月夜行路

月夜行路

1,672円 (税込)

8pt

専業主婦の涼子は、冷え切った夫との関係や言うことをきかない二人の子どもとの生活に、疲労感と閉塞感を覚えていた。45歳の誕生日を明日に控えた深夜、書籍編集者の夫に女性から一本の電話がかかってきた。「小説家の重原宗助先生からの仕事が入った」と家を出てしまう夫。我慢の限界に達した涼子は、家を飛び出す……。涼子が向かった先は、夫の愛人ホステスが勤めるクラブの入ったビル。1階のBAR「マーキームーン」に入ると、文学好きの美しいママが話しかけてくる。性別は男だというママは、涼子の悩みや素性を鋭い洞察力と推理力で言い当ててしまう。涼子がママに夫の愚痴を話すと、唯一の「良い思い出」である大学時代の彼氏・カズトにもう一度会おうと、旅に出ることになる。

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月夜行路 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ラスト30ページは涙で文字が見えなくなりながら、読みました
    読みはじめたときには、想像していなかったラスト
    読み終えたあと、この小説を読めてよかったぁ~と心から思えました

    銀座クラブ『マーキームーン』のルナママがすっごく魅力的で素敵!!
    銀座に行ったら会えないかなって本気で思うんだけど、どうしたら

    0
    2024年11月10日

    Posted by ブクログ

    本を閉じてもなお、この余韻に涙が溢れている。
    皆それぞれ、誰かの夢を叶えている存在って、ほんとそうだよなぁとしみじみ感じつつ、主人公が最後に気づいた真実に色んなことが逆再生されていくような感じになった。
    当たり前になり過ぎて見えなくなっている、今ある幸せに改めて気づかせてもらえた。
    文学者たちのこと

    0
    2024年01月15日

    Posted by ブクログ

    たまげた! 傑作だ!
    夫の裏切りから逃げ出すように女は夜の街で知り合ったママと旅に出る。かつて好きだった男に会うためにーー。
    読み終えて涙が零れるような本が何冊あるだろうか。これは間違いなくその一冊だ。
    人生とは上手くいかないものである。平坦だと思って歩いていれば落とし穴やその辺の石に引っかかって

    0
    2023年12月29日

    Posted by ブクログ

    夫の浮気を疑い、所持品やスマホ履歴から確信に近いものを得、誕生日なのにそれを家族に忘れられ、昔別れた男が忘れられず勢いで乗りこんだ浮気相手の高級バーには入れず、その下の階のそれでも一流のバーのママと昔の男探しの旅にでる。大阪に向かうのだが、文学の聖地巡りと、予想外の事件との遭遇が頻回に起こるのと、何

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    一つずつのエピソードはとても良かった。
    文学と大阪がこんなに縁深いことも初めて知った。
    最後のママの正体も良かった。


    涼子と子供達のわだかまりとか、ママの本当の気持ちとか、そこらへんは消化不良。

    2025.5.1
    83

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    3~4日で、事件起きすぎ!って思っちゃうけど、ミステリー楽しめたし、ルナママ の言葉に色々とジーンとしちゃいました。またルナママに会いたいな。

    0
    2024年12月25日

    Posted by ブクログ

    思ってた展開と違かったり、「事件に遭遇しすぎじゃない?」って思ったりもしながら。
    でも、楽しく読めたな。
    もうね、ルナママの名言集出しても良いと思うwww
    あと、この本に出てくる作品が読みたくなったのはアタシだけじゃないはずよね?

    ☆序章  「暗夜行路」
    ☆第一話 「曽根崎心中」
    ☆第二話 「春琴

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    夫の不倫疑惑の真相をつかもうと家を飛び出す涼子。その途中で出会ったバーのママ野宮ルナと、元彼の所在を探しに大阪へ行くことに。

    文学話、めちゃめちゃ面白かった。そして道中巻き込まれる事件も、文学の知識を参考に解きつつ、結末が切ないというか。ルナが素敵すぎる。

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    解決した後の逆転推理はいささか出来過ぎだけど文学に因んだ事件は面白い
    ルナママの正体は、、、?涼子にはハッピーエンドでよかった

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    専業主婦の涼子がBARのママと元彼に会うために大阪まで旅に出る話。めちゃくちゃ好き!大阪にこんなに文学スポットがあったとはという驚き、これは文学スポット巡りと小説読まないと!そして旅の結末、2人の結末が胸に響いた。全然気付いてなかったけど優しさが沁みた

    0
    2024年04月28日

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