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Posted by ブクログ
本作は、タイトル通り「構造」で読ませる物語だった。
事件の異様さに最初は圧倒されるけれど、読み進めるほどに、骨格のように緻密に組み上げられた人間関係と真実が見えてくる。
複雑な構成に翻弄されながらも、最後の数ページで一気に点が線になるあの感覚――まさに麻見作品らしい“知的な快感”。
シリーズを追ってきたからこそ、塔子と鷹野の関係の変化、チームとしての呼吸の深まりも感じられて嬉しかった。
重さの中にある静けさ、悲しみの奥にある理(ことわり)。
ラストを閉じたあと、事件そのものよりも“そこにいた人間”たちの姿が心に残った。
読後は、ただのミステリを超えて、人間の「形」と「欠け」を描く作品としての深さを感じた。
Posted by ブクログ
殺人分析班・如月塔子が活躍するシリーズ、第六弾。
『石の繭』から始まったシリーズですが、登場人物のキャラもハッキリし、ますます面白くなって来ましたね。
今回は、古びた洋館で発生した火災。しかし、その現場から発見されたのは、隠し部屋と多くの蒐集品、そして白骨化した遺体だった。
更に、奇妙なことに、その白骨遺体の頭部は男性で、胴体は女性のものと判明した。一体誰が、何のために?
やがて発生する第2、第3の殺人事件。
果たして、塔子たちは、真相にたどり着くことができるのか...
最後のどんでん返しは、見事です。
各章の最初に、犯人視点のシーンがありますが、読み返すと、なるほどそう言うことか!、と納得しました。
なお、登場人物も多く複雑ですので、人間関係や動機などは、もう少し、シンプルでも良いかも知れません。
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小説・文芸
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