小川哲のレビュー一覧

  • 言語化するための小説思考

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    個別化と抽象化を意識すること、自分の価値観を捨てることに関する指摘がスリリングだった。プロットを作らずに買いているというのも驚きだった。

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    2026年03月01日
  • 火星の女王

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     人類が、地球から火星へ、そして宇宙へでていったらどうなる? 既知と架空の組み合せ、SFです。そのなかでも、架空物質の「スピラミン」がよかったです。小説の評価として?ですが、これだけで星☆5! (イカ臭い、スペルミンじゃないよ) とってもおもしろかったです。
     そして思うのは、人類の宇宙進出って、いろいろと大変だなということです。

     事実として火星の重力は地球の約1/3(0.38倍)しかありません。(以下 地球が基準です)
     最近、ジムで両手にダンベルもって歩くのが気に入っているわたしからしたら、負荷すくな!とおもいます。
     低負荷なので、火星の定番は大ジャ~ンプです。なにしろ体重60kgの

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    2026年02月28日
  • 言語化するための小説思考

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    伏線、そうだよなぁ、そこまで考えてるから全部伏線だよなぁ。小説家って本当にすごいの一言。
    面白くないのは、読み手の背景や嗜好の変化もある。ほんとそれだ。

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    2026年02月28日
  • 火星の女王

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    近未来、火星の開発が進み、移住者が増えていたが、投資対象としての価値がなくなり、地球帰還計画が発表される。そんな時、学者がある物質の同時構造変化を発見、地球外生物として報道発表されることとなる。そして、そのことが地球と火星との関係性を揺るがす事件につながってゆく。。。
    登場人物ごとの視点で進んでゆくストーリーで、説得力のある科学的描写(実際の理論は知らないけど)、ウィットのある会話、癖のあるキャラクター、その割に重くなりすぎない感じがいいですね。NHKでドラマやってたみたいだけど、映像化向けです。
    「だからなんだ」とか、「光が遅すぎる」のフレーズ最高でしたね。

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    2026年02月28日
  • 君のクイズ

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    たかがエンターテインメントのクイズと軽んじるなかれ。すべてを含む混沌から、じょじょに明らかとなるクルー(手がかり)を元に、誤答リスクの許容範囲をリアルタイム更新しながら、情報空間を探索し、最適なタイミングで答えを絞り込む。単に知っている/知らない の問題ではない。回答者にとっては、今までのありとあらゆる経験が、今、その設問にベストアンサーを回答できるかどうかを左右するのだ。

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    2026年02月26日
  • ユートロニカのこちら側

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    登場人物たちの問いが頭をぐるぐるとまわる。なんて哲学的な小説なんだ!
    デビュー作ということで後回しにしてしまっていた小川哲作品だったけれど、圧倒され魅了された。
    名言もいくつか。
    作者はおそらくリベラルであり対話を諦めていないと勝手に信じ込んで(確信に変わった)、今後の作品を心待ちにしています。

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    2026年02月24日
  • 嘘と正典

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    ジャンルを超えて小川哲さんの筆力を感じたとても贅沢な短編集だった。テーマや文体も様々だけどやはり表題作が飛び抜けて面白かった。やはり基準点があってこそ均衡は成り立つのだと。最後の不良も個人的にとても好み。

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    2026年02月23日
  • 言語化するための小説思考

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    哲の洗練された皮肉に爆笑しながら読みました。東大卒だから頭がいいのはもちろんなんだけれど、文章がすごくすっきりしていて論理的、クールで読みやすい。
    物語を創造することよりも、読む人に伝わる表現・文体にして伝えることの重要性って、そこまできちんと考えたことなかった。読み手があってこその小説なんだ。ところどころに挟まれる実例とか面白過ぎて、分かりやすくて。そうやって作るんだー、ってため息しか出ないわ。
    スメラミシング読んだばかりだったから、七十人の翻訳者たちの話が出てきてテンション上がった!

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    2026年02月23日
  • 君のクイズ

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    映画化がとても楽しみ。
    QuizKnockの影響でアンテナに引っかかり、表紙買いした。
    買ってよかった。読んでよかった。
    また読もう。

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    2026年02月23日
  • 君のクイズ

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    ドキドキとワクワク
    当時、高校生クイズを夢中で見てた。
    息子が中高生の時。
    解説を書いてる田村くんや、よくTVに出てる井沢くんは、息子と同じ学校で生徒も保護者も学校全体で応援してた。
    その時の感情が溢れ出てきた。
    ただただ「すごい」と興奮し感激して深く考えなかったけれど、
    この本を読んで、
    クイズプレーヤーの頭の中を見た、気がする。

    「深夜の馬鹿力」の話いいなぁ
    言葉への愛情や探究心に溢れてて。
    その言葉を理解して自分の中に飲み込めた時、
    初めてその言葉を発した人の心と自分の心がつながる。
    わかる気がする。

    文章を読んでいて、何となくわからない言葉だけれど、気にせず読み進めていってしまった

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    2026年02月23日
  • GOAT

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    これで500円って満足すぎる
    読んだことない作家さんのも読めるし、
    また世界広がります。
    紙質だったりデザインもすごく凝っていて
    読んでて楽しい!

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    2026年02月22日
  • 地図と拳 下

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    上下巻にわたる長編小説ですが、そのボリューム以上の圧倒的な読み応えを感じる作品でした。めちゃくちゃ面白かったです。
    史実とノンフィクションの要素の融合具合や物語全体の仕掛けも見事で、物語として脚色しすぎていない感じがむしろリアルさをもって胸に迫ってくる作品でした。
    登場人物も個性的な人物が多く、特に細川の発言や行動は理知的なのに何故か予想不能で、ストーリーとしての面白さに登場人物の魅力も掛け合わさっていて、全体として違和感のない作品に仕上げてしまう小川さんの精緻な技に感動しました。これを機に小川さんの他の作品も読んでみたいと思います。

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    2026年02月22日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    とにかく読みやすかった。最初に提示される結果の理由を追うミステリーではあるけれど、解説付きのクイズ番組を見ている感覚だったからかもしれない。また分かりにくい言葉が出てくることも少なかったこともあるかもしれない。
    肝心なゼロ回答の理由も下手などんでん返しではなく、クイズの本質を思えばなるほどと思う「出題者の意図」というもので納得できた。最近のクイズ番組は私は全く乗れていないし、最近のクイズタレントやYouTubeも見たことのない私でも、競技クイズというジャンルについてストレスなく知ることができた。文章がとにかくうまく難しくない。そこがいいのかもしれない。頭のいい人が書く文章って分かりやすくて読み

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    2026年02月22日
  • 君のクイズ

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    クイズ番組で回答している人の思考を覗かせてもらっているような細かい描写にクイズの奥深さを感じた。物語の「一文字も問題文が読まれてないのにどうして正解したのか」という設定が面白くて、真実に迫る過程が派手な展開はないものの、とにかく読む手が止まらなかった。

    “世界は知っていることと知らないことの二つで構成されています“ それは知っていることでしか世界を把握することはできないということだと思う。だからこそ、「知っていること」を少しずつ増やしていきたいと思った。

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    2026年02月21日
  • 君のクイズ

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    一気読みした。
    作者のエッセイだっけ?と一瞬錯覚してしまうようなリアリティがあって、自分もクイズ番組の一出場者・視聴者のような気分だった。
    クイズプレーヤーの脳内が、臨場感満載で描写されてて、今後クイズ番組を見る目が変わりそう。
    頭に浮かんだ一つの単語から、すぐにクイズ関連情報が連想されていく様も、人の脳みそを覗いてる感覚になって面白かった。
    作中に登場するクイズのジャンルが幅広くて、自分もワクワクしながら読めた。

    田村さんの解説も、腑に落ちるところが多くて良かった。

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    2026年02月21日
  • 言語化するための小説思考

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    第一章「小説国の法律について」を読んだとき、私は救われた。面白いの基準が人によって異なるという、ごく当たり前のことに気づかせてくれただけなのに。ただ、それだけでも、この本を読んだ価値があったと思う。

    この本を読めば、誰でも小説が書けるようになるとか、今まで本が苦手だった人でも読めるようになるとか、そんな魔法みたいなことは決してない。けれど、ここまでロジカルに手の内を明かせられる小川哲は、ある意味、魔法使いなのかもしれない。

    将来の夢が「小説家」だった、小6の私へ。
    この衝撃を、脳に、身体に、刻み込んでくれ。

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    2026年02月20日
  • 言語化するための小説思考

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    物事を構造的に捉えたい人にはおすすめ。小説は感覚的に読みたいって人は向かない。小説も、具体↔︎抽象↔︎具体なんだな。大事なのは答えではなく問い。これって、ビジネス本と同じこと言ってるなと感じるんだけど、この本を読んでこう感じたこと自体が、具体と抽象の関係だし、答えではなく問いを受け取ったと思っている。
    あとは小説はコミュニケーションであるということ。村上春樹とは私あまり仲良くなれない。ファンはいっぱいいるけど、ウーン、そんなにいいかなぁ?なんて思ったりするけど、村上春樹とファンたちとの小説法が同じで、私の小説法と彼らのそれがちがうということ。小説法が同じだと共通感覚があって内輪な関係性を感じる

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    2026年02月19日
  • ゲームの王国 上

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    自分にとって大当たりの作品。
    作品の舞台は赤色革命の起こった1970年代のカンボジア。
    内容はその血なまぐさい革命の時代に生きる人々の群像劇なのだが、曲者の登場人物が多いそして少し特殊な能力を持っている人もでてくる…厳密に言えば異能をもっているのかは本人にしかわからないし証明できないので、はたから見れば訳が分からん奴に見える…そんな感じ。
    そしてなにより著者の表現力の高さゆえか、または自分との親和性が良いのかわからないが、話がスッと染み込むように入ってきた。

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    2026年02月18日
  • 君のクイズ

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    クイズ大会の出題形式に沿って一問ずつ丁寧に描かれる背景と心理描写がとても読ませる物語になっていて良かった。正解に至るまでの過程は丁寧に言語化され、問いに対する答えを導出する人間の思考回路を早押しクイズで表現したのはまさに正解だと思う。

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    2026年02月18日
  • 言語化するための小説思考

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    顔の見えない読書を想像して小説を書くことを、コミュニケーション能力としていることは面白い。

    小説はあまり読まないが、この本を読み新たな視座をもって読むことができればあらゆる世界の見方が拡張される気がする。

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    2026年02月15日