秋吉理香子の作品一覧
「秋吉理香子」の「これが最後の仕事になる」「月夜行路」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「秋吉理香子」の「これが最後の仕事になる」「月夜行路」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
友人に勧められて読んでみました。叙述トリック物はあまり読まないのですが、いや〜すごかったです。後半に畳み掛ける種明かしが驚きの連続です。特に最後の章は鳥肌立ちました。タイトルにある"聖母"たる様が、最後2ページで書かれていますが、その表現描写もグッときます。まさかこういうハッピーエンド(?)に持っていくとは。
そういえば、途中途中で心理描写にどことなく違和感を感じていたもののスルーしていたのですが、もう一度読み返してみると、あえてそういう表現をとっていたのだと気付かされ、ストンと腑に落ちるとともにやられたなと思いました。ヒントはちょくちょく出ているんですね。ミステリ好きの
Posted by ブクログ
●あらすじ
20年前に起きた通り魔事件の犯人が刺殺された。
自ら殺したと通報したのは、その通り魔事件で両親を殺された柏原麻由子だった。
だが、麻由子は通り魔事件の直後に交通事故に遭遇して記憶障害を患っており、記憶が20分と持たない女性だった。果たして麻由子は本当に両親の復讐を果たしたのか?
●感想
先ず驚かされるのが、主人公が記憶障害という設定。
麻由子は記憶が10分〜20分で消えてしまう。
そう、記憶が保たない女性なのだ。
取調べで状況証拠を前に自白したかと思えば、数分後には学生時代の記憶に遡り、今自分がどこで何をしているのか分からなくなってしまう。
麻由子は本当に復讐を成し遂げたのか?