麻見和史の作品一覧
「麻見和史」の「殺意の勲章 猟奇殺人捜査ファイル」「女神の骨格 警視庁殺人分析班」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「麻見和史」の「殺意の勲章 猟奇殺人捜査ファイル」「女神の骨格 警視庁殺人分析班」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
立教大学文学部卒。2006年、『ヴェサリウスの柩』で東京創元社主催の鮎川哲也賞を受賞しデビュー。代表作品に警察小説『警視庁捜査一課十一係警視庁殺人分析班シリーズ』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
上野の空きアパートで発見された、顔と腕を損壊された遺体。残されたのは謎めいた数字と聖人カードだけ――。如月塔子ら「殺人分析班」は、連続殺人を予感しながらも次の事件を防げず、捜査は迷路のように絡み合っていく。数字が示す意味、犯人の意図、すべてが霧の中で進む緊迫の推理戦。
シリーズ5作目。猟奇性と緊張感に支配される物語に一気に引き込まれた。用意された仕掛けは読者の予想を軽々と裏切り、どんでん返しに心を揺さぶられる。事件の背後にある動機や人間模様は単なる犯罪譚ではなく、哀しさや切なさを濃く刻み込んでいる。善悪の線引きが揺らぎ、読み終えた後もしばらく思考がまとわりつくような余韻。
ミステリーとして
Posted by ブクログ
麻見和史『骸の鍵』双葉文庫。
警察小説の新シリーズの開幕だろうか。
麻見和史の警察小説シリーズと言えば、『警視庁犯罪分析班シリーズ』、『警視庁文書捜査官シリーズ』など女性刑事が主人公を務めるシリーズが目立つ。主人公は、如月塔子、鳴海理沙と推理力や捜査能力に長け、魅力的な女性刑事ばかりである。
本作も警視庁捜査一課殺人犯捜査第6係の筋読みに優れた女性刑事である城戸葉月が主人公を務める。これまでの麻見和史の警察小説シリーズの女性主人公とは少し毛色が異なり、例えるなら誉田哲也の『姫川玲子シリーズ』の姫川玲子に似ている。そして、ストーリーは二転三転しながら全く予想もしなかった結末へと進んでいく。
Posted by ブクログ
麻見和史『最後の告発 警視庁文書捜査官』角川文庫。
テレビドラマ化された異色の警察小説シリーズのの第11作。今回もまた書き下ろし。
『警視庁文書捜査官』シリーズの面白さは、鳴海理沙を中心に、奇妙な事件を犯人が残したメモや脅迫状、或いは暗号などから事件を解決に導くプロセスにある。しかも、描かれる事件は皆、時勢を反映した現実味があるところが魅力の一つなのだ。
ある日、警視庁文書解析班に1通の告発状とも取れる手紙が届く。その手紙には7年前に行方不明になった人物についての再捜査依頼と共に疑わしい人物の名前が記され、再捜査しない場合は差出人自らが犯人を殺害すると書かれてあった。
鳴海理沙率いる矢