あらすじ
モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子だった。自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件が――緻密な推理と捜査の迫力が光る傑作警察小説! 講談社文庫「警視庁殺人分析班」シリーズは、講談社ノベルス「警視庁捜査一課十一係」シリーズと同一シリーズです。
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Posted by ブクログ
本格警察小説✨警視庁殺人分析班シリーズ第一弾。
モルタルで固められた変死体から始まる連続殺人事件の背景は…。捜査一課のエリート達とともに捜査一課新米の如月塔子が捜査に奮闘する。姫川玲子のような存在感はないもののその普通な感じが逆にとてもいいです。面白かったです。
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ドラマから入りました。
ドラマと違って塔子は無邪気で現場慣れしているようだった。
ドラマで登場しなかった人が居たり、ドラマでの印象あまり良くなかった手代木管理官が本当に重箱の隅をつつくように粘着で途中門脇さんに同意してしまった(笑)
話の流れはドラマで知っていますが、ドラマとは違う点を上げながら読んでいくと面白いです。
こよシリーズがドラマでも大好きなのでこの後の話も楽しみです。
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トレミー賢い
私は率直な人間なので、まんまと犯人の誘導に嵌ってしまった
警察官に対して恨みを抱くのはまだ納得出来るが、その家族まで手を出すのは違うよな…と思う
自分が犯人になったらまた考え方が変わるんだろうけど
負のスパイラルを感じてしまった
2作目以降でお母さんが危険な目にあいませんように
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読みたいと思いたった時から…ようやく読んだ。
やっぱり面白かった。
主人公が女性だからか…石の繭がテーマでも、あまり激しい描写でなかったのが、今の私には良かった。とはいえラストの対峙の畳み掛けるような感じはドキドキして楽しめた。
はじめての麻見和史さん。続けて読んでみようと思う。
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モルタルで固められた変死体、犯人からの電話は、新人女性刑事の「如月 塔子」を指名した。
調べるうちに、事件は17年前の母子誘拐事件に繋がる。次々起こる事件に、警察は、どう立ち向かうのか?
そして、第3の犠牲者とは、誰なのか?
様々な伏線か散りばめられ、全ての物事に理由がある事が分かる。
最後の最後に、父の形見の腕時計が、キラリと光る。ぜひ、他のシリーズも読みたいですね。
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新橋の廃墟ビルで、モルタルに固められた死体が見つかる。
捜査本部が立ち上がるとすぐに、犯人を名乗る人間からの電話がかかり、新人女性刑事の如月塔子が、交渉役に指定される。
警察を嘲笑うかのように、犯人は2件目の犯行を予告し…
スピード感あふれる展開で、ページを手繰る手を止めさせない。
犯人がちょっと優秀すぎるのが、現実離れしすぎていたのがちょっと気になりました。
シリーズ化されているので、きっとこの先、様々な知能犯が出てくるのでしょう。
リンカーンライムシリーズと共通する部分があるかな。
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狂気とも言える殺人犯の執念。
それに立ち向かう刑事の姿が描かれてました。殺人犯に同情する部分もあるものの、主人公の刑事に思い入れしてしまいます。
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ドラマで見てから読んだ本。とても残酷な方法で次々に起こる連続殺人。その犯人は、母と共に誘拐され、母だけ無惨に殺された元少年で、復讐をしていたのだ。母の死体はプールに沈められ外から見つからぬよう、特殊な方法でコンクリを上からかけられていた。その抜け殻が石の繭。残忍な事件であったからこそ、連続殺害の残忍さは釣り合ってしまう。復讐側の気持ちも理解できてしまう作品だった。人を殺めた者は、幸せに生きていくことは許されない。そう感じた作品だった。
Posted by ブクログ
ドラマで良かった「悪の波動」を読みたかったものの、そちらはwowowオリジナルで小説はないそう。残念。
15作出てるけど、女性刑事が主人公のものでは内藤了の猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズの方が好み。
Posted by ブクログ
シリーズ1作目。
挑発的な犯人の目的は?
17年前の母子誘拐事件との関りがわかり、急展開を迎えた。
犯人も意外だったし、ラストの攻防戦はスリリングでした。
鷹野が犯人に行きついた経緯は微妙だった。
如月、鷹野ペアは好きだなぁ。
面白かったです。
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ドラマを見ているようだった。
変死体が見つかり、捜査本部が置かれた。主人公と彼女を取り巻く先輩たち。
まずは登場人物がそれぞれ魅力的で、かつキャラが濃すぎない。
展開もハラハラドキドキさせられ、終始楽しめた。
Posted by ブクログ
警視庁殺人分析班シリーズ、面白いです。シリーズになる女性刑事ものは何故こうもグロいのかって、なるけど。姫川玲子も藤堂比奈子も楽しく読んでいる(た)ので、如月塔子も読みます。
それにしても確かに、シリーズ第一作にこの内容を持ってくるんだ…となりました。「過去は未来に復讐する」ってやつ(大好き「ケイゾク」第9話のタイトルです)、如月さんの覚悟が決まる話でもあるけど初回に珍しいです。
分析班の面々も、トレミーもキャラ立ちが良くてそこも好きです。復讐心を持ち続けてこれ程の事をしでかすのも凄いけど、絶対許さない警察の皆さんはそれ以上の執念です。
ドラマを先に観てるけど、原作も面白いです。みたらし団子と牛乳をもの凄い食べ方するシーンはなかったのであれオリジナルなのか……
ドラマ、3作しかないの寂しいです。青木崇高さんの鷹野先輩と、渡辺いっけいさんの早瀬係長、段田安則さんの神谷課長が好きでした。
Posted by ブクログ
殺人分析班シリーズ第1弾 石の繭 でした。
ドラマのイメージが先行しているんですが、本を読んでみたいと思ってました。主人公の女性はまだまだ未熟で、姫川玲子とは全く違う感じです。第一弾ではあんまりいいところなく、先輩達に混じってワアワアしてます。これからが楽しみです♪
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初めての麻見和史さん作品。
モルタルで固められた死体とか怖すぎるけれど、そこまでグロテスクな描写はなくて物語自体も読みやすく、終盤はハラハラする場面もあって面白かった。
主人公:如月塔子がまだまだ男社会の警察組織の中で犯人逮捕のために奔走する姿は読みながら応援したくなったし、捜査が進むにつれて葛藤しながらも自分の考えをもって行動していく姿に成長と好感を感じた。
塔子の教育係を務める先輩や上司も個性豊かで捜査の合間の塔子との掛け合いもなんか良い。
終盤、犯人がわかってからの急展開にドキドキさせられ読むペースも自然と加速。詳細が明らかになると「あの場面はこうゆうことだったのか!」「まさかのあの人物が!?」とあとから気づかされた。
シリーズ1作目から結構凶悪な犯人が登場したから次作以降の作品もどんな事件が起き、解決していくのか読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
初めての麻見和史作品はシリーズ化している警視庁殺人分析班の第1作目にした。さすがにシリーズ化しているだけあって、個々のキャラクターは立っているし、主人公の設定も微妙で良い(ドラマ化の木村文乃さんのイメージがぴったり)。
終盤の展開もスリリングで面白かったので、この後のシリーズも読んでみようと十分思わせる力作だった。
Posted by ブクログ
面白かった!
モルタルっていうのが、そそられる笑
トレミーとのやり取りもハラハラするし、謎解き要素、どんでん返しと詰まってて楽しめました。
トレミーの固執した母への愛と知られざる過去、塔子に言った「存在が害」まさに、自分に言ってるようにも思えてしまい、なかなか可哀想になってしまった笑
如月塔子の成長物語としても楽しめそう。
鷹野の相棒の犯人これからとんでもないキーマンで出てきそうな予感…。
次作も楽しみ。
Posted by ブクログ
石の繭というタイトルからも想像できるようにモルタルで固められた変死体が発見されるところから始まる。主人公は小柄な新人刑事の如月塔子。この事件には17年前の誘拐事件が深く絡んでいた。最後のどんでん返しに驚かされます。全く予想していませんでした。100円ショップ好きの鷹野警部補との絡みがいい。
Posted by ブクログ
面白かった。
地に足のついた小さいけど頑張る塔子にも好感。
陰湿な性格の登場人物がいないのでストレスなくぐいぐい読めて良い感じです。
普段生活している見知ったエリアでの本当にありそうな猟奇事件、大好物。
次巻も購入決定です。
Posted by ブクログ
亡くなった刑事の娘が捜査一課の刑事になった。廃屋にモルタル漬けになった遺体が連続して発見される。そして犯人から警察に電話がかかってきた。犯人の目的は?
もうすぐ改装される三省堂書店の神保町本店に行ったら、宮部みゆきさんのオススメ本として展示されてた。全く知らなかった。
読みやすいし、面白い。刑事のキャラも立っていて、それも読みやすさに繋がってると思う。
犯人の人物像、動機、殺害法、すべて頷けた。
ドラマを見てからずっと気になっていたものの、なかなか読む機会がなかった麻見和史さんの「殺人分析班」シリーズ。
この際、大人買いして全作を一気に読んでしまうつもりですが、記念すべきその一作目がこの「石の繭」です。
ヒロイン如月塔子が所属するのは、早瀬泰之係長率いる警視庁捜査第一課殺人犯捜査第十一係。
他に、門脇仁志、鷹野秀昭、徳重英次、尾留川圭介の4人の先輩刑事が所属する。
特に鷹野は、捜査一課の中でも一目置かれる存在で、細かな観察と推論を積み重ねる捜査で検挙率が群を抜く優秀な刑事。
しかし、普段は飄々として掴みどころの無いちょっとした変わり者。
そんな鷹野は塔子の指導係。鷹野の厳しい指導のもと、他の先輩達にも見守られながら塔子は事件解決に奔走し、凶悪事件を解決に導いていく。
鷹野&塔子、十一係のメンバー、それを取り巻く捜査一課の面々と登場人物が魅力的。
親子二代に渡って事件と関わる事となった塔子の苦悩や、終盤、犯人との息詰まる攻防など、ハラハラする展開もあり、飽きる事無く最後まで一気に読み終えました。
期待通りの面白さで満足です。
早速、2作目を読み始めようと思います。
面白かった
バシッと捜査してバシッと解決する系ではなかったので今一つ弱い気がしますが、登場人物は比較的魅力がありました。
途中でこの人が犯人なのかなという当たりがつけられたりこの人物を登場させる意味はあったのかな(ミスリードさせたかったのかな?)という点もありましたが、シリーズ物の一作目ならこんなものなのかなと。
文章は癖がなく、情景描写もわかりやすかったので読みやすかったです。
Posted by ブクログ
読みやすくて展開が早くてイッキ読み。
初めての作家さん。
残念ながら犯人は目星がついてしまったけど、種明かしの視点が面白くて楽しめた。
シリーズ化してるのも嬉しい。
Posted by ブクログ
読ませる力はあるし、クライマックスまで読者を飽きさせない趣向は際立っているものの、そこまで入り込めなかった。
警察小説、あるいはミステリとしてカチッとした硬い作りだとは思うものの、予定調和の域を飛び出ていない。良く言えば安定の出来で、悪く言うとこの手の話ならもうちょっと上、面白くできたのではないか、という印象を強く持つのだ。
主人公たちのキャラクターはよかったので今後に期待したい。
Posted by ブクログ
モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子だった。自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件が―
めちゃくちゃ面白そうな本の概要を読み、手にとりました。
物凄くスリリングな展開のはずなのに、なぜかとっても
ほのぼのとしていて、ハラハラドキドキが少なめで残念でした。
Posted by ブクログ
誉田さんの本を読んだ後なので申し訳ないが全体的にスケールが小さい、そのくせ無駄な書き込みが多く読んでいて集中できない。主人公の刑事が背が低いのがどこかで役立つシーンでもあれば救われたんだろうけど棚に手が届かないとか、それいる?ってしかも二度出てくるしそんな萌えはこの小説には必要ないんじゃないのって気にしだすと全部に引っ掛かり始めてしまった。臨場にかかる犯人との電話のやり取りも漫画過ぎて白けるのもいただけなかった。
全体の構成としてはお父さんからお母さんまで巻き込んで全部の因果をつなぎ合わせているのでよく寝られているなぁとは感心するも、リアリティのなさすぎるご都合主義な展開はまだまだ改善の余地ありだなぁと思う。このシリーズ、どんどん出ているようなので今後に期待する?
ネタバレすると、主人公の女刑事の面が割れている状態で一人実家に帰すとかありえないしすぐにピーンときた笑
Posted by ブクログ
トレミー!最初からとばしていて、すごい勢いでページをめくっていった。1日て読み終わる。
ピンセットだけで、犯人にたどりつくの、うそーんと思ったり、ちょいちょい、ん?ってところがあったけど、エンターテイメントとして面白かった!
Posted by ブクログ
おもしろかった!
シリーズが多いから気にはなりつつも手を出せなかった本作
2023年のラスト本に選びました。
塔子の成長、先が気になるので絶対読み進めるシリーズ入りしました◎
リアリティはあまり無いけれど、新米刑事ものとしてはわたし的に満足。
「 能ある鷹は爪を隠す 」 まさに。
ん?と思うこともあるけれど(笑)
Posted by ブクログ
ポンペイの人型に強く影響を受けてしまうのはわかるし、巻き込まれた事件の事を思うと犯人に少し同情してしまう(誘拐事件の真相がひどい)
でもここまで周到に準備して襲うなんて、執念深過ぎておそろしい
まだまだ未熟な主人公、事件を経て成長していく過程を読めるのも面白い
殺人分析班のメンバーも色々抱えているのかな?シリーズ読んでみよう
Posted by ブクログ
現場に落ちていた樹脂製のリング?
ポンペイ展のチラシ?
モルタルで固めた死体?
おいおい~~
面白そうじゃあないですか~。
どれどれ、この、エルキュール・フリテン様が直々に謎を解いてやんよ。
と、鼻息荒く読み始めたのですが、いや、面白かった。
上記のように、本格ミステリー的傾向があって“謎好きさん”も楽しめますが、“警察モノ愛好家”の方にも満足していただけるかと思います。キャラ立ちが良く、主人公もだけど脇のメンバーが個性的で◎。
また、伏線とその回収がキモチイイ。
テンポも良く、解りやすい展開でサクサク読める。
その割に満足度は高く、シリーズ第二弾を買ってしまった。
☆3だけど☆4に近い。
Posted by ブクログ
クローズドサークルものの話はよく読むけど、こういう調べ回って捜査して真相に近づいていく系の話は久しぶりで面白かった。
トレミー用意周到過ぎるし賢いなぁ…でも帰ったら家に殺人犯いるのは怖すぎる……!!
鷹野の閃きがなかったらどうなってたことやら…
カセットテープの話出た時点で、誘拐が八木沼によるものだとは容易に想像ついたけどトレミーの正体はわかんなかったな。
トレミーの過去を思うと犯人達許すまじ!って思うけど、それにしても復讐なんて更に負の連鎖を生むだけだよなぁ…世知辛い…
塔子のお母さん二度と巻き込まれないといいな。
(あと152㎝ってそんな小さいかな…?刑事としては小さいけど一般女性としちゃ普通では…)