【感想・ネタバレ】言語化するための小説思考のレビュー

あらすじ

その文章、「自分のため」に書いていませんか?

「伝える」ではない、「伝わる」言葉を、文章を生み出すために、小説家はいつも何を考えているのかーー?

『ゲームの王国』『地図と拳』『君のクイズ』『火星の女王』
祝デビュー10周年! 時代を席巻する直木賞作家・小川哲が、「執筆時の思考の過程(=企業秘密)」をおしみなく開陳!
どうやって自分の脳内にあるものを言語化するかを言語化した、目からウロコの思考術!
☆☆☆小説の改稿をめぐる短編「エデンの東」も収録☆☆☆


小説ーーそれは、作者と読者のコミュニケーション。
誰が読むのかを理解すること。相手があなたのことを知らないという前提に立つこと。
抽象化と個別化、情報の順番、「どこに連れていくか」を明らかにする……etc.
小説家が実践する、「技術」ではない、「考え方」の解体新書。


この本を読んだからといって、「小説の書き方」がわかるわけではない。小説家が小説について考えてきたことを人生にどう活かすか、あなた自身で見つけてくれれば言うことはない。ーー小川 哲

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Posted by ブクログ

小説家がどのように物語を編み上げていくのか、その手の内をここまで詳らかに書いてくれるとは本当にありがたい。単なる文章の書き方だけでなく、書く順番や物語が進んでいく方向、そして筆者がどのような立場で物語と向き合っているのかといった核心にまで触れられている。この本を読んでいると、小説の世界はもちろんのこと、映画やドラマ、さらには自分の何気ない日常までもを、思わず物語的な視点で捉え直してしまう。
​また、小説とは読者との対話であり、読者が面白いと思う作品をいかに構築していくかというプロセスが、実際の作品を用いて丁寧に紐解かれている。それはまるで、手品師が鮮やかな手品の種を一つひとつ明かしていくかのようで、小説家の思考がここまで徹底して言語化されていることに驚きを禁じ得ない。世界の見方そのものを更新してくれるような、深い納得感のある一冊だった。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

本書のことは、ゲンロンのイベントで便所サンダルの話を聞いて知った。

最近はAIが生成した「意図のない文章」を読む機会が増えた。自分が命令してAIに書かせた文章ならまだしも、同僚の謎プロンプトによって生み出された物量だけ多くて何も伝わってこないテキストを解読しているとき、言い表せない虚しさを感じる。

本書で説明される小説観にのっとれば、優れた小説の構成要素には「象徴的で影響力の大きな出来事」と「その出来事の伏線」しか存在しない。空間をどう立ち上がらせるかの設計に従って、書かれる情報の順番が丁寧にコントロールされる。無限に生成されるAI生成テキストで食傷気味になった自分には、そんな意図に満ちた面白い文章が小説の世界に日々たくさん生み出されていることが、希望に思えた。

Claude Codeに渡すプロンプトやコンテキストを丁寧に調整すれば、生成される文章はもっと読みやすくなるかもしれない。ただ、そこにある意図をどんなに読み解こうとしても、その文章の裏には自分と同じ身体を持った人間はいない。自分は10年後になっても、きっと人間が歌う歌を聴くし、人間が書いた小説を読むだろう。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

ー 作品の価値を決めるのは他者である。
筆者は小説をコミュニケーションと考えているので、書く、読む以外にも、会話に応用できるヒントがたくさん!自分のための言葉ではなく、相手に伝わる言葉と表現を模索すること。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

小説は書き手が書きたいことを自由に書いて届けていると思っていた。あまりにも単純で安易な考えであったと反省している。あらゆる職業の中でもっとも顧客志向なのではないかと考えを改める。
書き手の書いてみたいことと、読み手のニーズを優れた技術で文章にしていくことは、小説だけではなくあらゆるものづくりの核心であると感じました。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

面白くて一気読みした
小説を書く予定はないが仕事や日常で文章を上手く書くために役立つんじゃと思って読んだ
本書は小説について徹底的に考え抜いて書かれた本だけど、抽象化すれば、文章を書くことにとどまらず創作活動全般に活かせる内容になっている

自分のための文章を削ぎ落とすべしという箇所が、1番目から鱗だった
小説を含む創作活動はいかに自我が強くそれを前面に表現できるかが肝だと思っていたので、、、

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

評価関数と最善手
圧縮された認知を自分ごとにする
全て人間の所業であるから、
普遍的なものを見つけ出す
その始まりは平凡から
そして検証し比較し枠からどんどん外れていきそこに視点がうまれアイデアが生まれてくる。
どんな表現も通ずるものがある本だ

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エッセイ的な要素もある。
分かる分かると頷くとともに、こんな精度で物事を捉えて整理しているのかという驚き。
小川さんの脳内にお邪魔させてもらうことで、自分にも起こりうることを、著者の専門性、主観から垣間見させてもらった感覚。
エッセイとか小説って、認知はしているんだけど、手触り感の無い事象とを橋渡ししてくれるから好き。


小説を書く人は小説が好きだと思う。何かの小説を読んで感動し、自分でも同じような ことがしたい、と願って小説を書きはじめる僕もその一人だ。 とはいえ、小説で得た感動を、小説で表現しようとする行為は間違っている。
実は 「間違っている」という強い言葉を使う自信はないのだけれど、少なくとも僕はそう考え ている。小説の魅力は(というか、あらゆる芸術作品の魅力は、言語に圧縮されたファ イルを読者が脳内で解凍し、「人間の認知」へ、そしてその先の「世界」へ広げていく過程 にあるはずで、小説から作られた小説は解凍したところで他の小説に突きあたってしまう。 題材やテーマ、アイデアで新しさや独自性を見つけることは難しいが、「複雑で豊かだ。

魔をどうやって文章に圧縮するか」という点には、それぞれの作者にしかできないやり方が存在しているはずで、それこそが「作風」と呼ばれているのだと思う。

「○○という作品みたいな表現がしたい」とか「という言葉を使ってみたい」とか。 そういう欲求は、異なる人生を歩んできた個人にしか実現できないはずの「作風  」を組する要因になり得る。「小説には正解がない」と僕が考えるのは、それぞれの作者が自分 の言葉を、自分のやり方を探求していく過程にしか小説は存在しないと思っているからだ。 小説から発生した小説は、小説を超えることができない。いい小説は、小説を超えた先 の何かを与えるはずで、このメカニズムを見つけることが僕にとって「小説を探す』という行為でもある。とはいえ、読者はそれぞれの解凍プログラムを持っているので、 知」と異なるものを喚起する。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

思考術、言語化力、文章術、、、今まで読んできたあらゆるノウハウ本が霞みました。

具体と抽象の行き来が滑らかすぎて、まじで賢いんだなって思った。「伏線」の言語化とかもすごすぎる。

そしてブラジャーの利確めちゃくちゃおもしろかった

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2026年03月09日

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『君のクイズ』が面白かったので、本作を読んだ。想像した以上に面白かった。小説とは何か、を著者の視点で言語化していた。センスと頭の良さを感じた。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

小川さんの小説に対する鋭い考察と、ところどころ挟まれる知的なユーモアで、少し難しい内容ではあるのにとても楽しく読めた。

小説を書くだけでなく、読む上でも知っておきたい内容だった。
実例として、小説の一部を作って解説してくれるから、分かりやすかった。
その実例が面白すぎて、続きを書いて小説として出版してほしいくらいだった。

最後の「エデンの東」もわかりやすいし笑える

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

他人が本に対して、どう捉えているのか
ということに関しては、感想、評論、批評を通じて知ることができるが、
この本は小説をどう創作していくのか
が細かく書かれた一冊
小説家の物事の捉え方、
表現の仕方をほんの少しだけ理解できた気がした。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

「小説法」「評価関数」「抽象化と個別化(の往復)」「情報の順序」「作者と読者の関係性」「内輪の形成」「小説(の展開のさせ方)とは象徴的出来事と、その出来事の伏線しかない」「問いを、書いてしまうこと」「新しい情報が新しい視点」「作品にならずに収蔵された小説的思弁」「小説という形式の中での表現が別表現の劣化になることを防ぐ努力」
どれも1トピックずつ面白かった。読み返し枠に入れたい。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

おもしろいおもしろいおもしろすぎる
初めて新書というものを手に取ってみたけれど、とてもおもしろすぎた
小説について言語化された本を読んだ後にこんなチープな感想で良いのかと思いつつ、本当にただまっすぐに面白かった

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2026年03月08日

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【どうして読もうと思った?】
よく小説を読むが、実は読めていないんじゃないかと思って、読み方を知りたくて手に取った。

【感想は?】
おもしろい!小川さんも小説の書き方を知らないと言っていたり、桃太郎のお話がとんでもなく興味をそそられる冒頭から始まったり。

【印象に残ったことは?】
いらない文章なんてない(私は情景描写をいらないと思っていたのだけど、それにもちゃんと意味がある)

【どんな影響を受けた?】
・本はもう少しゆっくり読もう
・小説には問いがある。それが何かを感じられる読み方をこれからしたい
・小説の読み方を知りたかったけど、読み終わった今では小説を書きたいと思っている。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

小説を題材として、あらゆる物事の考え方を学べる本。小説家志望でない方にもオススメ出来ます。本自体も薄くて文章も読みやすいが、作者の思考を自分の中に落とし込むのには、何回も読み込む必要があると感じました。そして、何回も読み込む(時間をかける)価値のある本だと思います。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

ブラボー!
小川さんの的確な言葉づかいの真髄を知れた。
小川さんの小説は、テーマがいつも凡庸ではないのだけど、いつもわかりやすい。
だからハマる。
クレバーな方だなぁと思っていたけど、この本はまさにその真骨頂だった。
思いを言葉に変換する、そして伝える、少しのユーモアもある。それぞれのチョイスが秀逸
もう天才じゃん。

小説法なんて、めっちゃ面白かった!
私も「ご都合主義」関連法に厳しいのかも…と、過去の自分のコメを思い出しながら認識した。
ご都合主義で収めるくらいなら、オチはつかなくてもいいかも派かも。
ほかの章も面白かったなぁ…
しかも、あれだけ語っておいての「エデンの東」はズルすぎる!
もう…天才じゃん。
「ラウリクースク」、絶対読む。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

読書録「言語化するための小説思考」5

著者 小川哲
出版 講談社

p144より引用
“小説の魅力は(というか、あらゆる芸術作
品の魅力は)、言語に圧縮されたファイルを
読者が脳内で解凍し、「人間の認知」へ、
そしてその先の「世界」へ広げていく過程
にあるはずで、小説から作られた小説は解凍
したところで他の小説に突きあたってしま
う。”

目次より抜粋引用
“小説国の法律について
 小説の「勝利条件」
 「文体」とは何か?
 小説はコミュニケーションである
 「伏線」は存在しない”

 小説家である著者による、小説を書く手法
と考え方等を記した一冊。
雑誌「群像」連載、「小説を探しにいく」
改題新書版。
 各作品における決まりごとと読み手の中
の決まりごとについてから、コミュニケー
ションとしての小説他芸術についてまで、
著者の手法や考え方を惜しみなく記されて
います。

 上記の引用は、小説の感動を小説にする
行為についての著者の考え。
書き手側の思いや考えを、一定の解凍ソフト
で展開出来るようになれば、より大勢に読
んでもらえるようになるのかもしれません。
しかし、答えの出し方を一つにしてしまう
というのは、奥行きと広がりの少ない世界
になりそうです。
 物語によって現生人類は繁栄してきた、
というのが「サピエンス全史」で書かれて
いたように記憶しています。
その物語を作っていたのが昔は宗教家や思想
家で、それらのより圧縮比の高い考えを、
細かく解凍して広めてきたのが、今の芸術
や作家なのかなと思われます。
今後これらをになっていくのが、AIの役割
へと変化するのでしょうかね?
 7項の伏線についての記述は、なんだか
とても腑に落ちます。
最後の文を読むと、著者はいきあたりばっ
たりが上手いのだなと、思ってしまわざる
を得ませんでした。
 11項、「小説の見つけ方」を参考にして
日々を過ごすと、日常をよりドラマチック
に生きられるのでは?それとも、考えすぎて
疲れてしまうのか?
 物を書くにしても読むにしても、あまり
本を読まない人でも、日常により彩りを与
える考え方になれそうな一冊。
一番大事なのは、「書き始めること」そして
「行動すること」なのかと。始めることで、
その他の物事も動き、その中に何かを見つけ
だせるようです。

ーーーーー

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

途中やや難解な記載もあるが、とにかく筆者の言語化の精度が高く、頭の中がクリアになる作品。
読んで良かった

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

小川さんの頭の中を少し覗かせてもらっているような、不思議で面白い読書体験でした。
後半では短編小説が文章として現れます。
読む側の私には想像できない作家さんの思考を垣間見ることができて、とても興味深く感じました。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

著者が()を使って、自分の考えを誤解なく読者に伝えようとする姿勢がすごく好きだった。自分も同じなので。
「」もかなり多用されていて、言語を正しく定義して使おうという意図も見えた。(勝手に俺がそう感じているだけかもしれないが)


「小説」を書くというのはどういうことか?「何を書く」のか?「どう書く」のか?
これに真っ直ぐな言葉で答えてくれていて読み応えがあった。


「小説は「作者が何を表現したか」ではなく「読者が何を受け取ったか」によって価値が決まる。〔…〕小説でなければならなかったのか?本気で小説を探そうとしているか?」P155

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

小説を書くために小川哲さんがやっていることがユーモラスに書かれていた
私にとって小説は、自分で書くものじゃなくて読んで楽しむものだが、こういうことを知っておくとより深く楽しめそうだ
小説はコミュニケーションだったのか
小説”エデンの東”が不特定多数の読者のことを考えて改稿を重ねて出来上がっていく様子がとても面白かった

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

小説家個人の構成の違い、文体、時間軸等細かな違いがわかるようになった気がする。いわゆるメタ考察ができるようになるかも。
だから、自分が好きな小説、嫌いな小説を言語化してより分析できるようになると思う。
あたらめて、どんな小説家もめちゃくちゃ凄いなと実感した。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

小説家が小説について書いた一冊。
一読者に過ぎない自分としては、そういう考えで作られているものなのか、と思うことが沢山ありました。
『あらゆる表現活動は、「ある人間の認知」をなんらかの手段で圧縮したものだ。何を圧縮したか。そしてどう圧縮したか。その二つの質によって、表現の質が決まる。』という一文は膝を打ちました。自分も文章を書く時は質を上げれるように意識したいと思います。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろい
自分のための文章になっていないか
本じゃなくて会話でよくないか
みたいなところは斬新だったし腑に落ちた

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

小説について様々な視点から考察されていて、とても興味深かった。

日常のある些細な出来事を小説まで発展させることは素人にはなかなか真似できるものではなく、著者の技量の凄さに驚いた。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

そう言えば子どもの頃、なりたい職業のひとつに「小説家」というのがあった。
中学、高校の頃には暇つぶしに小説書いたりしてたなぁ。
…と、最近よく思い出すようになっている。
なんなら今年は1本小説書いてみようかな、と思ったり思わなかったり。
そんな時に出会った1冊、
小川哲さんの「言語化するための小説思考」。

小川哲さんは「君のクイズ」しか読んだことないんだけど、めちゃくちゃ面白かったので、他も読んでみたいと思ってアンテナを張っている作家さんのおひとり。小説より先に、思考術の本から手に取ってしまったのは、今の自分の気分にぴったりきたからなのかな。

まえがきからもう面白い。
「君のクイズ」を読んだ時も思ったんだが、
最初の最初から読者の気持ちを捕まえるのが本当にうまい。
今回のまえがきからは、1行目から
「おっ、わたしのことが書いてある気がする…」と思って読ませられた。

そしてこれは章を追うとわかるのだが、こういうのも細かい文章技術とはまた違ったテクニックだ。
まんまと著者の手のひらの上で踊らされている。

全体的に細かい文法上のテクニックとかはほとんどなくて、小川哲さんが普段小説を書く時に心づもりしている内容をエグいくらいの言語化能力で綴っている。
どの章についても、なるほどなー、わかりやすいなー、そういうことかー!…と、納得のいくお話しかでてこない。

たとえば小説の勝利条件について述べている章の前に、読者からその小説が「面白い」とか「面白くない」とかを判断されるそのメカニズム…読者が小説について潜在的に持っている「法律」について書かれた章から始まる。
小説を書こうと思ったら必ず突き当たる障壁についても、真っ向から解体していくその手並みの鋭さたるや。

本当に、シンプルに文章が上手いのと、思考を言語化する能力が半端ない。
そもそも恐ろしいことに、基本的には書いた小説が商業ベースで成功する為の方法論を、本当にあけすけに展開している。企業秘密とかないのかしら。

たぶん誰しもが読んで納得するし、
自分にも出来るんじゃないか、とまかり間違えて錯覚しそうにすらなるが、
では、やってみよう!とするとそう簡単に実践できるような話ではないのだろう。

ただ、商業ベースで成功することもスペシャルなモチベーションにはなるだろうけど、ここに書かれている考え方に基づいて、単純に自分の認知世界を筆に起こしてみたいな、という欲望が湧いた。

まあとりあえず、小川哲さんの他の小説も読んでみよう!

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

小説を書く際の頭の使い方や、考えるポイントを少々シニカルに、エッセイっぽく綴った文章。小説でなくとも、文章を書く際には同じことが言えるのではないか。肩肘を張らず、気楽に読み流せる小説論。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

前に雑誌で読んだ短編が面白かったので、この本も読んでみた。

小説を書く人のための教本ではなく、自分の中で小説の書き方、いい小説とは何かを整理するために書いたものらしい。

印象に残ったのは伏線について。プロットの段階で綿密に決めて作るものだと何となく思っていたら、小川さんの場合は小説を書いている最中に、先に書いたものを伏線として使っていくという順番らしい。(この先小説を書く機会は絶対にないけど)確かに事前に伏線を考えて話の構成を作るよりも、後から伏線にしていく方がやりやすそうと納得。その人のタイプ(計画性があるかないか、細かいことが得意かどうか)によりそうだけど。


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2026年03月14日

Posted by ブクログ

小説を書こうとかは考えたことなかったけど
こういうふうに考えているんだと思った。
自分には難しい部分もあり、また読み返せたら良いです。全文通してサクッと読めた印象。

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

いわゆる文章指南本ではないけれど、「文章がこのように成り立つとき、読み手はこう読む」という思考のプロセスについて整理してくれる
物書きも、書き物を読むのが好きな人も、「確かになぁ」となるトピックがきっとあると思う
文章を書くことは読み手とのコミュニケーションである、という大前提について改めて考えた
書きたい!と、伝えたい!のバランスを取るのは難しい

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2026年03月08日

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