小川哲のレビュー一覧

  • GOAT

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    小説は廃れない、廃れないでほしい。
    そう強く思った1冊でした。
    たくさんの愛に触れることができて大満足です。
    悪も購入したいと思います。

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    2025年07月13日
  • スメラミシング

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    小川哲は本当に作風に幅があって驚く。キリ教出身なので、神とか宗教とかテーマの短編集は見逃せない。お気に入りは、七十人聖書を巡る宗教裁判「七十人の翻訳者たち」と、天皇を運ぶ家柄の配達員「密林のモガリ」。表題作も雰囲気がかなり好き。

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    2025年07月13日
  • 嘘と正典

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    ネタバレ

    短編集でこんなに全部面白いことある!?ってくらい、良かった、とても楽しかった。

    ・魔術師
    マジックが文面でこんなに生き生きと表現できるんだと圧巻。思わず心を掴まれる臨場感のある演出描写、含んだ終わり方も全部好きだった。めちゃめちゃ好み。

    ・ひとすじの光
    競馬すぎて面白かった(笑)競馬好きとして非常に楽しめた。小川さんが競馬好きとしか思えないくらい熱意感じた(笑)血統のロマンがふんだんに描かれていて、ますます血統の魅力を感じました。

    ・時の扉
    ファンタジー要素強め。いちばんよく分からなかったけど、世界観や価値観を楽しめたかな。抽象的で少し難しめ。

    ・ムジカ・ムンダーナ
    音楽を通貨とする島

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    2025年07月03日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    著者と様々な分野のゲストが語り合うラジオ番組を書き起こした本。著者があくまで小説家としてラジオを進めており、その中でフィクションとはなんなのか、全く関係のない他分野とどのような共通点があるのかといった洞察が散りばめられていた。

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    2025年06月27日
  • ゲームの王国 下

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    ネタバレ

    上巻はたしかにカンボジアの歴史的背景をもとに共産主義の破綻や翻弄される国民を描いていたはずだった。 
    このテイストで物語が続くのかと思いきや、下巻に入った途端、2023年という現代に突然移り変わる。

    そして、何より脳波を使ったゲーム「ブラクション・ゲーム」を基準に人の思い出や社会とゲームの違い、勝利と敗北…色んなところに話を展開する。最終的な場面はゲームの情景を説明しているのかムイタックとソリヤが思い出を懐古してるのかもぐちゃぐちゃなんだが、たしかにSF小説であり、でも読み手を置き去りにしてるような感じで…。

    なのに、なんだこの満足感。

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    2025年06月11日
  • ゲームの王国 上

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    ネタバレ

    最近ハマっている作者。

    舞台はカンボジアで、フランスやベトナムなどの様々な国からの圧力や思想が入り混じり内乱状態の時代背景。

    共産主義を掲げ、実行するサロトサルやそれに対して密かに反乱を企てる娘のソリヤ、とある町で生まれ、激動の人生を過ごすムイタックとティウンの兄弟…。
    とにかくいろんな人物の視点から思惑と理想、現状に対する不満などがひっきりなしに描かれている。

    正直、カンボジアの歴史的背景を押さえていた方が絶対に楽しめるので読者の根本的な教養が問われる部分が多いため全てを楽しむには私の実力不足が否めないが割と面白いので下巻にも期待。

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    2025年07月14日
  • ゲームの王国 下

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    ようやく上巻の複雑に交錯する登場人物らと舞台設定に慣れたと思ったら、物語は突然のリセット(半世紀の時が流れる)。
    アルンとリアスメイに世代交代、ムイタックとソリアの神話(ゲーム)はようやく幕を下ろした。
    本書の雰囲気や読後感はマルケスの『百年の孤独』っぽい。
    先に『地図と拳』を読んでいたが、本書のほうが好み。

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    2025年05月25日
  • ユートロニカのこちら側

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    その街ではお金はもらえる、仕事はしなくていい、犯罪は起きない、まさに楽園だというのに、はじめからディストピア感満載だ。
    小川哲さんのデビュー作は、すでに彼独自の文体、世界観が確立されており、唯一無二を感じさせる。ここから『ゲームの王国』や『地図と拳』等へと連なっていくわけだが、この淡々と進む物語はなぜか叙情的な読み心地にさせる。
    作品の根底に流れる哲学的な要素は、著者の岩波文庫を読破した下地があることは間違いなく、そこからの面倒くさい思考、さらに作品への落とし込みが、まさに魅力になっている。

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    2025年05月23日
  • これが最後の仕事になる

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    最初の一文目が同じアンソロシリーズ。お気に入りは、桃野雑派「「アイドル卒業」一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」岸田奈美「声」、そしてさすがすぎる米澤穂信「時効」。求めてる面白さ!の人もいればこんなのも書くの、な人もいるのが良き。

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    2025年04月29日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    ラジオで放送していた内容の書籍化。
    小説家を中心とした豪華な面々との対談は軽快で読みやすい。が、まえがきとあとがきは小川先生らしい捻くれた感じで、このスタンスで対談してるの面白いな。小泉今日子さん、千早茜先生、逢坂冬馬先生、太田光さん、加藤シゲアキ先生の回が好きです。
    最初は二人だけ挙げたのに、後からこの回も良かったなと書き足してしまい、今の段階でも(でもあの人の回も良かった……)と思っているので、それだけどなたとの回も面白かったということで。

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    2025年03月20日
  • 嘘と正典

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    めちゃくちゃ面白かった。一度で理解しきれず、繰り返し読んだのに、それでも理解しきれない。読むたびに新しい発見がありそう。

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    2025年03月09日
  • ゲームの王国 下

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    ネタバレ

    (上下まとめての感想)

    とんでもなく面白かった、、すごい作品に出会ってしまった、、、
    カンボジアを舞台にした近未来SFといった感じ
    そこまでSF要素はなかった

    色んな話が並行して進んでいくけど、話の中心人物として大きくスポットを浴びているのが、ムイタックとソリヤ。
    最後まで読んでようやくわかったような気がしているけど、この小説は2人の壮大な追いかけっこだったんじゃないかと思った。
    人生をかけた壮大なゲーム、素晴らしかった。
    1度会ったきりなのに、お互い無意識下で執着してしまう。もっと掛け合いがみたいなとも思いましたが、余韻を残したこの終わり方が1番美しく儚い、素晴らしい終わり方だったと思い

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    2025年01月22日
  • 嘘と正典

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    ネタバレ

    ユートロニカでただならぬ雰囲気を感じてこちらの本をチョイス。

    結論、この作者はめっちゃくちゃ面白い。

    この本自体は6つの短編からなるが、短編とは思えない密度を保ちつつショートならではの小気味良さも持ち合わせているので面白い。

    個人的には「魔術師」が面白かった。タイムマシンというマジックを披露した父の後を追って、数十年に渡ってトリックを準備し、後戻りのできない一世一代のマジックを披露する姉という短いながらも起承転結のしっかりした構成が好き。

    表題の「嘘と正典」も小難しい感じはあるもののすごく練られていて面白い。

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    2025年01月13日
  • ゲームの王国 上

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    緊張と緩和のバランスが絶妙。史実を基としたかなり重苦しいテーマを描いているのに、所々で笑わされてしまう。難しいことを分かりやすく説明できるのが本当に頭のいい人だと言うが、作者の小川哲さんは正しくそういう人だと感じた。

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    2025年01月02日
  • 君が手にするはずだった黄金について 無料お試し版

    ネタバレ 購入済み

    自分を構成するもの

    自分を構成するもの――それを円グラフで表す。
    それが元素であれば、炭素、水素、酸素、窒素、その他金属。
    ハガレンのエドに言わせれば、子供の小遣いでも材料は買える。
    だが、他の要素でグラフを書くとしたら?
    エントリーシートとか懐かしいし、いきなり自己分析しろと言われても困ったことを思い出す。

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    2024年11月30日
  • ゲームの王国 下

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    クメールルージュ、ポルポト、カンボジアの話?
    作家はカンボジアに住んでいたのか?
    そんな事を思いながら、それはそれは不思議な登場人物達のそれぞれの人生を読み進めていく。

    カンボジアを旅行した事はなかったけど、作品を通して情景が目に浮かぶ。
    それぐらい描写が細かい。

    いつかテレビでクメールルージュの虐殺を特集した番組を観たことを思い出した。


    土臭く、地に這いつくばって生きているキャラクター達。
    最後交わったのか、全てが回収されたのか、それはわからないけど、未完のような、ただ、作者の情熱が伝わってくるこの作品、読み終わり、ただ余韻に浸る。
    日本人で、外国を舞台にここまで書き切れるだろうか、

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    2024年11月22日
  • ゲームの王国 下

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    上巻に引き続き、あっという間に読み終えた。すごい筆力だ。久々に世界観に没頭できるフィクションだった。下巻を開いた瞬間、上巻とは別世界のようで、それも面白かった。ノーマークの著者と著書だったので、読み終わってすぐに、家族や友人におすすめしまくってしまった笑

    下巻も変わらずカンボジアが舞台だが、上巻が1950-1970年代のポルポトやクメール・ルージュの史実を元にした時代だったのに対し、下巻は2000-2020年代に一気に飛ぶ。下巻になり、SFというジャンル設定がはじめていきてくる。脳波でコントロールできるメタバース的なゲームが登場する。どのように物語が着地するのか、誰かの命がいつ奪われるかわか

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    2024年10月11日
  • これが最後の仕事になる

    匿名

    購入済み

    一穂ミチ先生のファンで

    一穂ミチ先生のファンで購入しました。買ってよかったです。初めて読む作家さんもあり、色々な作品が読めてよかったです。個人的には後半の作品が好きでした。

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    2024年08月30日
  • ゲームの王国 下

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    上下巻の二部作をようやく読み終えました。

    歴史小説然とした上巻は自分がカンボジアの歴史について不勉強な事もあり、重苦しい歴史の追体験も辛すぎる上、数の多さと読み慣れない名前で登場人物が覚えられず、中々読み進められず断念しそうになるほどでした…

    しかしながら、登場人物達が時代のうねりに翻弄され続ける上巻を通して自分の中に蓄積された「記憶」のような何かが、下巻で2人の元少年少女の愛の物語の結びを読むためのエッセンスだったと思うと、とてもくたびれましたが最後まで読み切って良かったと思える作品でした。

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    2024年08月16日
  • 君が手にするはずだった黄金について

    QM

    購入済み

    読みやすい

    ふーーーむ。小説家って普段こんなこと考えてるんだなぁという気づきと、小説家だからなのか日常の些細な出来事をきっかけにして物語を作っていくのがすごく上手いと思った。作中に出てくる80億を回してるとかいう見栄っ張りの元同級生や、真偽は謎だけど偽物ブランドを身に着けてるだとか作品のネタ等すべて他人から盗んだものだとか言われてる漫画家など、本当にいそうだよなこういう人って感じで普通に話としては面白かった。それに対する主人公(作者?)の見方も面白い。

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    2024年05月25日