Posted by ブクログ
2020年01月30日
文章心理学に精通し、文字をこよなく愛する鳴海理沙警部補。シリーズ第5巻。
財津係長が九州に出張で不在の中、上司の岩下管理官から、密命が下される。
ある人物を探し出し、彼が所有する文書を探せ、とのあやふやな指令で、ヒントは『月、寺、百貫』の3文字のみ。
文書解読班の存続や、捜査一課の2人の理事官の...続きを読む葛藤も見え隠れし、事態は混迷を深める。
やがて明らかになる真実、いったい何が嘘で、何が真実なのか?
二転三転する真実に翻弄される鳴海たち。
そして、最後に、財津係長の力技が、事態を収束させる。そのための九州出張だったんですね。
まだまだ内部のゴタゴタは、しばらく続きそうです。
仮に、今後、富野さんが文書解読班に異動すると、より面白くなりそうですね。