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SF・ファンタジー 10位
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NHKドラマ化原作、火星と地球をめぐる壮大なヒューマンドラマ 地球外知的生命の探求のために人生をかけて火星にやってきた生物学者のリキ・カワナベは、とある重大な発見をする。いっぽう火星生まれの少女、リリ-E1102は、地球へに観光を夢みて遠心型人工重力施設に通っていた。様々な人の想いが交錯する人間ドラマ。
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Posted by ブクログ
うわー! とんでもねー!! これね、わい思うにね 「光遅くね?」ってところからスタートしてると思うんよ あ、あらかじめ言っておくけど、実際に正しいかどうかは割とどうでもいいの わいがそう思った時点でそれでいいの とにかく「光遅くね?」ってところからスタートした物語だと思うのよ 凄くね? もうち...続きを読むょっと悔しいわw だってどうしたってわいみたいな凡人にはそんな発想出てこないもん だってこの宇宙で光が一番早いのよ 物理学的にそれ以上は不可能なのよ 光の速さは約30万km/秒で地球から火星まで180〜1,300秒なのよ(地球と火星の距離は一定ではないので幅がある) 光と言えばとんでもなく速いものというところから離れられないわいたちを軽々と置きざりにして「光おっそ」とか言っちゃうのよ 地球と火星くらいタイムラグなしで通信せい!っていうねw でもって「量子もつれ」をアイテム化したような物質も登場させて、光を超える可能性みたいなんも匂わせたりする小技も憎いのよ 実際には「量子もつれ」って別に光速こえるわけ違うんだけど、そんな細かい話はいいわね とにかくさ、この「光遅くね?」っていう発想が頭の中に生まれてる時点で、もう★5なのよ うん、すごい すごいんだってば!!
タイトルを見て読みたいと思っていた作品。 後日、ドラマ化するとのことで急いで読み始める。 中身としてはSF初心者にも優しい作品。 4人の登場人物の視点で描かれるが、時系列や回想シーンなどしっかりと描写されていて分かりやすかった。 面白い作品なのでSF作品として、ヒューマンドラマとして読むのがおすすめ...続きを読む。
★5 火星での新発見をきっかけに、地球の関係に歪が生じ… 創造性豊かな火星SF小説 #火星の女王 ■あらすじ 地球から火星への移住、生活が実現している近未来。火星で研究をしている生物学者のリキ・カワナベは、地底湖でスピラミンとい物質の構造変化を発見する。新しい可能性がある発見とされ、世界を揺るがし...続きを読む始めていた。 一方、火星で生まれ育ったリリは、地球への憧れをもちながら重力の訓練を行っていた。まもなく地球への出発のため船に登場するリリだったが、トラブルに巻き込まれてしまう… ■きっと読みたくなるレビュー おもろい!★5 地球から最も近い惑星ながら、人間にとってはあまりに遠すぎる火星。そんな火星をテーマにしたSF小説で、小川哲先生の厚みのある筆致とパワフルな想像力に唸りました。 地球から火星への探索が実現し、さらに火星での研究開発が進んでいる未来。様々な国や企業が宇宙開発機関(ISDA)に投資していたものの、想定していたほど効果が得られずに、火星からの撤退が決定していた。そこへスピラミンの物質構造変化が発見がされ、火星の価値が見直されることになる。 しかしこの未来を導くはずの発見が、多くの人々の思惑を引き起こすことになってしまい… というストーリー。物語は研究者リキ・カワナベと地球を夢見る学生リリを中心に描かれますが、彼ら以外の人物目線でも描かれる群像劇になっています。 まず舞台設定に感激ですね、もちろん取材もされているんでしょうが、ここまで創造力豊かに世界を描けるもんでしょうか。火星なんて新しい惑星なんてワクワクだよね!と、おもっていたら、むしろ超シビア。空気、食事はもちろん、火星で生きぬくための科学的情報を、それっぽく説明してくれるのよ。夢のある話ではまったくなく、火星での生きづらさを感じます。 さらには経済効果っていう現実を叩きつけられ、ありそうな政治対立、反乱なども描かれる。リアリティが高すぎで、人間ってのはどこまでも強欲で意地汚いってのが、ありありと伝わってきました。 さて、そんな世界で生きる登場人物たち、人間ドラマが熱いんです! イチ推しなのは研究者のリキ・カワナベですね、もう若くない初老の研究者。大発見するも「抜けた一言」がそれらしい。注目を浴びた後も慎重な姿勢を崩さず、利益なんて興味がない。知識だけが欲求の彼の人生、これまで何があったのか、話をじっと聞いてみたくなるんです。 また実業家マディソンも強烈キャラ、独立国家にひとりはいるよねって奴。やたらお金をもってる社党とか政治家にいるタイプ。言い放つセリフはデカくて夢があるんだけど、ホントのところ何考えてるのかよくわからん。この二人の微妙な思惑のやり取り、距離感が好きすぎるんですよ~。読み心地いいんです。 もうひとり、地球を夢見る学生リリもひた向きでイイ!特に彼女は生きようとする力があって、血が通っているを感じるんだよね。中盤辺りからエライことになるんですが、懸命に生きる若者は輝いてなー、応援しちゃう。 本作300頁ほどの小説ですが、もっともっと長編やシリーズものでもいいなーと思いました。ずっと読んでられます。地球と火星、遠い遠い距離ですが、人と人の距離はどのくらい離れていたのでしょうか。 ■ぜっさん推しポイント 読めば読むほど、いま世界で起こってる紛争や日本の移住問題と同じ。 国や自治体が介入するも、費用対効果が常にみられ、既存住民とのバランスが問題になる。当然のように差別があり、それを声高に叫ぶ者がいて、ビジネスにする者もでてくる。話し合いで調整できないと、武力行使をちらつかせ、最後には力でねじ伏せる。 この物語は火星の遠い話ではありません、すぐ近くの我が国にあり、さらに今すぐに議論すべき問題だと思いました。
いやー面白かったです。 SFなので化学・科学的な要素も多く読み進めるのが難しいかもと思ったけれど、どの登場人物も決してヒーロー的ではなく、どちらかというと人間的にどこか欠落している人が多くて、その分共感しやすくて感動も深まった気がします。 オススメです。 12月にNHKでドラマ版を放送するのだ...続きを読むけれど期待(ハードル)はかなり高くなりました笑
「火星の女王」(小川 哲)を読んだ。 やっ、これは面白いなぁ。 グイグイ読んでしまうじゃないか。 主要登場人物の全部を好きになりそう。 特に『マル』と『ミト』のコンビがいい。 この言葉が一番印象的で、かつ作品のキモでもある。 『残念ながら、光は遅すぎる。』(本文より) 小川晢氏の作品を読むの...続きを読むはこれが五冊目。 この方の引出しの多さに舌を巻くのである。 まあSF好きならこれを思わない人は居なかろう。 「月は無慈悲な夜の女王」(ロバート・A. ハインライン : 矢野徹 訳)を。 (2025年12月21日)
壮大なテーマで、部分的に面白い要素が散らばっているのに、全体像が中々掴めず読み難かった。作者が思い浮かべながら書いた光景と、私が読みながら想像する光景が大きく乖離しているのだろうなというもどかしさが消えなかった。火星の居住地の簡単な図や、地球−火星間のやりとり、登場人物の役職がメモとしてあるともっと...続きを読む読みやすかったのではないかと思う。 火星移住計画のその後は想像もつかないが、独創的で考え抜かれた展開についていくのが面白かった。宇宙SFの醍醐味だと感じている異星物質に関して、「光が遅すぎる」という印象的な言葉と共に示された使い道にとても興味が湧いた。終始、スケールの大きさと発想力と統合力に圧倒された。
火星入植が実現した約100年後を舞台にしたSF。火星入植は資源採掘のコスト増などから当初の目論見から上手くいっておらず地球は火星からの撤退を検討し始めている。そんな中、火星で生命体の疑いがある物質が見つかり火星は地球からの独立に動き始める。 野心的な起業家の権謀術数やプロパガンダ、科学技術の軍事利...続きを読む用などを乗り越え、火星が地球との友好的な独立を果たすまでの物語。 きな臭い最近の日中関係や国際情勢を見ていると平和の尊さを実感するし、火星の女王たちが進めたような技術の平和利用や理性による危機の克服は大切にしたいなと思う。 設定も展開も面白いのだけど、設定が出揃ったあとの後半のストーリー展開がもう少し厚くても良かったなと思う。
予想通りに面白かった。小川哲作品に期待するなんじゃこりゃー的な興奮はなかったけれど、ドラマの原作だから仕方がない。実写化が楽しみ。 私の中でマディソンはイーロン・マスクを思い浮かべながら読んでたんだけど、だんだんいい味のキャラになってて、イーロンにもそれが伝染しそうになってしまった。危ない、危ない ...続きを読む人が連帯して何かを変えようとする時、重要なのはやっぱ物語(ナラティブ)なんだよなぁと再確認。 個人的には、今から100年先の地球の自然環境をもう少し具体的に描いてほしかった。火星に移住するには地球で暮らすことへの限界があったのだろうし、100年後に温暖化によって自然環境はだいぶ様変わりしているはず。平野啓一郎の「本心」で描かれている近未来はだいぶリアルだったから、そういう描写があると、みんなもう少し今の状況に危機感を持ってくれるんじゃないかと期待してしまうのです。
NHKドラマ版の予習に。 タイトルからしてそうだが、ストーリーも僕が一番好きな小説『月は無慈悲な夜の女王』にモロに影響を受けている。 それよりはヒューマンドラマ寄りの内容とはいえ、搾取される異星植民地と母星地球との軋轢、というハードにSFチックな設定は元のまま。 正直に言って、NHKの年末特番にこれ...続きを読むを採用したこと自体がかなり驚きだ(もちろんいい意味で)。 もっとも、一晩で読み終えられる手軽さの代償に、少々駆け足だった感は否めない。 サスペンスの度合いも、ややご都合主義めいた終盤の展開も、読んで数日経つと、やはり『月は無慈悲な〜』には及ばないと思わされる。 ドラマ版はそれなりに違った物語らしく、かつ90分×3回の大型企画。見応えのある物語を期待したい。イーロン・マスクじみた胡散臭いCEOが、どんな風に演じられるのか楽しみだ。
レアアースの供給源となる火星と地球が対立する未来。火星での新物質の発見。地球への旅行を予定していた大物の娘。 面白かった。SFを読むと想像力という「脳力」がビンビンになる気がする。
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