小川哲のレビュー一覧

  • 言語化するための小説思考

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    以前から読んでみたいとは思っていたが、別のジャンルに興味があったので読むのが少し遅くなってしまった。
    この本に興味を持ったのは小説を書かれている作者がどのような考えや意図を持って執筆されているかを知りたいという思いがあったからだ。読み進めてみると、自分の中で日常に生かしていきたい言葉があった。それは机の上で一生懸命考えても答えは出てこない、答えではなくて、問いを見つけ、問いをすることで広げていくといったことといった言葉だ。
    小説を書かれる才能のある方であっても机の上で一生懸命考えようとしても、考えがなかなか思いつかないのかと私は驚いた。また、そうであれば才能のない自分は問いを常に作り出し、アイ

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    2026年01月18日
  • 言語化するための小説思考

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    とても読みやすく、引き込まれて一気読み出来た。著者が小説を書くにあたり、真摯に取り組んでいる姿勢が随所に表現されている秀逸な本。

    同業の小説家が読んだら、「そこまで暴露しちゃう?」ってコメントが寄せられそうです!

    著者の読み手ファーストであるべきについての解説にも納得させられました。

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    2026年01月18日
  • 言語化するための小説思考

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    面白くないと感じてしまったときに取るべき対応がわかった。
    いままで読まなかった作者やジャンルの本がつまらなく感じたときだけでなく、好きな作者の本なのにつまらなく感じてしまったときに視点を変えることができそうです。

    これは単なる本の話ではなく、コミュニケーションに通ずるところなので「小説はコミュニケーションである」ですね。

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    2026年01月18日
  • 言語化するための小説思考

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    ちょっと面白すぎて、鳥肌です。

    これもう「小説」と言ってもいいのでは?な一冊でした。

    それにしてもこの本、僕のために書かれているのでは?と感じさせてくれました。あれれ、、

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    2026年01月18日
  • 言語化するための小説思考

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    話題書。あの小川哲が書いているということで、ただの王道の指南本ではないだろうと期待して購入した。期待通りだった。ただHowが並んでいるのではなく「なぜそのHow」の発見に至ったのか? という経緯まで書いてくれているので、強い納得感がある。ストーリーを作る多くの人にとって役立つだろう。何より、創作術の書籍でありながら読み物としても面白いのが素晴らしい。永遠の素人モノ書きの自分は行き詰ったら何度か読み返す本になりそう。

    というか、最近名前を見かける「君のクイズ」って小川哲だったんだ。私のなかの小川哲の記憶がずいぶんと昔で止まっていた。驚いた。今の小川哲も読みたいと思わされた。

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    2026年01月17日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家の「言葉が生み出される時の思考の動き」を具体的な「小説の一部」と合わせて読めるので、物語誕生の瞬間に立ち会う感動がありました。

    特に最後の短編である小説家と編集者の物語である「エデンの東」では書きたいことと伝えるべき相手を明確にすることで、改稿が進むと物語内の小説のストーリーはガラッと変わる。この変化があまりにも大胆で清々しい。

    つまり、小説において重要なのは物語のストーリーではなく誰に何を伝えたいかの軸がブレないことだと理解した。その軸さえ明確であればどんなストーリーでも大丈夫とまで言えるかもしれない。もちろん最大限効果的に伝えるためには適切なストーリーがあるのかもしれないけれど。

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    2026年01月16日
  • 言語化するための小説思考

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    いつも高いクオリティで作品を提示してくれる小川哲さんの考え方に触れることができる一冊。どのように考えて文章を書いているのか、なぜその文章にしたのかまで書かれていて、思考の深さに驚かされる。作家として人間として考えが深いのは、これまで数多くの書籍を読んでいるからこその裏付けがあるのだろう。
    個人的には答えのない時代に考え続けることは重要で、そのためにもエンタメだけでなくたくさんの人文知を得ることで、健全に生きられると信じている。
    小説思考と銘打っているわけだから小説について書かれていたわけだが、なぜか読んでいるうちに自分の思考がどこにあるのかについても考えてしまった。

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    2026年01月15日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    小説は、書き手と読者がいて存在する一種の「芸術」である。

    作者は、小説を「人間の認知を、言語に圧縮した芸術」と定義している。
    言語の圧縮方法は人それぞれであり正解はない。
    しかし、小説を書く上で忘れてはいけないことは、圧縮された言語を紐解くのは読み手であるため、書き手は読み手を意識すること。
    読み手にこれが伝わるか?この説明でいいのか?説明しすぎていないか?考えさせるためには?

    小説を書く上の材料として、目の前で起きたことの普遍化と個別化を行い、さまざまなスパイスを自分の中に保管しておくことも重要!

    全く小説家になるつもりはないですが、頭が良い文章ですごく勉強になりました〜!
    特に美容室

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    2026年01月14日
  • 言語化するための小説思考

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    読む前は難しいかな〜大丈夫かな〜なんて思ってましたが、まえがきから一気に掴まれた!正解はないことを前提に、小川流で小説を紐解いてゆく。"分かりやすく面白く"思考を言語化できるのはすごい。この本はまさしく小説と真摯に向き合った痕跡であろう。

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    2026年01月17日
  • 言語化するための小説思考

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    本作の中で、短い文章を解説を交えて何度かリライトするくだりがありますが、小説家がどういう点に着目し、どのような流れで考えて文章を組み立てているのか追体験できるようで非常に面白かったです。

    スポーツでもお笑いでも最新の家電でも、『「面白い解説」がそのものの魅力を増幅させる』ということはどんな分野でもあるな、と改めて思いました。

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    2026年01月12日
  • 言語化するための小説思考

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    「文章に価値があるかどうかを決めるのは他者であり、他者のため、作品のために書かれるべき」はなるほどなぁと感じた。
    また要所要所、具体的な文章例を用いて表現の解説がされており素直に勉強になる書籍

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    2026年01月12日
  • 君のクイズ

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    テレビのクイズ大会『Q−1グランプリ』の決勝で行われた早押しクイズに負けた主人公。優勝した選手が見せた『ゼロ文字押し』は、ヤラセだったのか、それともクイズだったのか。

    クイズプレイヤーに焦点を当てた作品であり、クイズに対する哲学が非常に興味深かった。クイズプレイヤーは、たった数文字を聞いただけで回答する姿を見るが、それなりの理論があって納得のいくものであった。

    早押しクイズってただ膨大にある知識を素早く答え検索するだけではなく、そこに経験なんかのエピソードを絡めて答えを導いている。これってAIだとどうなるんだろう、とちょっと気になった。世の中にはAIを使ってクイズを研究している人もいるみた

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    2026年01月11日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    小説を書くときに、自分の中にある思いを表出して形づくり、至高の芸術作品として多くの読者に理解してもらうこと、という考えではうまくいかない。

    思いをどうやって言語化するのか、著者の小説の書き方を読んでいくと、その答えが少し見えてきた。読み手である他者を理解しようとし、自分のための文を削り、出来事を書く順番を意識して読み手と視点人物の情報に差があまり出ないようにすること。設定や主張から文章を作るのではなく、書きたいことや考えたいことをまず書いてみること。書いてしまったことから展開を考えてみること。そしてそもそものアイデアを日常の中から見つける視点を養うこと。これらのことを意識して、自分の中の言語

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    2026年01月10日
  • 言語化するための小説思考

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    例文を用いながら、作者の小説の書き方や書く上での向き合い方を示した本。
    創作をする人はどんな視点を持っているのか、企業への就職をしていない作者ならではの視点もあり、それがわかっていても作者の力量が理解できて、ただただ天晴れ。
    そして、読みやすい、読まれやすいを感覚ではなく、分析しながら考察するところも面白い。
    後半にかけて、より書くことがメイン、かつ例文が多くなり、読みにくい人もいるかもしれないが、全体に渡り読みやすい。

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    2026年01月08日
  • 火星の女王

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    さぁ、冒険が始まる

    舞台は火星、すでに人類はいくつかのコロニーで集団社会を作り鉱物資源の発掘をしていた。しかし、過酷な上に採掘された資源も投資に見合うものは無く、ここで暮らす意義は次第に少なくなっていた。
    そんななか、一人の少女が地球に観光に向かおうとして……

    フランス革命、ロシア革命、辛亥革命、大政奉還。
    革命前夜には若い人たちの群像劇が良くにあう。
    絶望感に渦巻かれ高揚感に湧きたつ若者達は、使命感という鎧を纏って革命を叫ぶ。
    多くの文豪達がその題材で名作を生み出し、今も読み継がれている。

    「火星の独立のためには火星に住む人のアイデンティティが必要だ」
    皮肉な見方をすれば、アイデンティ

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    2026年01月07日
  • 言語化するための小説思考

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     『言語化するための小説思考』は、「小説とは何か」「面白さとはどこで規定されるのか」という、誰もが漠然と抱きながらも明確な答えを見出せずにきた問いに、真正面から向き合った一冊である。小説は天才的なひらめきによって書かれるもの——そうした先入観を覆し、小説とは思考と試行錯誤の累積によって成立し、読者と作者のあいだに構築されるコミュニケーションであると、著者は提示している。
     本書が一般的な「小説の書き方」指南書と異なるのは、文章技術や形式的作法ではなく、作家が創作過程においていかなる思考を巡らせ、どのような判断を積み重ねているのかという、その核心を言語化している点にある。読みやすさや説明の在り方

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    2026年01月07日
  • 言語化するための小説思考

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    直木賞作家・小川哲さんが
    小説を書いていくにあたって辿る思考を
    改めて辿ってみる追体験エッセイ。

    小川さんの深い思考と
    すっとぼけたユーモア(誉め言葉)が
    じっくり味わえる。

    とにかく積み重ねが苦手で、
    人類が積み上げてきた叡智の上に成り立つ
    この「都市」だの「社会」だのも大の苦手としている自分としては、
    感心はしても模倣するのは無理なんだろうな、とは思う。

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    2026年01月07日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    ゼロ文字正答がなぜ可能だったのか?という素人からすると「ヤラセ」しか疑うことができないような命題。
    トップクイズプレイヤーが競技クイズの思考パターンを駆使しながら答えに辿り着く過程が本当にワクワクした。こんなミステリー読んだのは初めて

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    2026年01月06日
  • 地図と拳 下

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    神父や孫悟空等、主人公達が、それぞれの思惑の中で、様々な視点や時間から戦争にどう関わっていくのか最後まで夢中になって読み進めてしまった。物語の最後、地図というもののもつ意味について考えさせられ、読み応えのある物語だった

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    2026年01月04日
  • 君のクイズ

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    クイズも言う素材を上手く小説にしていて面白かったしクイズに対する理解も深まった。
    人生において人はどんなクイズと向き合っているのか。
    母は自分から沢山のクイズを作ってくれどれも正解だなとか、そんな母の気遣いや優しさを少しは学べたかな? とか思ったな。
    色んな問いを立てて真摯に向き合いたい気持ちにさせられました。

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    2026年01月04日