【感想・ネタバレ】言語化するための小説思考のレビュー

あらすじ

その文章、「自分のため」に書いていませんか?

「伝える」ではない、「伝わる」言葉を、文章を生み出すために、小説家はいつも何を考えているのかーー?

『ゲームの王国』『地図と拳』『君のクイズ』『火星の女王』
祝デビュー10周年! 時代を席巻する直木賞作家・小川哲が、「執筆時の思考の過程(=企業秘密)」をおしみなく開陳!
どうやって自分の脳内にあるものを言語化するかを言語化した、目からウロコの思考術!
☆☆☆小説の改稿をめぐる短編「エデンの東」も収録☆☆☆


小説ーーそれは、作者と読者のコミュニケーション。
誰が読むのかを理解すること。相手があなたのことを知らないという前提に立つこと。
抽象化と個別化、情報の順番、「どこに連れていくか」を明らかにする……etc.
小説家が実践する、「技術」ではない、「考え方」の解体新書。


この本を読んだからといって、「小説の書き方」がわかるわけではない。小説家が小説について考えてきたことを人生にどう活かすか、あなた自身で見つけてくれれば言うことはない。ーー小川 哲

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Posted by ブクログ

「小説家に必要なのは、想像力より読者力かもしれない。」

小説家の想像力というと、存在しない世界や人物を生み出す能力を思い浮かべます。しかし本書が強調するのは、顔の見えない読者が何を知っていて、どこまで説明すれば伝わるかを想像する力です。「他者を想像すること」も創作なのだという視点が残りました。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

本と自分の相性について、なぜ合う・合わないがあるか、読みやすい・読みにくいがあるのかが書かれてるのかなと思って買ったが、そこに結論は出なかった。ただ、何かを書くということはモノを作ることであり、自身の経験とも通じるものが多くあった。

アイディアは後から来るべきもので、書いてみたい、考えてみたいこと、その問いが重要であることである点や、アイディアは書いてみて、書いてみて、そのあとに出てくるものだという主張。

そして何よりこの作家は私に合うんだと思う。他にももっと読んでみたいと思う。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

#ヨンデルホン
#言語化するための小説思考 / #小川哲(#講談社)
#ドクリョウ #ヨミオワリ

とてもやさしい。易しく、分かりやすい。文章のお手本。フェイクなファクトも読者を飽きさせないものなのだ、と。どんなことを考え悩み小説を書いているのか消しているのかが著者の頭の中を覗き見しているかのような文章が綴られている。(やるな、「曽根」。笑)

読中メモ:人の思考もまた、リニアなのである。

読中メモ:違法は気持ち悪いが、脱法は気持ち良い。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

「小説」について驚くほどわかりやすく「言語化」されていて、変な感想だけれど、この本自体がするっと読みやすく面白くて、さすが!となった。

作者の物語が読者の物語、つまり私の物語になる。登場人物のひとりが、実は私だったかもしれない。そう思う瞬間が読書の醍醐味。いろんな私を見つけるのが楽しい。人生を重ねると、そこかしこに私がいる。

そんな読書の楽しみを作家さんたちが支えてくれてるんだなあ。

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2026年07月19日

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言語化をスムーズにするメカニズムを小説を題材にして実際に例示しつつ。
読んでると小説を書いてみたくなる。
つまり書いて考えてまた考えてを書き残してみたくなる。
小説にするという目標を通してそれをするのはきっと楽しい。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

小川さんがどんなふうに考えて小説を書いているか分かって、しかもその目の付け所がいわゆる一般的な枠にはまらず、非常に新鮮だった。ちょっと森博嗣さんの考え方にも似ているなあとも。また、序盤の「実際にあったことのように書きつつもフィクションである」という展開のせいで、章を読み進めても「どこまで本当の話なのだろう」と身構えながら読む、エキサイティングな読書体験が得られた。小川さんの小説はほとんど読んだことがないので、近々どれか読んでみたいけれど、どれもボリュームがありそうなので少し気後れしている。

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2026年07月01日

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良いアイデアを出すには良い視力が必要。

リアルとアンリアルをじわじわ行ったり来たりする文体が面白かった。

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2026年08月11日

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 小説を読むことが何故楽しいか身に染みて実感した。小説が会話と同様のコミュニケーションであることは言うまでもない。小説の特徴は、作者が読者に一方的に語り掛けるという構造にあって、それゆえ「誤読」が生じやすい。ここで、「誤読」は作者の物語が読者の物語に転換し、作品が読者の人生と結びつくいて受容されることだと肯定的に定義される。自分はこの「誤読」を楽しんでいたのだと気づいてはっとした。「人間失格」を読んだとき、葉蔵の人間性がどこか自分に当てはまるような気がしてページをめくる手が止まらなかったことを思い出した。コミュニケーションと同様に、話は内輪であるほど面白くて、「これは私の物語だ」は小説を面白くする。
 小説法の考え方も印象的だった。人は小説に於いて何に期待し、何を嫌うかといったように嗜好があって、それは作者にも当てはまる。そのため、どんな名作でもどこか合わないことは往々にしてある。この時、それは小説法が合わないだけに過ぎないと割り切ることが小説を純粋に楽しむコツだと教えてくれた。
 文章を書くことの困難ー作者と読者は赤の他人ーも強調されており、これは読書マラソンのコメントを書く際にも留意したい。読者が何を知っており、何を知らないかに気を配りつつ、正確かつ端的に説明することが如何に大切か再確認した。
 以上の内容は結局、「自分らしさを大切にする」、「他者を鑑みる」という紋切り型のフレーズに終始するのだけれど、改めてこれらを捉えなおしたことに価値があったと感じる。新書とにらめっこする経験も新鮮で脳がリフレッシュされた。

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2026年08月03日

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小説の書き方、小説とはなにかという観点で、この作品は進んでいくけど、言語化・何かを書いてパブリッシュすることは小説であろうと、エッセイであろうと、論文であろうと、ブログであろうと、仕事の報告書であろうと、きっと根底は同じなのだろうなと感じられた。

読者を想定すること、誰に何を伝えたいのかを明確にすること。論理的思考や言語化について書かれたものには、たいてい、そんなことが書いてある。

ただ、小説の場合は、そのメッセージ性がより、抽象化された後に再構築されていく必要性があるのかなーと感じ、それが面白かった。

そして、何より面白いと思ったのは、最後に「エデンの東」を加えることで、
「エデンの東」が伝えたい「小説の書き方」を、前半の論説文が補強している構造。
ようは、「エデンの東」の中盤に登場した「説明しすぎる小説」を、物語を殺さずに、くどくならずに、うまーくやっているのがこの「言語化するための小説思考」なんだと、ここまで読むと気づく。
小川哲さんにしてやられた感じ笑

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2026年07月31日

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小説の書き方を教える指南書というよりは、小川哲さんが小説を書くときに考えていることや言語化するための思考法、「おもしろい小説とは何か」という問いへの考察がまとめられた一冊です。
読み物としてもとてもおもしろく、ぐいぐい引き込まれました。
題材の見つけ方、ストーリーの展開の仕方、読みやすい文体とは‥
小説家にもいろいろな執筆スタイルがあると思いますが、「小川哲さんはこんなふうに小説を書いてるいんだ!」という驚きがありました。
凡人には決して真似できないような、発想と思考。
小説の受け止め方は人それぞれ、それだけに小説は「ある種の言語芸術であるとみなすと」という仮定も、納得。
小説の芸術と商品の視点からのあとがきがおもしろかったです。

これまで小川哲さんの小説は読んだことがなかったのですが、ぜひ読んでみたいと思いました。

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2026年07月29日

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シンプルに面白かった。
私は小説を読むことはできても、絶対に書くことができない。
正解のない「小説とは何か」という疑問と日々葛藤しながら書かれている小説家は本当にすごいと思う。
最後の『エデンの東』も面白い。
本書を読んで、小説の読み方がまた少し変わりそうな気がする。
小川哲也さんの小説を読んでみたいと思った。

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2026年07月28日

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著者は、小説を天才の芸術的営為としてではなく、状況に制限された、読者とのコミュニケーションとして理解、解体していく。そのため、問題は、作者が何を表現したか、ではなく、読者が何を理解したか、なのである。
けっしてわかりやすくはない。しかし、おそらく著者が大学で専攻していた科学哲学の思考様式で書かれた野心的な小説論である。

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2026年07月25日

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圧倒的に読みやすい
12とエデンの東が特に知りたい情報がつめられていたかな
表紙外した状態が好き(デザインと紙質も)
これは手元に残す本!

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2026年07月12日

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小川哲の小説を書くときの考え方を率直に書いた本。難しい理論は出てこず、割と思考過程を赤裸々に書いているので、飽きなかった。
発想が面白いなーと思う一方、自分では小説は絶対書けないなと思った。

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2026年07月11日

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ためになったね、ためになったよ。彼の作品は掴みどころがないように多彩でいて、一貫性を感じていたが当たり前のプロとしての研鑽、矜持を惜しげもなく披露していただき冒頭のような感想を抱いた。

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2026年07月10日

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小説家にもいろいろなタイプがあるのだろうなと当たり前な感想を持った。

"僕は「自分の作品の感想」ではなく、「自分の作品をどういう人がどういう経緯で手に取ったのか」という点を気にしている。"      74ページ

この部分が印象的だった。へー、そうなんだと思った。
著者ご本人が、こういうサイトを読まれるとか全く意識しないで好き放題書いているので、ちょっと反省というか、なんというか…
他の読者の方(全著者の全読者)はそういうことも意識して書かれているのだろうか。

読者に媚びないで好きなように書いて欲しいと願うのは、なんか違うのか。
せっかく書いたのだから、たくさんの人に読まれたいと思うのは当たり前なのか。
売れないと生活していけないから仕方ないのか。



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2026年07月05日

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小説の書き方レクチャーするものではない(本文中で著者がそう明言しているとおり)。「小説思考を言語化したもの」というのが自分のイメージ。一度読んだだけでは分かりにくい(読めば理解はできるが頭にスッと馴染まない)ところもあるのでまた読みたい。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説家が小説を書く思考を初めて知ることが出来ました。小説家ではない私ですが、他人に何かを伝える際の参考になりました。
・現実は多次元、小説は1次元
現実では私以外にも出来事が起こり、あらゆることが同時並行的に発生している。一方で小説は1次元でしか表現できない。なので、表現する順番で聞き手の理解や疑問は大きく変わる。
・抽象と具体の使い分け
どんな事象でも抽象化すれば共通項も導くことは出来る。一方で共通化できない項目も実在する。抽象と具体を使い分けることで聞き手の理解を深めたり、自分の論点に繋げることも出来る。

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2026年07月04日

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誤読の話、情報量の差を埋めていく話、抽象化と個別化の話、創作の過程で生まれるディテールの話、偶然目の前に転がってきたアイデアを掴み取る話。どれも面白く読めた。

「アイデアは生み出すものではなく、面白くなる瞬間を見逃さない視力である」

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知らない世界の話について堂々と語るには抽象化と個別化すること
読者がこの小説は私について書かれていると感じる時、小説家は自分の体験を抽象化して、抽象化した構造を個別化する作業に成功しているのだ。

マッチングアプリで知り合った大学生の女性と会社の面接会場で面接官と就活生という形で再会してしまった。私と目が合うとみっちーはにっこりと微笑んだ…
すごく気になる書き出し。

情報量の差から始まりミステリー的な構造でコミニュケーションで謎解きをしていき、情報量の差が埋まった時にカタルシスになる、ウミガメのスープ構造
情報量の差を最小化してサスペンス的な構造にする。古畑任三郎構造

文脈は前後の文章と繋がっている。小説とは文脈をコントロールする技術。作者と読者の関係性を読者が理解するからこそどこに向かうのかを理解して電車に乗り込むことができる
行き先のわからない電車に乗っていると多くの人は不安に感じるようだ
小説を読むとは一度も会ったことのない顔も知らない相手の話を聞くという非日常的な行為だ

小説はしばしば誤読を生み出す。作者は読者が何を感じるかを完全にコントロールすることはできない。読者はしばしば作者が想定しなかった要素と自分の人生を結びつけて文章の意味を過剰に読み取ってしまい、そこに存在しなかったはずの意味を呼び起こされることがある。作者の物語が読者の物語として転換され物語が読者の豊かな人生と結びつき本来のポテンシャルを超えて受容されていく現象。

小説とは歴史の教科書は似ている。物語の展開を暗示する伏線が記載されている。地球で起こった無数の事象のうちとりわけ象徴的で影響力の大きい出来事を恣意的に選びまとめたものである。
プロットを敢えて書かずに小説を書くことができるのは書いた文章をいかにして伏線にするかという倒錯した発想で物語を描いているからに他ならない。小説が象徴的で影響力のある大きな出来事と、象徴的で影響力の大きな出来事の伏線で成立していることを逆手にとって出来事そのものを作品内で構築していくことで小説を書く

大事なのは答えではなく問いである。小説の面白さは執筆の過程で必ず生まれる。創作の上で気をつけなくてはならないのは過程で生まれたディテールに宿る面白さの種を逃さないことだ。
小説のアイデアに必要なのは発想力ではなく偶然目の前に転がってきたアイデアをしっかり摘みあげる能力ではないか?一人の人が机の上で考える事には限界があるが執筆の過程で様々な偶然が待ち受けていてその偶然を拾い上げれば一人の人間の脳内という限界を越える事ができる。
無自覚に内面化している「不動産業界の常識」の話の方がずっと面白い。

主張したいことを主張するだけのために作られた小説はどうしても説教くさくなってしまう。

あらゆる創作物で商業的に成功するのは
もともと他者と同じ物差しを内面化している人
なるべく他者の物差しに合うように自分の物差しを調整した人
(業界の特殊な構造とマッチングした人
圧倒的な才能で他者の物差しそのものを変えてしまう人)
アイデアは生み出すものではなく、面白くなる瞬間を見逃さない視力である
視野狭窄は小説を最もつまらなく凡庸なものにする
やばい時ほどアイデアが誕生するチャンスだ

小説の面白さは元々表現しようとしていたある人間の認知の質(何を書くべきか)とそれを圧縮する技術(どう書くべきか)の掛け算によって決まる

コミュニケーションは、過不足なくなるべく正確に、無駄な時間を取らせないように端的に、相手が自分のことに対して一切興味がないという前提で、と言うのが自分のやり方と自分の言葉を見つけるための一つの手段になる。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

「君が手にするはずだった黄金について」が自分のために書かれた小説と感じるくらい好みだったため、小川哲氏の脳を覗きたくて読んでみた。やはり彼の書く文章は面白い。別に小説家になりたいなんて思っていないが、スルスルと読めてしまう彼の文章は魅力的であり、誤魔化しがなく作家として信頼できる。作家の方々が何をどう考えて自分の中の思考を読者に向けて発信するのかをここまで言語化した人は今までいたのだろうか。

同じ場面の言葉や情報の出す順番を変えるだけでガラッと印象が変わるということを例とともに示してくれるところが非常にわかりやすい。他にも視点の話、伏線の話、面白いとされる仕組みなど。小説好きにはたまらないし、これを読んだ後、読書がまた一段階楽しみになるトピックがたくさん書かれている。特に、わかりやすさと面白さは違うこと。売れる本がいい本というわけではないこと。まさに私が最近の本屋大賞に感じていたことだ。
この情報過多の現代で、なぜ情報のスピードが速い映像や音ではなく、何もかも遅い小説を読むのか。なぜ小説じゃないとダメなのか。その全てが腑に落ちる。あぁ小説って面白いなぁ。

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2026年07月29日

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小川哲の頭の中。きっと変人。
小説のタネこうやって見つけるんだな。
ネタからじゃなくて、思考から?というか、疑問点を広げてく感じ。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

小説で表現するときの文字だけという制約の厳しさと、それゆえの抽象化により「自分に向けて書かれた」と感じる人を最大化する技術。無意識の行動を意識的に振り返ることで本質に迫る著者の分析と思考の深遠さ。これぞ正解のない小説を体現している。

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2026年08月14日

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小川哲の小説はロジカル、かつシステマティックに書かれている印象が強かったので、こういう思考のもとでああいう出来の良い小説が出力されるのはよくわかる。そう、あまりにわかったような気になってしまう。このへんに罠がある。
こういう思考を読者の脳みそに入力したからといって、出来の良い小説が書けるわけでもないだろう。ひとはそこまで小説について考えるひまもないし、考える必要もないから。

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2026年08月13日

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小説家が何に注意しながら、何を考えながら文字を重ねていくかの本

正直何でこれがこんな評価高いの?賞取ってるの?売れているの?ってものはザラにある。
そして、この本を読んだ上でもやはりなんであれが売れてるの?は残存する。
どの本とは言及しないが。

本文内ででてきたラウリクースクを探して  をこの次に読もうと思う

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

小説家って色々考えてるんだなぁ
小説は、芸術であり、コミュニティケーションであり、読みても聞き手にも問いかけるものなんですね。
最後の「エデンの東」が面白かった。
こうやって書き直していくのかぁというのがよくわかる。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

いわゆる『小説執筆ハウツー本』とは違うのだが、小説を書く時に作家がどのような意図で文章を構築しているのか、その一端が窺える。
『小説法』とは、情報の開示方法や順序、『伏線』とは…など、なるほどと頷ける箇所がいくつもあった。

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

ユニークだった。
小説の書き方を具体例として、わかりやすく小説の書き方(小説の世界での文章の書き方)をイメージすることができた。
日常の何気ない事が小説のネタになってたり、
小説を書く上ではあらゆる事が伏線になる(からそこ伏線でフォーカスされるなんで理解ができない※そこまで行ってなかったかもしれないが)
小説では視覚情報とは違って、情報を1つずつじゃないと伝える事ができないため、順番や書き方が大事
とかとか
なるほどなーと思った。

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

小説が思ったよりも見切り発車の力技で書かれていることを知れた。今後、同著者の作品を読む機会があればそのあたりも念頭において楽しめそう。

作者と読者の情報ギャップなど著者の小説というものに対して考え抜く姿勢は見習いたい。
伏線というものは無い、もしくは全てが伏線という定義は新しくまたそういう考えもあるのかと腑に落ちた。

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2026年07月06日

Posted by ブクログ

本作にも書いているが小説家になろうという人のためのノウハウ本ではなく、自分が小説をどういう発想で書いてるかを綴った本。

面白かったのは、美容室の話。著者が通っていた美容師さんとは最初と最後の挨拶と髪型のリクエストのみ。余計な世間話もなく著者のお気に入り。無口な職人気質な人と思ってたら、他の客と楽しそうに喋ってるのを目撃して凹んだ話。普通だと凹んでモヤモヤした感情のまま、まあいいかと済ましちゃう。ただここからが小説家らしく、これは小説になるぞ、と。小説家というのはこういうものの考え方をするんだと思った。文中にある「小説家の仕事は読者の偏見からの解放」という言葉も頷くばかり。面白かったです。

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2026年07月06日

Posted by ブクログ

面白い小説とは何か?
色んな視点で物事を見る、考える、その楽しさが詰まっていた。

自分の想いを伝えること。
気持ちを言葉にすることの難しさ。
きっと言葉は、届ける側だけじゃなく、
受け取る側の想像力によっても完成するのだと思う。

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2026年07月01日

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