小川哲のレビュー一覧

  • 火星の女王

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    タイトルを見て読みたいと思っていた作品。
    後日、ドラマ化するとのことで急いで読み始める。
    中身としてはSF初心者にも優しい作品。
    4人の登場人物の視点で描かれるが、時系列や回想シーンなどしっかりと描写されていて分かりやすかった。
    面白い作品なのでSF作品として、ヒューマンドラマとして読むのがおすすめ。

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    2025年11月26日
  • 君のクイズ

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    面白かった。一気に読めた。クイズバトルにおける「0文字解答」とその理由を丁寧に追っていく爽快感のある小説。人に勧めたくなる名著。実際に人に勧めた。

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    2025年11月24日
  • 君のクイズ

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    悲しかったことも、面白かったこと一晩経つと忘れてしまうタイプなのだけれども、これからは自分の人生の、日々のかけらを大切にしようと思えた。

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    2025年11月24日
  • 地図と拳 下

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    大作すぎる
    天才?
    ずっと飽きないし、面白いし
    こんな言葉しか出なくて情けないが
    本当に素晴らしい

    戦争、歴史についてもっと知りたくなった
    登場人物が多くてこんがらがるが、読み進められる
    ずっと意表をつかれるのすごいわ

    実際にこんなだったのかな

    満州鉄道の話は興味深い個人的に
    中国の歴史知りたいー

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    2025年11月23日
  • 言語化するための小説思考

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    小川さんの頭の中を垣間見る事ができ、
    とても面白かった。抽象化と個別化の考え方や、
    情報の圧縮という手段に言語があり、
    どういう順番で配置し、どの言葉を選ぶか。
    自分の認知を「話」という形式に落とし込む
    方法は、小説に限らず、文章を書くこと全般や、プレゼン、営業等、ビジネスのあらゆる場面で
    役立つ方法で、それを言語化している小川さんは、流石だなと思った。


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    2025年11月23日
  • ゲームの王国 上

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    SFということになってますが前半はひたすらポル・ポト時代のカンボジアの話で、空想はともかく科学はあんまり出てこないです。下巻でちゃんとSFになるのでご安心を。
    時代背景的にもご想像がつくと思いますが、残酷描写は多めです。ご注意ください。

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    2025年11月22日
  • 君のクイズ

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    クイズ番組に出てる人は皆超人で自分とは住んでる世界が違うのだと思っていた。
    クイズが競技っていう感覚が新鮮で、テレビ番組となるとやっぱり撮れ高が重要で視聴率を上げるために工夫がされているんだなと思った。
    自分が全く知らない世界に入り込んだ気がして面白かった

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    2025年11月19日
  • 言語化するための小説思考

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    つい先日、時間もあるし小説を書いてみよう!と思い立った。PCを開いて、想像を巡らせて、自分の経験や知識に基づいたシナリオを思いついて、さてどのように書き始めるか。。。で、一行も進まず断念。
    小説って難しすぎる。。

    と、ど素人ながらに実感した経験もあったところ、本書を見つけ購入。

    小説を書くことの難しさを(おこがましくも)体験したうえで、小説家の思考をのぞかせてもらうと、なるほどなぁ〜と(おこがましくも)勉強になる点がたくさんあった。

    本書の内容からは書き手の思考を学べるというのはもちろんのこと、一方で読者側が小説に面白みを見出すための思考方法が散りばめられていて、新しい視点をゲットできる

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    2025年11月18日
  • 地図と拳 上

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    小川哲の直木賞受賞作。

    満州というかつて様々な国の思惑が重なった地図に、様々な背景の人間が心を描く群像劇。

    全部読み終えた今、高木が小刀を頑なに手放さなかったのは何故だろうと考えてみる。小刀が指す意味は『拳』であり、つまり戦争である。高木は葛藤の末、その拳を手放さなかった故に細川が命の危険に陥るものの、細川はその拳を回収することに成功する。
    この物語において、戦争は決して肯定されるものではないが、その拳がなければ高木が決死の戦線に向かって死線を守ったように、今がこの形で存在していたかはわからない。戦争において、拳は必ず必要なものなのだ。
    しばらくして、その細川によりオケアノスの意味を持つ名

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    2025年11月17日
  • 君のクイズ

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    「クイズ」の知識がなかったから色々なことが新鮮だった。確定ポイントとか。
    ラストはちょっと苦い気持ちになったけど、もし中高時代にこれを読んでてクイズ研究会がある学校に行ってたらクイズやってたかもな
    ってくらいクイズの面白さが伝わってきた。

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    2025年11月16日
  • GOAT

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    GOAT創刊号!

    小説、詩、短歌、エッセイ、哲学。
    ジャンルも国境も超えて、かつてない文芸誌、ここに爆誕!!!

    あ〜面白かった〜!!
    買ってからずっと置いたままだったけど、第2巻も出たことだしと思って 読み始めたらめちゃくちゃ面白かった!

    たくさんの著名な作家さん達が こぞって名を連ね、"愛"をテーマに ほとんどが読み切りで書かれている。
    対談はスルーしちゃいましたが、それ以外はほぼ読んだけど ハズレなかったな〜!
    たった510円で(ゴートにちなんでの510円) こんなに盛りだくさん!
    紙は再生紙を利用してるけど、味があるしカラフルで可愛い♡
    読み切りだったのが

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    2025年11月14日
  • 地図と拳 上

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    初めは少しごちゃごちゃするけど、後半からスピード感がすごい。人物たちがどんどん動く。
    下巻が読みたくなる。

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    2025年11月14日
  • 君のクイズ

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    昔はクイズ番組を見ることもあったが、確かに一時期から「やたら高学歴な人たちが出てきているなぁ」という印象があり「あの人たち、そのままクイズを仕事にしてるんだ。需要そんなにあるんだ」という感想を持ったことを思い出す。

    クイズそのものを目的にする人と、クイズを手段にする人と。
    主人公はそれでも色々なことを自分の糧にして生きていけているところが強い。

    漫画になったり映画になったりするようだけど、主人公が頭の中で考えていることがかなりの部分を占めている本作をどのように映像にするのか。気になるところ。

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    2025年11月12日
  • 火星の女王

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    ★5 火星での新発見をきっかけに、地球の関係に歪が生じ… 創造性豊かな火星SF小説 #火星の女王

    ■あらすじ
    地球から火星への移住、生活が実現している近未来。火星で研究をしている生物学者のリキ・カワナベは、地底湖でスピラミンとい物質の構造変化を発見する。新しい可能性がある発見とされ、世界を揺るがし始めていた。

    一方、火星で生まれ育ったリリは、地球への憧れをもちながら重力の訓練を行っていた。まもなく地球への出発のため船に登場するリリだったが、トラブルに巻き込まれてしまう…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい!★5 地球から最も近い惑星ながら、人間にとってはあまりに遠すぎる火星。そんな火

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    2025年11月11日
  • 嘘と正典

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    SFの基本のキと言っても決して過言ではないだろう時間に関するSFがぎゅっと詰まった一冊。僕は、ムジカ・ムンダーナが一番気に入りました。
    四次元HIP-HOPばり収録全作が面白い短編集でした。

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    2025年11月11日
  • 言語化するための小説思考

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    SNSで流れてきた本書のWeb記事(なのかな)があまりにもよかったので、普段この手の本は読まないにも関わらず読んでみたら、面白くてほんとあっという間に読み終えてしまった。

    お気に入りの小説に出会ったとき、ふと、この小説ってどんな風に浮かんで、どうやって生み出したの?なんて考えを巡らせたことは、小説を書きたい人ではなくとも、読書好きならきっと一度や二度はあるはず。そんな疑問に答えてくれる、小説家の頭の中を少しだけ覗き見させてもらえる作品であることはもちろん、小川哲さんの思考プロセス、人間性、物書きとしての姿勢などが伝わってくる一冊でした。

    各トピックについて論じるにあたり、決して頭でっかちに

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    2025年11月10日
  • 言語化するための小説思考

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    芸術創作系の中で、最も知りたかったことが書かれてしまっている名著。
    後半で端的に述べられる、表現活動とは何か?と、それに則った小説の技法は、全クリエイター必読かつ即実践すべき内容の嵐(まったくの異分野な私も、今日から早速活用させて頂いている)。

    それにしても、著者は何者なのか。小説家の書いた本でありながら、「面白い」の古今東西を専門研究する分析哲学者なんでは?と思えるほど、様々な視点から、小説、いや商業クリエイティブも含むあらゆる表現サービスの所要を解体的に露わにして、その本質を浮かび上がらせてくる。
    全くの異分野の人間だが、「ユーザーとは何か?面白いとは何か?」を日々探求しているという意味

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    2025年11月10日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家による小説の書き方教本。実例多くて分かりやすい。書く方はめんどくさかったやろうなぁ。特に巻末の「エデンの園」はオモロい。

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    2025年11月09日
  • 嘘と正典

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    単行本からの再読。SFを基軸にミステリや歴史などのジャンルを横断した作品集。改めて読むと著者のその後の作品に登場する、小説を連綿と続く系譜として位置付ける発想や、実験の失敗から信じ難い真実へと辿り着く合理主義的な科学者などの要素が垣間見られることがわかった。

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    2025年11月08日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    なんだこれ!おもしろい!小説なのかエッセイなのか。作品全体の曖昧さと怪しさ、哲学的思考に好奇心を刺激され静かな興奮が止まらない。読むのも止まらない。私の3月10日とアイデンティティは一体···。もう1回言わせて、おもしろい!

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    2025年11月08日