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Posted by ブクログ
麻見和史『魔弾の標的 警視庁殺人分析班』講談社文庫。
知らぬ間にシリーズ第14弾を数えた。このシリーズは非常に面白く、毎回楽しみにしている。
相変わらず見事なプロットだ。恐るべき連続監禁殺人犯の正体を簡単には読者に悟らせず、幕間に描かれる母子の物語で少しずつ事件の真相を見せていくのは本当に見事である。
今回、如月塔子がコンビを組むのは鷹野秀昭ではなく、門脇仁志というのも新鮮であり、事件が決着しても背後にゲーム・マスターという謎の人物が居たことを匂わせ、第15弾、第16弾へと話をつなげていくというのも憎い演出だ。
空家で発見された異様な男性の遺体。男性は全裸で動物用の檻に閉じ込められ、手をワイヤーで縛られ、口枷を着けられた状態で腹部を何らかの銃器で撃たれた上に首を締められていたのだ。
門脇と共に事件を捜査する塔子だったが、同様の第二、第三の事件が起こり、謎は深まるばかりだった。犯人が被害者たちを動物用の檻に監禁した理由、被害者たちの関係、謎の銃器の正体と判らないことばかりだった。
本体価格850円
★★★★★
Posted by ブクログ
シリーズ14作目。
ここに来て、塔子の相棒が鷹野から門脇に代わり、ゲームマスター編スタート。
噂によれば、あと2作で終わりのようだから、急にギアをあげて来た感じ。
都内で発生した檻の中に閉じ込められた刺傷殺人事件。手はワイヤーで縛られ、猿轡をされ、最後に特殊な銃のようなもので殺される。
同じ手口の殺人が3件続けて起こり、4件目を止める為、走り回る捜査員たち。
しかし、なかなか犯人の全貌が明らかにならない。
背後には動物愛護団体の存在がありそうだが、それぞれの繋がりが対立していたり、擁立していたりではっきりしない。
難航する捜査だったが、鷹野とのアプローチの違う門脇とブレインストーミングしながら、事件の核心に迫ろうとする塔子。
殺人は許されないが、動物に対する殺生も許されないことだと思う。
今回の犯人の命の考えが理解し難い。
それも、今作から登場のゲームマスターの影響なのか?
そう考えると、自作も楽しみ。
これまでは塔子目線で描かれてたが、今作は門脇に目線が変わっている。
中堅刑事の頑張りが伝わってくる。
鷹野ほどの頭脳がなくても、体を使って捜査する門脇もいい。
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小説・文芸
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