麻見和史のレビュー一覧
-
シンプルに娯楽刑事ミステリーとして楽しめた。
ストーリーも面白いが、構成がすばらしい。
死体をモルタル漬けにしたり剥がしたりしたのはなぜ?という本作の柱となるミステリー、うさぎ系風貌女性刑事主人公(芯は強く未熟さやあざとさも持っている)とワイルドな男性直属上官、犯人からの主人公へ不敵な電話、居酒屋...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルを見て、遂に待望の鷹野の過去に関係する話かと思ったのですが、微妙に期待した話と違ってて、その点では少々落胆。
けれど、今回は塔子が事件に巻き込まれることによるこれまでにない緊張感の高さと、犯行グループとは関係がないと思われていた人物たちが実は犯行に加担していたという意外性の高さもあって、か...続きを読むPosted by ブクログ -
少し事件が読めてきたと思ったら意外と早くに事件が解決し、疑問に思った直後の展開が泣けました。
手代木管理官がどんどん嫌味になってきて困ってます。
次回作も楽しみです。Posted by ブクログ -
約1年ぶりの十一係シリーズで、前作が自分の中で不完全燃焼に終わったこともあり、今作はなかなか興味が引かれる内容になっていました。
また、石の繭と水晶の鼓動のドラマを最近見たばかりだったので、トレミーというワードが個人的に印象深く残りました。Posted by ブクログ -
麻見和史『凪の残響 警視庁殺人分析班』講談社文庫。
シリーズ第11弾。リーダビリティが高く、毎回楽しみにしている警察ミステリー小説。冒頭から異様な事件の発端が描かれ、瞬時に物語に引き釣り込まれた。前作の『鷹の砦 警視庁殺人分析班』をシリーズ最高傑作ではと評価したが、本作は前作にも優るとも劣らない面...続きを読むPosted by ブクログ -
こじつけ的な箇所も有りましたが、後半からは展開も早く引き込まれて一気に読んでしまいました。今後、シリーズを通して読んでみようと思いました、Posted by ブクログ
-
文字や文章を偏愛する鳴海理沙警部補率いる文書解読班が難事件を解決するシリーズ、外伝を含め7冊目。
今回は、ハイジャック犯達と人質の命を賭けた死の推理ゲームに挑む。はたして、その結末とは?
いつもは、警視庁内でも『倉庫番』と揶揄される影の存在でしたが、今回は新たな展開(表舞台)ですね。
ハイジャ...続きを読むPosted by ブクログ -
麻見和史『銀翼の死角 警視庁文書捜査官』角川文庫。
シリーズ第7弾。今回、鳴海理沙の活躍の場は羽田空港だ。珍しくインドア派の安楽椅子探偵が外の世界に出て活劇を繰り広げるというのだから面白い。また、次から次と犯人を巡る謎が渦巻き、一体どんな結末が待ち受けているのかという興味にページを捲る手が止まらな...続きを読むPosted by ブクログ -
警視庁殺人分析班シリーズ第1弾。文庫化にあたり、副題の「警視庁捜査一課十一係」のタイトルが改められたようだ。
ほんの少し読んだだけで、一気に作品世界に引き込まれる面白さが体感できる小説。「天使のナイフ(薬丸岳)」にも衝撃を受けたが、本作の衝撃度はそれに近い。を受けた。個性豊かな登場人物の相関関係...続きを読むPosted by ブクログ -
麻見和史『鷹の砦 警視庁殺人分析班』講談社文庫。
シリーズ第10弾。もしかしたらシリーズ最高傑作ではなかろうか。ストーリーはダイナミックに展開し、事件の真相に向かって二転三転、紆余曲折、ページを捲る手が止まらない。
都内で発生した殺人事件。被害者男性の交遊関係から被疑者が浮上し、如月塔子らは被害...続きを読むPosted by ブクログ -
麻見和史『愚者の檻 警視庁文書捜査官』角川文庫。
警視庁文書捜査官シリーズの書き下ろし。今回は暗号が事件の大きな鍵を握ることから文書解読班らしい活躍が描かれ、なかなか面白いストーリーだった。鳴海理沙のほか、矢代と夏目がいい味を出している。
古新聞に頭部を包まれ、13本の『仁』の文字の金属活字が口...続きを読むPosted by ブクログ -
『暗イトコロハ、好キカ?』
奇妙な声に怯える少女。
そして、それが悲劇の始まりとなった。
救急医療の現場をモチーフにした、慟哭のミステリー。
消防署への奇妙な匿名の通報
『少女が閉じ込められている、早く助けないと死ぬ...』
舞川中央消防署の救急隊・真田隊長は、チームの工藤、木佐貫とともに、現場...続きを読むPosted by ブクログ -
財津係長が何を考えて動いているのかが今後も気になるポイントでした。切れ者というのは頼りになる存在であるのか、それとも危険な存在であるのか…最後の最後で考えさせられました。次巻の発売も楽しみです。Posted by ブクログ
-
麻見和史『影の斜塔 警視庁文書捜査官』角川文庫。
警視庁文書捜査官シリーズ。今回は文書解読班主任の鳴海理紗が岩下管理官から、とある失踪人物から文書を回収せよという謎に満ちた指令を受けるところから物語が始まる。警察という巨大組織の中で窓際扱いを受ける文書解読班の存続を賭けた捜査の行方は……
殺人事...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かったし 読みごたえがあった。
こんな切ない結末になるとは思わなかったなぁ。
初めてこのシリーズを読んだ時 塔子にはあまり魅力を感じなかったし 2作目3作目くらいまでは それが変わることはなかったような。でも いつからか どんどん魅力を増して イキイキと動き始めた塔子。体力的には 男性にかなわな...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ4作目。これが1番面白かった。
3作目くらいから グッと成長してきた塔子。ずいぶん逞しくなってきた。鷹野主任とのコンビも すっかり板についてきた感じだ。
全体のストーリーも面白くて引き込まれたけど 最後のどんでん返しは全く想定外。あれがなくても充分面白かったと思うけど やっぱりあると全然違う...続きを読むPosted by ブクログ -
たまたま題名とあらすじに惹かれて手に取った本。
引き込まれて一気に読んだ。
犯人が誰かは途中でわかるけど でも実際この人だったとは思わなかったよーのショックかなり 笑。いい子だと思ってたのになぁ。シリーズになってるみたいだから 今後も出てくるのかと思ってたのに 犯人じゃもう出てこないよなぁ。
主人公...続きを読むPosted by ブクログ -
如月 塔子シリーズ、第5弾。
古いアパートの一室で、薬品で顔を消された遺体が発見された。そして、その遺体には、「27」という謎の数字が書かれていた。
遺体の身元が判明しないまま、第2、第3の事件が起こり
事件は連続殺人の様相を呈する。
いったい誰が、何の目的で...
そして、「27」、「45」、...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマをきっかけに読み始めたが面白かった。。。ドラマを終わった後、この人物たちの続編を見たい!と強く感じたため、シリーズを一気買いしてしまった。。石の繭は構成がやはりとてもいい。横井=トレミーの行動も最初から見ていたが時間軸がとてもいい。ドラマ以上になるほどなるほどと唸りながら読んだ。Posted by ブクログ