【感想・ネタバレ】石の繭 警視庁殺人分析班のレビュー

あらすじ

モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子だった。自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件が――緻密な推理と捜査の迫力が光る傑作警察小説! 講談社文庫「警視庁殺人分析班」シリーズは、講談社ノベルス「警視庁捜査一課十一係」シリーズと同一シリーズです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

警視庁殺人分析班シリーズ、面白いです。シリーズになる女性刑事ものは何故こうもグロいのかって、なるけど。姫川玲子も藤堂比奈子も楽しく読んでいる(た)ので、如月塔子も読みます。
それにしても確かに、シリーズ第一作にこの内容を持ってくるんだ…となりました。「過去は未来に復讐する」ってやつ(大好き「ケイゾク」第9話のタイトルです)、如月さんの覚悟が決まる話でもあるけど初回に珍しいです。
分析班の面々も、トレミーもキャラ立ちが良くてそこも好きです。復讐心を持ち続けてこれ程の事をしでかすのも凄いけど、絶対許さない警察の皆さんはそれ以上の執念です。
ドラマを先に観てるけど、原作も面白いです。みたらし団子と牛乳をもの凄い食べ方するシーンはなかったのであれオリジナルなのか……
ドラマ、3作しかないの寂しいです。青木崇高さんの鷹野先輩と、渡辺いっけいさんの早瀬係長、段田安則さんの神谷課長が好きでした。

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2023年05月13日

ネタバレ 購入済み

ドラマを見てからずっと気になっていたものの、なかなか読む機会がなかった麻見和史さんの「殺人分析班」シリーズ。
この際、大人買いして全作を一気に読んでしまうつもりですが、記念すべきその一作目がこの「石の繭」です。

ヒロイン如月塔子が所属するのは、早瀬泰之係長率いる警視庁捜査第一課殺人犯捜査第十一係。 
他に、門脇仁志、鷹野秀昭、徳重英次、尾留川圭介の4人の先輩刑事が所属する。
特に鷹野は、捜査一課の中でも一目置かれる存在で、細かな観察と推論を積み重ねる捜査で検挙率が群を抜く優秀な刑事。
しかし、普段は飄々として掴みどころの無いちょっとした変わり者。
そんな鷹野は塔子の指導係。鷹野の厳しい指導のもと、他の先輩達にも見守られながら塔子は事件解決に奔走し、凶悪事件を解決に導いていく。

鷹野&塔子、十一係のメンバー、それを取り巻く捜査一課の面々と登場人物が魅力的。
親子二代に渡って事件と関わる事となった塔子の苦悩や、終盤、犯人との息詰まる攻防など、ハラハラする展開もあり、飽きる事無く最後まで一気に読み終えました。
期待通りの面白さで満足です。
早速、2作目を読み始めようと思います。


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2021年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誉田さんの本を読んだ後なので申し訳ないが全体的にスケールが小さい、そのくせ無駄な書き込みが多く読んでいて集中できない。主人公の刑事が背が低いのがどこかで役立つシーンでもあれば救われたんだろうけど棚に手が届かないとか、それいる?ってしかも二度出てくるしそんな萌えはこの小説には必要ないんじゃないのって気にしだすと全部に引っ掛かり始めてしまった。臨場にかかる犯人との電話のやり取りも漫画過ぎて白けるのもいただけなかった。
全体の構成としてはお父さんからお母さんまで巻き込んで全部の因果をつなぎ合わせているのでよく寝られているなぁとは感心するも、リアリティのなさすぎるご都合主義な展開はまだまだ改善の余地ありだなぁと思う。このシリーズ、どんどん出ているようなので今後に期待する?
ネタバレすると、主人公の女刑事の面が割れている状態で一人実家に帰すとかありえないしすぐにピーンときた笑

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2024年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クローズドサークルものの話はよく読むけど、こういう調べ回って捜査して真相に近づいていく系の話は久しぶりで面白かった。
トレミー用意周到過ぎるし賢いなぁ…でも帰ったら家に殺人犯いるのは怖すぎる……!!
鷹野の閃きがなかったらどうなってたことやら…
カセットテープの話出た時点で、誘拐が八木沼によるものだとは容易に想像ついたけどトレミーの正体はわかんなかったな。
トレミーの過去を思うと犯人達許すまじ!って思うけど、それにしても復讐なんて更に負の連鎖を生むだけだよなぁ…世知辛い…
塔子のお母さん二度と巻き込まれないといいな。

(あと152㎝ってそんな小さいかな…?刑事としては小さいけど一般女性としちゃ普通では…)

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2022年06月20日

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