小川哲のレビュー一覧

  • ユートロニカのこちら側

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    登場人物たちの問いが頭をぐるぐるとまわる。なんて哲学的な小説なんだ!
    デビュー作ということで後回しにしてしまっていた小川哲作品だったけれど、圧倒され魅了された。
    名言もいくつか。
    作者はおそらくリベラルであり対話を諦めていないと勝手に信じ込んで(確信に変わった)、今後の作品を心待ちにしています。

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    2026年02月24日
  • 嘘と正典

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    ジャンルを超えて小川哲さんの筆力を感じたとても贅沢な短編集だった。テーマや文体も様々だけどやはり表題作が飛び抜けて面白かった。やはり基準点があってこそ均衡は成り立つのだと。最後の不良も個人的にとても好み。

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    2026年02月23日
  • GOAT

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    これで500円って満足すぎる
    読んだことない作家さんのも読めるし、
    また世界広がります。
    紙質だったりデザインもすごく凝っていて
    読んでて楽しい!

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    2026年02月22日
  • 地図と拳 下

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    上下巻にわたる長編小説ですが、そのボリューム以上の圧倒的な読み応えを感じる作品でした。めちゃくちゃ面白かったです。
    史実とノンフィクションの要素の融合具合や物語全体の仕掛けも見事で、物語として脚色しすぎていない感じがむしろリアルさをもって胸に迫ってくる作品でした。
    登場人物も個性的な人物が多く、特に細川の発言や行動は理知的なのに何故か予想不能で、ストーリーとしての面白さに登場人物の魅力も掛け合わさっていて、全体として違和感のない作品に仕上げてしまう小川さんの精緻な技に感動しました。これを機に小川さんの他の作品も読んでみたいと思います。

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    2026年02月22日
  • ゲームの王国 上

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    自分にとって大当たりの作品。
    作品の舞台は赤色革命の起こった1970年代のカンボジア。
    内容はその血なまぐさい革命の時代に生きる人々の群像劇なのだが、曲者の登場人物が多いそして少し特殊な能力を持っている人もでてくる…厳密に言えば異能をもっているのかは本人にしかわからないし証明できないので、はたから見れば訳が分からん奴に見える…そんな感じ。
    そしてなにより著者の表現力の高さゆえか、または自分との親和性が良いのかわからないが、話がスッと染み込むように入ってきた。

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    2026年02月18日
  • ゲームの王国 下

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    ネタバレ

    前半と後半の時間軸が全く違っていて、その間の話を中としてあったらなお良かったと思う
    ムイタックとソリヤはお互いに意識しあって生きていて同じに日になくなるのは最後の対戦で全てを出し合ったこたで決まっていたことなのかと感じる
    少し話し合えば違った運命になっただろうにお互いのバックグラウンドが話し合うとかじゃなくて背負いすぎる、故にあんな最後になったと感じる
    SFっていうと未来、宇宙の話って感じがしたが、史実を絡めるという新しいSFに出会ったと思う
    ラディーはもっと苦しんでほしい

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    2026年02月14日
  • 嘘と正典

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    面白かった。時間を装置として用いた作品が多く、アイデア・着眼点が面白い作品が多かった。作品ごとに色々な表情を見せてくれる多彩さが筆者の魅力の一つと思うが、短編集である本作においても、その魅力が遺憾なく発揮されていると思う。

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    2026年02月11日
  • 火星の女王

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    NHKのドラマ「火星の女王」を観て面白かったので、原作も読んでみた。ドラマと違っているところもあったが、ドラマとはまた違う展開が面白かった。
    各章に登場人物の名前がついているので、誰の視点で書かれているのかがわかりやすくで話の内容がすーっと入りやすかった。

    人類が火星に移住して40年後の西暦2125年の火星と地球が物語の舞台。後100年くらい経ったら、火星とまではいかなくでも月への移住計画が進んでいるかもしれないなぁと思いながら読み進めた。

    大気のない火星で生きて行く人たちの姿も興味深く描かれている。例えば、
    火星に住む人は、タグと呼ばれる小型のチップを埋め込まれてISDAに管理されている

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    2026年02月09日
  • スメラミシング

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    テーマや設定が魅力的で、もっと読んでいたいと思える短編集だった。
    SFのロマンも感じられるところもあって良かった。

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    2026年02月08日
  • 嘘と正典

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    マルクスとエンゲルスの出会いを止めて共産主義の発生を防ごうとするという発想がとても面白く、タイトルの伏線回収もしっかりしていてとても面白かった。表題以外の短編の題材も面白く、ひとすじの光は特に良かった

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    2026年01月31日
  • 地図と拳 下

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    上巻で、地形の理解に時間をかけたお陰で下巻はスッーーと読めました

    それぞれの視点で描く圧巻の1作

    時間を空けてまた読み直します

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    2026年01月29日
  • 地図と拳 上

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    出てくる地名や川の名前に場所の注釈が無く
    自分の不勉強のつけがとうとう回って来たなと思いながらも
    背表紙に世界地図を描き、地名を調べながらプロットしていく始末(架空の地名も幾つかありました)

    やっているうちに、楽しくなってしまい
    この1冊のプロになってやるというスイッチオン
    知らない単語に丸をつけ、余白に解説を書き込む

    上下と読み切るまでに四日と時間を要しましたが、圧巻の小説でした

    同じ直木賞受賞作品でもある「同志少女よ敵を撃て」でお馴染み、歴史的事件をミクロな視点で描く本作品は、それぞれの正義、視点が描かれており最後まで楽しめました

    また、日露戦争について学び直すきっかけにもなり面白

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    2026年01月29日
  • GOAT

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    書店で衝撃を受けた新たな文芸誌。小説、対談、エッセイ、写真など読書の愉しさを体感させてくれた一冊。作家さんやジャンルなど新たな出会いも嬉しいし、刺激的。次号の「悪」も手元にあるので、とてもたのしみ。

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    2026年01月21日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    語りがとにかく好きだった。
    気に入ったフレーズが多くて満足度が高い。物語に没入するというより語り手の思考に付き合う感じ。

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    2026年01月19日
  • 地図と拳 下

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    神父や孫悟空等、主人公達が、それぞれの思惑の中で、様々な視点や時間から戦争にどう関わっていくのか最後まで夢中になって読み進めてしまった。物語の最後、地図というもののもつ意味について考えさせられ、読み応えのある物語だった

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    2026年01月04日
  • GOAT

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    ふだん読まないようなジャンルや作品や作家に出会うことができてとても良かったです。

    どれも面白かったですが中でも好きだったものは以下です。
    チョンセラン「私たちは愛を失ったことがあるだろうか?」
    小川哲「嘔吐」
    芹沢央「念のため」
    ワクサカソウヘイ「二番目のアイスを教えてください」
    GOAT歌会「軽井沢で愛を詠む」とくに高瀬隼子
    島本理生「愛することを知らない子は」
    冲方丁「終末の愛」
    葉真中顕「五十歳、ロスジェネ、ギバーおぢ」
    チョンヨンス「未来のかけら」
    戸田真琴「かつて私のものだった男の子たち」

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    2026年01月03日
  • 君のクイズ

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    問題を一文字も読み上げていないのに、クイズに正解してしまったのは何故?というシンプルな謎を解いていく。
    ミステリーというよりはクイズのことを深く知れる面白い作品でした。
    昔友達にクイズをしてる人がいたので主人公とその友達を重ねて読みましたが、本当に似ているところがたくさんあり、特にクイズをやっていると恥ずかしくなくなるというのはなるほどな〜と思いました。
    クイズ番組を見る目が変わる作品でした。

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    2025年12月30日
  • GOAT

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    全部読んだ。 特に小川哲さんと市川沙央さんの小説が面白かった。 芦沢央さんのも良かったな。ちょっとお母さん可哀想だけど。 葉真中顕さん『五十歳、ロスジェネ、ギバーおぢ』は叙述トリックみたいになって、ん?となったけど最後一気読みだった。 大木亜希子さん『御伽の国のモアとトト』も好きだった。 そして野﨑まどさん『山羊と七枚』もドグラマグラで笑った。

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    2025年12月24日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    エッセイと小説が交じり合う不思議な読後感。主人公なのか小川さんなのか、ひねくれものの自覚があって親近感がある。実業家なり情報商材なりスピリチュアルなり、虚業と見なされやすい職業や人物の炎上等を通して、自身の職業である小説家そのものが嘘や偽の要素によって成り立つことを実感している。プロローグにもあった、小説家に必要なのは天の邪鬼でみんなが素通りできるところをいちいち立ち止まる愚図な部分と言っていたのが物語全体の伏線となっていて納得観もある。小川哲さん初めて読んだけど作家性がかなり好きかも。

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    2025年12月23日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    自伝的小説。
    この後言語化の本読むと印象変わりそう。
    占い師に対する心のツッコミガンマ線は吹き出しそうになった

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    2025年12月19日