言語化するための小説思考

エッセイ・紀行 12位

言語化するための小説思考

1,144円 (税込)

5pt

その文章、「自分のため」に書いていませんか?

「伝える」ではない、「伝わる」言葉を、文章を生み出すために、小説家はいつも何を考えているのかーー?

『ゲームの王国』『地図と拳』『君のクイズ』『火星の女王』
祝デビュー10周年! 時代を席巻する直木賞作家・小川哲が、「執筆時の思考の過程(=企業秘密)」をおしみなく開陳!
どうやって自分の脳内にあるものを言語化するかを言語化した、目からウロコの思考術!
☆☆☆小説の改稿をめぐる短編「エデンの東」も収録☆☆☆


小説ーーそれは、作者と読者のコミュニケーション。
誰が読むのかを理解すること。相手があなたのことを知らないという前提に立つこと。
抽象化と個別化、情報の順番、「どこに連れていくか」を明らかにする……etc.
小説家が実践する、「技術」ではない、「考え方」の解体新書。


この本を読んだからといって、「小説の書き方」がわかるわけではない。小説家が小説について考えてきたことを人生にどう活かすか、あなた自身で見つけてくれれば言うことはない。ーー小川 哲

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言語化するための小説思考 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人文系の博士課程中退者がが小説を書くというのはどういうことかを言語化するとこうなるという一例。抽象具合がとても良い。プロット作らないんですね。小説は全ての文章が伏線である。視点人物と読者との情報量の差という視点。小説ゾンビ。
    帯は正直大げさすぎるとは思うが,これに需要があるのだとすれば,それは自分に

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    誠実でとても素敵と思いました。最近の氏の活動に若干の違和感がありましたが理由の一端が分かったというか。

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    読んだ小説をどうやって自分の中で消化していくか、作者の視点を通して自分なりに考えた。筆者の言葉を借りれば、小説の一部を抽象化し、個別化するための「視力」を身につけられれば、新しい、より深い?小説の楽しみが見つかるのではないかなと。

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    小説書きたくなってくる(書いたことない)
    書いてしまったことを伏線にするというのが最大の発見
    小説書きたい

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    自分と合わない小説は、小説法の違いと割り切って必要以上に深く考えない!
    小説の文章は全て書かれている意味があるもの。伏線などない。全て伏線である。
    書かれている内容とその順番。今後小説を読むのがもっと楽しくなりそうな視点がたくさん得られた。

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    小川哲先生なのに、珍しく薄い本がある!!と驚き、手に取りました。僅かな自分時間の中でも読みきれそう、と思い。
    伏線の話、好きです。
    あと、小川先生は知識豊富で理性的で高学歴なのに、文中では低めな自己評価を恥ずかしげなく曝け出してる点が素敵だなと思います。もしかして、読者はこういう書きっぷりが好きそう

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。手元に残しておきたい本だ。

    私はど素人小説を書くのだが、その時の悩みや疑問に思っていたことのアンサーが安直に得られなかった、けどむしろそれがよかった。ヒントは沢山いただいたのだが、結局は自分がどう表現していきたいか、突き詰めて自分と向き合っていくべきなんだろうな。

    筆者は飢えた

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    小説は読者と作者のコミニュケーションだと小川哲だという。どんな相手にどんな風に受け取られるか考えねばならないという。伏線などというものは存在しないらしいし、なんというか何を言っているかちっともわからない。実に小川哲らしい言い回しである。
    小川哲はマジシャンのような人で、懐に飛び込んできたと思ったらい

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    小説思考の本なのに小説が出てくる。内容に納得できるかどうかよりも、実はハウツー本と見せかけて小説だったのだ、ということをやりたかったのかもしれない。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    「読みやすさ」とは、情報を全部説明することではない。

    『言語化するための小説思考』を読んで、そう感じた。視点人物と読者の情報量の差をどう設計するかは、小説だけでなく仕事の説明や会話にも直結する。

    自分はこれまで、結論と理由を最初からすべて埋める話し方をしてきた。それは親切だが、相手の想像力や参加

    0
    2025年12月21日

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