特殊環境の事件ものだと思いました。無難に面白かったです。気になった点と言えば、設定にISDAという組織がて出てくるがどんな規模なのか、どういった目的なのかがよく分からないのでちょっともったいない。
あと事件が起きるわけだが舞台に対して小ぶりなのでスケールが小さく見える。こんなもん?となりました。
印書的なのは光の速度の扱い。宇宙を舞台にすると『光』は遅いんですね。この