感情タグBEST3
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『あたしはね、全員が、誰かの夢だと思ってる。ミュージシャンや漫画家でいる人たちは、いわゆる平凡なお母さんになることが夢かもしれない。だからまわりまわって、全員が、誰かの夢を叶えた存在なんじゃないかって思うの。』
『あたしもね、誰かの夢なのかもしれない。そう思うと、ちょっぴり勇気が出るのよ』
『マーキームーンっていうの
誰もが主役であることを思い出して欲しいからよ。生きることは、その人自身の物語を紡ぐことよ。人生は物語で、誰もが主人公なの。』
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忘れられない恋愛。有名文学作品ネタのミステリ。細かい話が多いけど、よくできてる。見方によって変わるのも面白い。主人公の性格はあんまりだけど、ルナはとても魅力的。ルナの正体も安易だけど泣ける。大阪旅行が楽しみ
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本を閉じてもなお、この余韻に涙が溢れている。
皆それぞれ、誰かの夢を叶えている存在って、ほんとそうだよなぁとしみじみ感じつつ、主人公が最後に気づいた真実に色んなことが逆再生されていくような感じになった。
当たり前になり過ぎて見えなくなっている、今ある幸せに改めて気づかせてもらえた。
文学者たちのことは詳しくないので、文学碑めぐりに関してのところは流し読み状態になってしまったけど、読み始めてすぐの段階から、きっとこの本面白い!と感じた直感は間違いなかった一冊。
ここまで書いている今もまだなお余韻に浸りながら本の世界を感じられている。
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大阪の文豪の聖地巡礼マップを見ながら読む。バーのママと大阪へ元恋人を探す旅にでる主婦。大阪で様々な事件に巻き込まれるがママの活躍で解決。最後はハッピーエンド。心が暖かかくなり楽しく読めました。秋吉さんこういう作品も書くのですね。「暗夜行路」早速読みました。
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たまげた! 傑作だ!
夫の裏切りから逃げ出すように女は夜の街で知り合ったママと旅に出る。かつて好きだった男に会うためにーー。
読み終えて涙が零れるような本が何冊あるだろうか。これは間違いなくその一冊だ。
人生とは上手くいかないものである。平坦だと思って歩いていれば落とし穴やその辺の石に引っかかって転ぶ。デコボコだと思っていると意外と上手く歩ける。何とも意地の悪いイタズラの連続に我々は死ぬまで付き合わなくてはならない。
日常の謎を描きながら、様々な伏線が、謎が、一本の線に収束していく様は見事としか言えない。今、必死で涙を堪えてこれを書いている。この拙い言葉がどうか大勢の人に届きますように。
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主婦の涼子は夫の浮気を確信し、子供たちにも労ってもらえない生活に嫌気が差し、家出を決行した。たまたま出会ったバーのママ・ルナと会話を交わすうち、二人は大阪へ、涼子の元彼を探す旅に出ることになる。大阪の文学スポットを巡りながら事件にも出会い、彼女たちの旅はどのような結末を迎えるのか。とっても楽しい読み心地のミステリです。
出会ったばかりなのに親友であるかのような涼子とルナの関係が素敵です。ルナのキャラクターが本当に素晴らしくて、彼女との旅は本当に楽しそう。そしてさまざまな事件に出くわすたびに発揮されるルナの推理の見事さ。涼子がワトソン役としてきっちり活躍しているところも憎いです。この二人、最強のコンビじゃないですか。
数々の文学スポットもまた楽しいです。大阪は身近なのですが、しかし案外知らないスポットだらけ。行ってみたくなりました。
彼女たちの旅が行きつく先にも驚かされました。まさかそんなことが! そしてルナの優しさがあまりに深い……彼女はきっと楽ではない人生を送ってきたはずなのに、そんなことを微塵も思わせないほどに生き生きとして、しかも思いやりにも満ちていて。憧れてしまいます。
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秋吉さんの作品で1番よかったのでは?わたしもそこその文学オタクなので読んでてワクワクしたのと、物語が終盤に差し掛かるに連れ明らかになる心臓に涙腺緩み、みんなが優しくて泣ける。
わたしも、誰かが夢見る私であるといいな。
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専業主婦の涼子がBARのママと元彼に会うために大阪まで旅に出る話。めちゃくちゃ好き!大阪にこんなに文学スポットがあったとはという驚き、これは文学スポット巡りと小説読まないと!そして旅の結末、2人の結末が胸に響いた。全然気付いてなかったけど優しさが沁みた
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かつて愛した元彼をさ探しにいく、道中でのミステリー
専業主婦の涼子は、家族に認められない生活を送っていた。誕生日すら忘れられ、帰ってこない夫への気持ちも爆発させた涼子は、家を飛び出す。迷い込んだバーで、ジェンダーレスのママと一緒に、かつて愛した元彼を探すたびに出ることを決意。
道中でのミステリー、ママの鋭い洞察力が旅の行方を飽きさせなかった。
結末には、どんなに強い人でも、なんでも手に入るわけではなく、今の人生って、本当は幸せで溢れてることを気づかせてくれる。切ないミステリーだった。
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日々の寂しい生活に嫌気がさしていた専業主婦の涼子。20年以上前に別れたカズトを探しに、バーのママと大阪へ…
やさしいウソが何層にも重なった物語。いまある生活が自分ではない誰かの望む生活なのかもしれない、と考えさせられました。
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とっても愛を感じるお話しでした。通天閣には行ったことがありますが、2台目とは知りませんでした。たくさん作家さんの作品に出会えた一冊でした。ママと涼子の良い関係が続いたらいいなと思いました。と言うか、読書っていいですね、また会いましょうって言いたかったのです。
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物語のページはどんどん進んでいくし、
肝心の元彼の手がかりは?と思っていたら。。
大阪はこんなに文学で溢れていたのと初めて知り、
この作品には感動した。
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イヤミスの旗手と言われる秋吉理香子さん。
これまで読んだのは
『絶対主義』と『終活中毒』
私、”イヤミス”はちょっと苦手なはずなのに
既読の2冊は☆4をつけていて、なかなかに面白かった。
『月夜行路』は
フォローしているインスタグラマーさんおススメ。
手にしてみたら
これまでの”イヤミス”とは違って
ちょっと考えさせられて心に沁みるミステリだった。
『月夜行路』は大阪で涼子の元彼を探す旅。
大阪人には馴染みの深い町の描写があって
思わず「おぉー!」と声をあげたくなる。
大阪人で読書好きと公言している私だが
文中で二人が言う
「大阪を歩けば文学に当たる」だとか
「大阪の街って、文学で編まれてるんじゃないの」
なんてことは、これまで一度たりとも思ったことがない。
大阪にこれほど多くの文学碑などがあるとさえ知らなかった。
大阪を舞台にした小説が数多くあることは知っていたけれど
「えっ?! そんなに?」と本当にびっくりしたのが正直なところ。
ルナと涼子は『月夜行路』の中で
なんと14か所もの文学ゆかりの地を訪れたののですよ。
14か所!そう14か所!
(と、なぜだかちょっと興奮しておりまする)
大阪を舞台にした文学と言えば~
私が思い浮かべるのは
「曽根崎心中」「夫婦善哉」・・・
昭和も昭和、昭和のど真ん中生まれだが
なぜだか、思い浮かぶのはこの二つ。
でも、私、この二作品は読んだことがない
なのに何故この二作品?
実はどちらも舞台を観たことがあるのだ。
ちなみに「曽根崎心中」は蜷川幸雄さんの演出で、主演は坂東八十助さんと関根恵子さん。
「夫婦善哉」は藤田まことさんと宮本信子さんが主演。
(この時は母と祖母と三人での観劇だったなぁ…)
どちらももう30年近くまえのこと。
あら、私、すごい記憶力?
いえいえ、それだけ舞台がすばらしくて忘れられないのだ。
と、話があっちゃこっちゃ行ってしまったが…
『月夜行路』は小説として楽しめて
大阪文学旅としても楽しめて
”一粒で二度おいしい”、まるでアーモンドグリコのような…
ちなみにグリコの本社は大阪!
あっ、これは有名でしたね
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専業主婦の主人公。子供が2人いるが、旦那は不倫しているのか全然帰ってこない。ある日ふらりと帰ってきたのに、すぐに仕事で呼び出されたと夜中に家を出る。電話の向こうから聞こえるのは女の声。ぷつりと切れた主人公は旦那を追って夜の街に出るが、目的の店の手前でゲイバーのキャッチに捕まってしまうが、ママと話しているうちに過去に悲しい別れをした彼氏にもう一度会いたいという話になり、じゃあ私も行くわとママとの大阪旅行が始まる。
文学好きのママが立ち寄る作者と縁のある土地や話、文学から解決する事件など読んでいて楽しかった。
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主婦の沢辻涼子は、中学と高校になる子どもの世話とすれ違いで会話もない夫との生活に孤独感を募らせていた。
その矢先、久しぶりに帰ったきた夫の浮気を疑い、後をつけて家を飛び出し、BARのママ・野宮ルナと出会う。
愚痴をこぼしたところ、涼子の心の中まで見抜いていて、自分が抱える報われなさの正体が元彼であることを言い当てられ、元彼を探すために大阪へと2人旅が始まる。
元彼探しのなか、ルナの洞察力と推理力で道中に巻き込まれた事件を解決していくのも謎めいていて楽しめる。
そして、大阪にはたくさんの文学の石碑があることを今更ながら知った。
元彼の今を知ったとき、ルナはそれも想定していたことに何故か納得してしまう。
ルナの正体がわかるとなるほどね、となる。
やはり涼子自身が気づいてこそ、である。
どんなにままならなくても、もどかしくても、苦しくても、わたしも生きている限り、自分自身の物語を紡いでいかなくてはならない。
最後の句読点が打たれるその時まで、わたしは主役を張り続ける。
誰もが主人公。
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エンタメ小説として
読みやすく、
一気に短時間で読めた。
専業主婦が元彼を探す旅をする。
偶然知り合った文学好きなママと。
展開は、あくまでも
エンタメとしての面白さで
全てが上手く出来過ぎなんだけど、
それはそれで
読んでいて
気持ちよく、ストレスなく楽しめた。
もしかしたら、
ドラマにして、
毎回ミステリーと
文学が繋がるテーマでやったら
面白そう!
ミステリという勿れ、みたいな感じで、ママの言葉が毎回刺さる!
ママは肉野小路ニクヨさんのイメージ!
最近の本の装丁は
なかなか
今風だなあ。
表紙と中味が
うまく繋がらないのは
私だけかな?
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青い鳥ならぬ昔別れた彼氏を探して大阪の地を巡り、家に戻るロードムービー。
銀座のクラブのママとの旅は心中事件、強盗殺人事件を解決するミステリーでもあり、大阪の文学名所旧跡巡りでもあって、文学作品が事件解決に繋がるという二重のお楽しみ。最後の哀しい真実もわかって良かったと思え、都合良すぎる気もしないではないけれど、読後感は最高です。
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良い意味で想像してたのと全然違う物語だった。日々鬱屈した思いを抱える中年主婦、涼子は大好きだった初恋の彼に会いに行こうと思いたつ。ひょんなことから涼子と意気投合した銀座のバーのママ、ルナはその初恋探しの道中に同行する。主婦の元彼をめぐる恋愛模様かと思いきや、大阪ロードノベル+文学聖地巡礼+ライトミステリであった。さらにママのスペックも元男性・超美貌・小説家志望・頭脳明晰とてんこ盛り。博識のママが文学になぞらえて探偵ばりに推理していく展開もワンパターンだが結構楽しく、終章の展開も意表を突かれた。面白かった。
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今作はハートフルなミステリー。
謎解きの合間に、文学好きのママの豆知識が披露されるのが興味深かった。
文学碑巡りしたくなってしまう。
後半、昔の恋人の和人に会いに行くあたりからがよかった。
ミステリーそのものというより、ママの人柄に惹かれて一気に読み終えた。
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子供2人の4人家族で専業主婦をしているが、夫の浮気?言う事の聞かない子供達の世話で疲れ果ててしまう。夜中にかかってきた電話で夫は家を出て行ってしまう。堪忍袋の尾が切れた妻は、そのお店に乗り込みに行くはずが、同じビルの飲み屋に来てしまう。そこで知り合ったママと一緒に昔の恋人に会いに行く旅行で色々な事件に巻き込まれ、ママが解決してしまう様がとても面白い。最後はママが実は昔の恋人なのでは?と思っていたが、そう来たか!最後には普通の生活が1番の幸せという事に気付かされる。
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読みやすくサクサク読めた
本の感想とは関係ないが
他の方も書いてあるが大阪の印象が変わった
美味しい食べ物と楽しい街という
印象があったが知らない事が増えてよかった
視点を変えてみるのも大事だと思った
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最後はそうきたかという終わり方で意外性はあった
ただ次から次と二人の周辺で事件が起こったり、文学のお話が入り込み…主人公の元恋人を探すのはどうなったの??と…
情報が多すぎて少し読みにくかった
秋吉理香子さんの作品好きなので イヤミスじゃなかったのが私的には残念だった
Posted by ブクログ
家庭に居場所が無くなりつつある中年女性が初恋の人を探しに大阪へ出かける物語。バディを組むのは銀座の高級バーのママ。バディものとしては王道の流れ。ママは自らも小説を書くため大阪でも文豪が書いた小説の舞台となった場所を訪れていく。そこで発生する事件もママの高い洞察力と推理力で解決していく。主人公は初恋の人に会えるのか。ストーリーの展開はよめるしミステリーとしては小粒である。ただ作者の秋吉理香子さんが文学が好きで大阪に思い入れがあるのがよく分かる。それが物語に綺麗に結びついて爽やかな後味を残す。心地よい作品だ。
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女の逃亡記かと思っていたら、
そうではなく、ちょっと何日間か旅する話。
辛い描写は無く、サクッとあっという間に読み終えた。
私も谷崎潤一郎さんは若い頃に好んで数冊読んだが、文学好きな方なら楽しめるだろうなと感じた。
軽いミステリーを合間にちょこちょこと挟んだ、ほわっとハートフルなお話。
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秋吉理香子さんワールド全開ってことは無かったかなー?
んー。
サクサク読める!
色々な文豪の話が出てきて面白い一方でとっ散らかってる感もあったような。。
素人からの感想ですww
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秋吉理香子さんの新刊、なんともオトナな雰囲気の表紙ですよね!しかもタイトルは「月夜行路」、ちょっとロマンチックな作品かと、わくわくしながら手にしてみました。
主人公は専業主婦の涼子…夫と2人の子どもの4人家族、子どもたちは涼子の言うことは聞かず、そして夫は家庭を顧みず仕事と称して浮気をしているという疑惑がある…。ある日、深夜に関わらず仕事だと出かける夫を追いかけるのだが、夫が入店したお店とは別のお店に入ってしまう…。そこで出会ったゲイバーのママであるルナと、涼子の忘れられない元カレ、カズトを探すため大阪に行くことになる…。ルナは無類の文学好き、文学が好きであるからこそ人を見る目も持っていると自負している…。大阪に着いたふたりは、カズトを探しながらも文学になぞられ様々な名所をめぐるのだが、行く先で事件が起こる…。事件を解決に導くことはできるのか、カズトとの再会は叶うのか、これからの涼子はどうなっていくのか…。
いや~主人公の涼子は、ちょっとなぁ…苦手なタイプだなってつい思ったり、でもルナはいい感じ~、結構好きなキャラだったりします!!読み始める前に思っていた、ロマンチックな作品ではなかったし、ちょっと設定に無理があるのかなって感じたり…したので、私の評価は低めにしました。でも、大阪には行きたくなりました!これからの涼子の幸せを願うより、ルナの幸せを願いたくなる作品でした。
Posted by ブクログ
ラストのママの去り方にグッときた…!
各章ごとのプチミステリも面白かったし、あたたかいストーリーにうるっとしたが、なにより文豪ツアーが書面越しでも楽しすぎた。一番最初の子供たちや夫には主人公と一緒にイライラしたので、まさかこんな優しい結末に導かれるとは思いもよらなかった。ママ最高。
Posted by ブクログ
「暗夜行路」
「曽根崎心中」
「春琴抄」
「黒蜥蜴」
「月夜行路」
タイトルに日本文学を取り入れた連作短編集。
秋吉さんお得意のイヤミスは封印されハートフル&ホワイトなミステリー。
主人公の涼子は元バレーボール選手で二人の子を持つ専業主婦。
夫の浮気と反抗的な子供達に嫌気が差し45歳の誕生日に家を飛び出して偶然出会ったBARのママ・ルナと共に元カレ探しの旅に出る。
大阪で次々と起きる事件とルナの冴え渡る名推理。
荒唐無稽な設定だがエンタメと割り切って読めば面白い。
最終章で待ち受けるいくつもの真相に温かさと切なさを感じる読後。