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シリーズ、第9弾。
文書解読班の鳴海 理沙たちが活躍するシリーズ。
略取・誘拐を思わせる奇妙な文書が見つかった。
関係者は神田署に集合する事に。
しかし、そこには、岩下管理官の指導のもと、新設された早峰 優梨率いる情報分析班の面々がいた。
果たして、今回の事件、文書解読班と情報分析班の2つの班は、どちらがより早く真相に近づけるのか。
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文字や言葉に深く興味を示し、難事件を解き明かしていく鳴海理沙。彼女は人とコミュニケーションをとるのが上手くなく、特に自己主張の強い人と接するのが苦手。そんな人間味溢れる女性がリーダー。弱点があっても自分の個性を活かして頑張っていけるんだ、と勇気づけられます。今回は文書解読班の危機か、ということで特にハラハラさせられました。
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このシリーズも何気にもう9作目なんだぁ…。このシリーズを読みだしたきっかけは、ドラマが私好みだったからで、ドラマでは鳴海理沙には鈴木京香さん、矢代は波留さんが演じておられました。でもこのシリーズの矢代は男性なので、違和感を当初は感じたもんでした…。このシリーズは、警視庁捜査一課係文書解読班に属するふたりが、犯罪に関わる文書を分析し真相を暴くものです。
東京文学博物館で不審な文書と写真が見つかったこと、その文書と写真は拉致監禁事件が発生していることを思わせるものであったことから、文書解読班に出動命令が下る…。文書解読班をよく思っていない岩下管理官は、新たに情報分析班を設けて対抗させることに…。
文書解読班VS情報分析班…という構図にはあまりひかれれることはなかったけれど、この事件の背景というのがなんとも悲しい…。警察組織って、行方不明者の捜索願を出しても真摯に向き合ってくれないのかな…と、それが今回の事件を引き起こした最大の要因になっているんですよね…。鳴海理沙捜査官の「文字の神様、ありがとう!」が、終盤まで読めなかったのはちょっと残念に思いました。
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警視庁文書捜査官シリーズ、9作目。
暗号解読の過程は素直に面白く読めたんだけど、毎度ながら岩下管理官との悶着は要らんかなー。更にここにきて、ほんと余計な女性キャラ新たに登場させてるし。文書解読班とは別の視点で分析する頭脳班はいてもいいと思うけど、何で競争させるのかな、、、。最初苦手だった夏目も今じゃ結構気に入っているし、著者の描く女性キャラが嫌いなわけじゃないけど、岩下管理官だけはマジでゴメンだわ。ミステリはミステリとして純粋に楽しませてくれないかな、って思っちゃう。
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麻見和史『警視庁文書捜査官』シリーズ(出ると読む)
一度ドラマ化されていると頭の中に映像が出来上がる
ので読むのが早くなる(鈴木京香・波留・・・)
本作品でもの文書解読班は逆風の中で捜査をする
事件は漠然とした誘拐疑惑、SITが肝いりで文書解
読班と情報分析犯が招集され競争して負ければ解体と
いう警察組織では起こりえない行程を作者は幾度も投
げかける(笑)
暗号メッセージに苦しむ鳴海理沙(今回は精彩ないな)