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Posted by ブクログ
麻見和史『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』角川文庫。
『警視庁文書捜査官』シリーズの新作書き下ろし。相変わらずの面白さ。
事件か悪戯か判然としない事案に文書解読班がSITに召集されるという不穏な幕開けから物語は始まる。目的不明で正体不明の犯人の暗号めいたメッセージに鳴海理沙たち、文書解読班が挑む。
千代田区の東京文学博物館の敷地内で、封筒に入った奇妙な文書と写真が発見され、片仮名と平仮名混じりの奇怪な文書と写真から拉致監禁の事件性が疑われた。
この事件の捜査のために神田署に召集されたのは、警視庁捜査一課科学捜査係の鳴海理沙たち文書解読班の他に岩下管理官肝入りの早峰優梨率いる新設の情報分析班だった。
文書解読班を疎んじる岩下管理官は、鳴海理沙に事件の捜査を通じて文書解読班の存続を賭けた勝負を持ち掛ける。
文書解読班と情報分析班のどちらが事件を解決に導くのか……
『文字の神様』は理沙に再び微笑むのか……
そして、事件の真相は……
本体価格720円
★★★★★
Posted by ブクログ
このシリーズも何気にもう9作目なんだぁ…。このシリーズを読みだしたきっかけは、ドラマが私好みだったからで、ドラマでは鳴海理沙には鈴木京香さん、矢代は波留さんが演じておられました。でもこのシリーズの矢代は男性なので、違和感を当初は感じたもんでした…。このシリーズは、警視庁捜査一課係文書解読班に属するふたりが、犯罪に関わる文書を分析し真相を暴くものです。
東京文学博物館で不審な文書と写真が見つかったこと、その文書と写真は拉致監禁事件が発生していることを思わせるものであったことから、文書解読班に出動命令が下る…。文書解読班をよく思っていない岩下管理官は、新たに情報分析班を設けて対抗させることに…。
文書解読班VS情報分析班…という構図にはあまりひかれれることはなかったけれど、この事件の背景というのがなんとも悲しい…。警察組織って、行方不明者の捜索願を出しても真摯に向き合ってくれないのかな…と、それが今回の事件を引き起こした最大の要因になっているんですよね…。鳴海理沙捜査官の「文字の神様、ありがとう!」が、終盤まで読めなかったのはちょっと残念に思いました。
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小説・文芸
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