小川哲のレビュー一覧

  • GOAT

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    これだけの豪華な作家さんがジャンルレスで掲載されている文芸誌は初めてで即購入しました。私の大好きな西加奈子さんから始まってるなんて最高。買ってから西加奈子さんだけ即読みました。めちゃくちゃ好きな作品で大満足です。
    他にも小説などにとどまらず、インタビューや詩や俳句、エッセイなどジャンルレスに

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    2025年08月15日
  • 地図と拳 下

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    上下巻の下巻。

    とにかくすごいものを読んだという実感が
    頭を覆って言葉がうまく出てこない。

    人がいる。
    建物が立つ。
    街ができる。
    国が興る。

    どれもが人の営みだけれど。
    どれもが人の営みだから。
    さまざまな思想がそこには宿る。

    いろいろな人物が登場したけれど、
    個人的には安井が深く印象に遺った。

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    2025年08月06日
  • 地図と拳 上

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    面白い!
    満州アヘンスクワッドという漫画を並行して読んでいて、タイムリーでちょうどいい!と思い手に取った本。
    細川さん、最初の登場ではなんだか頼りない学生さんだなと思っていたのに、あれれ謎めいた魅力的な登場人物っぽいぞ?!

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    2025年08月02日
  • 地図と拳 上

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    第168回直木賞受賞作。

    舞台は満州。

    小川哲さんの長編といえば
    「ゲームの王国」があるけれど、
    それと比べても
    エピソードが多岐にわたっていて
    上巻はまだまだエピソードの断片を積み重ねている段階。

    下巻での盛り上がりが楽しみ。

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    2025年07月31日
  • GOAT

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    綺麗な愛から歪んだ愛まで、1冊に様々な愛が詰まっています。個人的に冲方丁著の「終末の愛」がめちゃくちゃ衝撃だった。文芸誌の短編の1つですが、ずっと忘れないと思う。

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    2025年07月20日
  • GOAT

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    小川哲著『嘔吐』(文芸誌GOAT Vol.1収録)

    遅ればせながら『宇垣・片桐の踊る!ミリしら会議』でGOATを知り、Vol.1&2を購入。その中の『嘔吐』がとにかく衝撃だった。

    テーマは「愛」なのに「嘔吐」?と思いきや、読めば納得。
    これは“推しへの愛”を描いた物語。でも、ただの美談じゃない。

    最初は語り手に共感すら覚えた。
    けれど、じわじわと距離感がズレていく違和感。
    少しずつ歪んでいく気持ち悪さと、応援がいつの間にか自己正当化にすり替わっていくリアルさ。
    「こういう人、ネットにいるよな…」と他人事のように読んでいたけど、どこかで自分にも刺さる。

    終わり方もさすがのひと言。

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    2025年07月20日
  • GOAT

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    初めての文芸誌で緊張していましたが、いい方向に予想を裏切ってもらえました。
    小説だけじゃない、文学そのものを愛する人たちの叡智の結晶と、本離れが深刻化した現代の子供達にも手に取ってもらいやすい価格設定(ほんとにありがたい)だなと思いました。
    これをきっかけに、麻布競馬場さんが好きになって来たので、これからのご活躍が楽しみです!

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    2025年07月20日
  • スメラミシング

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    ネタバレ

    小川哲の最新短編集。表題作「スメラミシング」を含む歴史、SF、数学、宗教を縦横に駆使した、言葉と物語による創造と救済、支配と欺瞞の世界の記録。



    面白かった。表題作「スメラミシング」をはじめ、「なぜ人は理由や物語を求めるのか」というテーマが通底する短編集だった。中でも「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」が印象的。

    科学至上主義を掲げる国家・理国を舞台に、神や信仰を否定する体制のなか、叙事詩の矛盾を暴く書簡形式で物語が進行する。

    ヴォネガット『タイタンの妖女』を思わせる壮大な構成と、理性と感情、客観性と直感が人間を形づくるという主題が胸を打つ。科学も信仰も“物語”として人を導くのだと感

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    2025年07月19日
  • GOAT

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    『愛』をテーマにした短編作品集。書店で平積みされているのを見て、装丁の可愛さに一目惚れ。しかも創刊号。雑誌の名前にちなんで、この分厚さで510(ゴート)円。この価格の裏側にはとてつもない努力があったのだと感じ…中身はほとんどわからないまま応援の気持ちで購入しました!

    『愛』というテーマを様々な角度や視点で描かれる作品は個性的で、どこから読み進めても面白く、各作品も10〜30分で読み終わるので就寝前にピッタリでした!

    紙や印刷にも工夫がされていて、オシャレで、途中で飽きない!また次号も楽しみです!

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    2025年07月19日
  • 地図と拳 上

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    参考文献の量もそうだけど、作家の頭脳の果てしなさを感じることができる。この人の作品は大体そうだけど。すごい。
    SFのエッセンスの配分が絶妙。歴史物として冷めずに読める。マジで天才。

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    2025年07月18日
  • スメラミシング

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    “宗教と科学”
    相反することでも相対することから、何かしらの関連性を感じさせること

    6編の物語では「過去」「現在」「未来」を行き来しながら、信仰することと探求することが線を引くことのできない間柄であるように感じてくる。

    『ゲームの王国』でのナイフのような感覚から少し滑らかにはなったけど、どこか金属的な味のする作者の物語

    これからも読み続けそう。

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    2025年07月18日
  • GOAT

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    小説は廃れない、廃れないでほしい。
    そう強く思った1冊でした。
    たくさんの愛に触れることができて大満足です。
    悪も購入したいと思います。

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    2025年07月13日
  • スメラミシング

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    小川哲は本当に作風に幅があって驚く。キリ教出身なので、神とか宗教とかテーマの短編集は見逃せない。お気に入りは、七十人聖書を巡る宗教裁判「七十人の翻訳者たち」と、天皇を運ぶ家柄の配達員「密林のモガリ」。表題作も雰囲気がかなり好き。

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    2025年07月13日
  • 地図と拳 下

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    ネタバレ

    地図と拳、それぞれの役割や人間がそれらを把握しきれていないこと。制覇しきれていないこと。人物が多く視点も様々だけど、だからこそ飽きない大作だった。面白かった。

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    2025年07月07日
  • 嘘と正典

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    ネタバレ

    短編集でこんなに全部面白いことある!?ってくらい、良かった、とても楽しかった。

    ・魔術師
    マジックが文面でこんなに生き生きと表現できるんだと圧巻。思わず心を掴まれる臨場感のある演出描写、含んだ終わり方も全部好きだった。めちゃめちゃ好み。

    ・ひとすじの光
    競馬すぎて面白かった(笑)競馬好きとして非常に楽しめた。小川さんが競馬好きとしか思えないくらい熱意感じた(笑)血統のロマンがふんだんに描かれていて、ますます血統の魅力を感じました。

    ・時の扉
    ファンタジー要素強め。いちばんよく分からなかったけど、世界観や価値観を楽しめたかな。抽象的で少し難しめ。

    ・ムジカ・ムンダーナ
    音楽を通貨とする島

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    2025年07月03日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    著者と様々な分野のゲストが語り合うラジオ番組を書き起こした本。著者があくまで小説家としてラジオを進めており、その中でフィクションとはなんなのか、全く関係のない他分野とどのような共通点があるのかといった洞察が散りばめられていた。

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    2025年06月27日
  • GOAT

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    初めて文芸誌を買いました。
    よく見かけるから気になるなぁという興味からだったのですが、全くの初心者にも楽しめた1冊でした。
    とにかく、この値段でこの分厚さで満足感すごいけど、手首が悲鳴を上げてました笑
    色んなジャンルに触れられて、読書って楽しい!って思わせてもらいました。
    そして気になる作品も増えました

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    2025年06月20日
  • ゲームの王国 下

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    ネタバレ

    上巻はたしかにカンボジアの歴史的背景をもとに共産主義の破綻や翻弄される国民を描いていたはずだった。 
    このテイストで物語が続くのかと思いきや、下巻に入った途端、2023年という現代に突然移り変わる。

    そして、何より脳波を使ったゲーム「ブラクション・ゲーム」を基準に人の思い出や社会とゲームの違い、勝利と敗北…色んなところに話を展開する。最終的な場面はゲームの情景を説明しているのかムイタックとソリヤが思い出を懐古してるのかもぐちゃぐちゃなんだが、たしかにSF小説であり、でも読み手を置き去りにしてるような感じで…。

    なのに、なんだこの満足感。

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    2025年06月11日
  • GOAT

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    初めての文芸誌で、愛のテーマに相応しいかわいい白と赤の表紙
    分厚いから読むの大変だと思ってたけど、はじめましてのいろんな作家さんを読めて嬉しい。

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    2025年06月09日
  • ゲームの王国 上

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    ネタバレ

    最近ハマっている作者。

    舞台はカンボジアで、フランスやベトナムなどの様々な国からの圧力や思想が入り混じり内乱状態の時代背景。

    共産主義を掲げ、実行するサロトサルやそれに対して密かに反乱を企てる娘のソリヤ、とある町で生まれ、激動の人生を過ごすムイタックとティウンの兄弟…。
    とにかくいろんな人物の視点から思惑と理想、現状に対する不満などがひっきりなしに描かれている。

    正直、カンボジアの歴史的背景を押さえていた方が絶対に楽しめるので読者の根本的な教養が問われる部分が多いため全てを楽しむには私の実力不足が否めないが割と面白いので下巻にも期待。

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    2025年06月07日