小川哲のレビュー一覧

  • 言語化するための小説思考

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    小節の書き方の本だと思い、手に取ってみたがこのタイミングで読んでよかった。

    他人に読まれることを前提とした文章はその価値を決めるのは他者である。
    小説は他社が何を表現したかではなく、読者が何を受け取ったかという受け手の視点を重視することか鍵となる。

    大学院のレポート作成でもcoherentであることとアセスメントに書かれているが、「前提条件をもたない誰かがそのビジネスプランを読んで理解できるか」という視点を改めて考えることにもなった。
    加えて、仕事においても図や表を使用して、前提知識のない人にいかにわかりやすく伝えるかというのを改めて意識するきっかけになった。

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    2026年03月22日
  • 言語化するための小説思考

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    現役バリバリ作家が小説に対しての立ち位置を解説しているのがとても面白い。特に、「小説国の法律について」が、文筆業を生業としていることの矜持と覚悟が感じられて興味深いかった。

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    2026年03月22日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家が小説を書くときに何を考えているかを解説した本。自分の脳内にあるものを他者にどう伝えるかが考え抜かれた一冊。
    小説を書くことは実に難しい。作者は自分自身の価値観しか持っていないのに、小説の価値を決めるのは赤の他人だからである。経験、環境、知識、全てが異なる人に届く文章を端的に書くことが求められる。これはビジネスの世界でも共通のことだと感じた。
    究極の「面白い小説」とは、読み手全員が自分に向けられたものだと感じる本である。それを模索する小説家の心境も吐露されていて、これからより多くの視点で小説を楽しめそう。

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    2026年03月22日
  • 火星の女王

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    さすが小川哲。色んな文章がちゃんと描ける彼の真骨頂はSFだと感じる。光が遅すぎる、というパンチラインに物語性を持たせて世界を構築するその筆力。素晴らしかった。のだが、やはりもっと死ぬほど長編を読みたい。そもそもコンセプチュアルな作品なので、そういうものではないのだが

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    2026年03月21日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    小説家の観点から言語化や小説を見たもので、個人的にはとても読みやすくて面白く、また自分も言語化していきたいと思わず心動かされた(まだ読みかけだが)。
    内容に沿って、よくよく考えればこの手法の小説好きかもとか、たしかにそうだな、と納得しながらするすると半分まで読み進めてしまった。薄めの本とはいえ我ながらよく集中できたなと思う。それだけ面白いと感じているからかもしれない。
    書き手にとって小説は一種の読み手とのコミュニケーション。いろいろな駆け引きがあったり、見ず知らず赤の他人の読み手に野暮なくできるだけ意図の通りに伝わるように、というのにはたしかにと頷けた。
    様々な書き方はあると思うが、そこだけは

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    2026年03月21日
  • 言語化するための小説思考

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    言語化力を強化したくて題名に惹かれて読み始めた1冊。
    想像とは全く異なる作品だったものの、作者の小説に対する思想が分かりやすく記されていて面白かった。

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    2026年03月20日
  • ユートロニカのこちら側

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    近未来のディストピア小説で設定・世界観・テーマにした纏わるエピソード展開や知的で洗練された文章がとても良かった。どこか入り込めなかったのは狂気と変態的な部分までもを知的に描いたから?それでも十二分に面白かったを

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    2026年03月19日
  • 君のクイズ

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    答えよりもそこに行き着くまでの過程がメインの作品。小川哲さんは普通より深く深く1つの物事を追求していくので、思考がとても興味深くて面白い。

    印象に残った場面は、『自分が恐れている場所が「熊の場所」克服するためには自らそこに戻らないといけない』という内容。恐怖を記憶に残さないためには、自分が行動しなければと思わされた。

    この作品を読んで、クイズの強さは知識量ではなく、クイズという競技に強い人が最強ということを知った。これまであまり観てこなかったけど、クイズ番組が無性にみたくなった。

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    2026年03月17日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    物語の随所にクイズの知識が挟まれていて、読み進めるだけで知らなかったことに触れられるのが純粋に良かった。内容で印象に残っているのは「あらゆる競技が人間を不可逆に変える」という一文だ。誰かに笑われようと何でもやってみるに越したことはないというのはその通りだなと思った。

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    2026年03月16日
  • 火星の女王

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    一方通行の通信でも10分かかる火星と地球でも対話のために兵器にも使える新物質をそちらに使うことにしたのに一瞬で会話できる地球の人たちが分断とかしてる場合じゃないよねっていう話だったのかな

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    2026年03月17日
  • 君のクイズ

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    ずっとスラムドッグ・ミリオネアだなと思って読んでいたけど、最後にそれが清々しく裏切られたのが面白かったです。小説の形式でクイズの基本を学ぶみたいな感じの作品ですね。

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    2026年03月14日
  • 言語化するための小説思考

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    小川さんの頭の中を少し覗かせてもらっているような、不思議で面白い読書体験でした。
    後半では短編小説が文章として現れます。
    読む側の私には想像できない作家さんの思考を垣間見ることができて、とても興味深く感じました。

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    2026年03月14日
  • 言語化するための小説思考

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    著者が()を使って、自分の考えを誤解なく読者に伝えようとする姿勢がすごく好きだった。自分も同じなので。
    「」もかなり多用されていて、言語を正しく定義して使おうという意図も見えた。(勝手に俺がそう感じているだけかもしれないが)


    「小説」を書くというのはどういうことか?「何を書く」のか?「どう書く」のか?
    これに真っ直ぐな言葉で答えてくれていて読み応えがあった。


    「小説は「作者が何を表現したか」ではなく「読者が何を受け取ったか」によって価値が決まる。〔…〕小説でなければならなかったのか?本気で小説を探そうとしているか?」P155

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    2026年03月14日
  • 火星の女王

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    NHKのドラマを先に見ていたので、登場人物は把握できた。お陰であたまの中でイメージできたのでわかりやすく読めた。ストーリーはちょっと違っていて驚く。

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    2026年03月14日
  • 君のクイズ

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    去年からQuiz Knockの動画にハマり、日々更新を楽しみにしているので気になっていた作品。

    問題が出る、回答する、判定が出る。この数十秒間のクイズプレイヤーの脳内がのぞくことができる。改めてその思考力に衝撃をうけた。
    Quiz Knockの動画で彼らのすごさは感じてはいたけど、こうして情報処理の過程を見せつけられるととても人間業とは思えない。
    魔法使いではない、と言っていたけど、それが努力に裏打ちされてるからある意味魔法使いよりすごい。

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    2026年03月14日
  • 君のクイズ

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    タイトル通り、徹頭徹尾「クイズ」の話だとは思わなかった!比喩じゃないんだ。遠い昔、「高校生クイズ」に出場したことを思い出した(予選で敗退したが)。クイズ王って超人的な知識と記憶力のある人しかなれないものだと思っていたが、たとえば「烏龍茶重合ポリフェノールの略称は?」という問題の答え「OTPP」の覚え方について、「PDCAみたいだな→PPAPとも似てるな→OTはOolong Teaの頭文字だな→次のPはポリフェノールのPだな」ということまで考えられれば、その時考えたことを思い出せればOTPPまで思い出せる、という記憶のテクニックや、「確定押し」「読ませ押し」といった早押しのテクニックがあることを

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    2026年03月13日
  • 火星の女王

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    火星に進出を果たした未来において、火星で見つかった謎の物質を中心に地球と火星の政治的対立を描いた小説。
    LINE謎解きやNHKドラマとタイアップした作品。事前に他のメディアで本作の背景知識を持っている場合は非常に読みやすく、他のメディアで出てきていた登場人物が動き、話している様子を見ることが出来て面白いと思う。
    丁寧な背景説明と状況描写は良かったが、ストーリーの展開は新規生があるとは思わなかった。淡々と物事が進行していく感じ。

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    2026年03月13日
  • 言語化するための小説思考

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    小説を書くために小川哲さんがやっていることがユーモラスに書かれていた
    私にとって小説は、自分で書くものじゃなくて読んで楽しむものだが、こういうことを知っておくとより深く楽しめそうだ
    小説はコミュニケーションだったのか
    小説”エデンの東”が不特定多数の読者のことを考えて改稿を重ねて出来上がっていく様子がとても面白かった

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    2026年03月11日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家個人の構成の違い、文体、時間軸等細かな違いがわかるようになった気がする。いわゆるメタ考察ができるようになるかも。
    だから、自分が好きな小説、嫌いな小説を言語化してより分析できるようになると思う。
    あたらめて、どんな小説家もめちゃくちゃ凄いなと実感した。

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    2026年03月11日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家が小説について書いた一冊。
    一読者に過ぎない自分としては、そういう考えで作られているものなのか、と思うことが沢山ありました。
    『あらゆる表現活動は、「ある人間の認知」をなんらかの手段で圧縮したものだ。何を圧縮したか。そしてどう圧縮したか。その二つの質によって、表現の質が決まる。』という一文は膝を打ちました。自分も文章を書く時は質を上げれるように意識したいと思います。

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    2026年03月11日