麻見和史のレビュー一覧

  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    文字や文章を偏愛する鳴海理沙警部補率いる文書解読班が難事件を解決するシリーズ、外伝を含め7冊目。

    今回は、ハイジャック犯達と人質の命を賭けた死の推理ゲームに挑む。はたして、その結末とは?

    いつもは、警視庁内でも『倉庫番』と揶揄される影の存在でしたが、今回は新たな展開(表舞台)ですね。

    ハイジャック犯達の要求は4つ。
    ・燃料を満タンにすること。
    ・金塊を50kg用意すること。
    ・後続の飛行機を羽田空港に到着させること。
    そして、府中刑務所に収監されている犯罪者を連れてくること。

    4つの要求が満たされるまで、犯人達から出される推理ゲーム。解けなければ、一人また一人と人質が傷つけられていく。

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    2020年06月07日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    麻見和史『銀翼の死角 警視庁文書捜査官』角川文庫。

    シリーズ第7弾。今回、鳴海理沙の活躍の場は羽田空港だ。珍しくインドア派の安楽椅子探偵が外の世界に出て活劇を繰り広げるというのだから面白い。また、次から次と犯人を巡る謎が渦巻き、一体どんな結末が待ち受けているのかという興味にページを捲る手が止まらない。

    冒頭から緊迫の描写が続く。札幌から羽田に向かう380人余りの乗客を乗せた旅客機が4人の犯人によりハイジャックされる。犯人の永尾から挑まれた水平思考パズルに解答出来ないと乗客の1人が傷付けられるという極悪非道な理不尽なゲームに困惑するSITは文書解読班のメンバーを緊急召集する……

    テレビでド

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    2020年05月24日
  • 鷹の砦 警視庁殺人分析班

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    麻見和史『鷹の砦 警視庁殺人分析班』講談社文庫。

    シリーズ第10弾。もしかしたらシリーズ最高傑作ではなかろうか。ストーリーはダイナミックに展開し、事件の真相に向かって二転三転、紆余曲折、ページを捲る手が止まらない。

    都内で発生した殺人事件。被害者男性の交遊関係から被疑者が浮上し、如月塔子らは被害者を追い詰める。しかし、その被疑者は若い男女を人質に取り、山中にある化学肥料販売会社に立て籠る。あろうことか塔子は女性人質と交換で被疑者の人質となり……

    窮地に陥りながらも、無事事件を解決した如月塔子は刑事としてまた一歩成長を見せるのだった。

    本体価格780円
    ★★★★★

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    2020年02月20日
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官

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    麻見和史『愚者の檻 警視庁文書捜査官』角川文庫。

    警視庁文書捜査官シリーズの書き下ろし。今回は暗号が事件の大きな鍵を握ることから文書解読班らしい活躍が描かれ、なかなか面白いストーリーだった。鳴海理沙のほか、矢代と夏目がいい味を出している。

    古新聞に頭部を包まれ、13本の『仁』の文字の金属活字が口内に詰め込まれた他殺死体、さらには11本の『産』の文字の金属活字が口内に詰め込まれた他殺死体が発見される。鳴海理沙は僅かな手掛かりから事件の核心へと迫るが……

    本体価格680円
    ★★★★★

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    2019年11月27日
  • 深紅の断片 警防課救命チーム

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    『暗イトコロハ、好キカ?』
    奇妙な声に怯える少女。
    そして、それが悲劇の始まりとなった。
    救急医療の現場をモチーフにした、慟哭のミステリー。

    消防署への奇妙な匿名の通報
    『少女が閉じ込められている、早く助けないと死ぬ...』

    舞川中央消防署の救急隊・真田隊長は、チームの工藤、木佐貫とともに、現場へ急行する。
    そこには、血まみれの少女が大型冷蔵庫の中に監禁されていた。更に、コートには、奇妙なシールが貼られていた。

    誰が、一体なぜこんなことを?
    そして、続く第二・第三の事件。
    被害者は、皆、狭い所に閉じ込められ、背中にシールが貼られていた。

    やがて、5年前のトレーラートラックの横転事故との

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    2019年10月17日
  • 影の斜塔 警視庁文書捜査官

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    麻見和史『影の斜塔 警視庁文書捜査官』角川文庫。

    警視庁文書捜査官シリーズ。今回は文書解読班主任の鳴海理紗が岩下管理官から、とある失踪人物から文書を回収せよという謎に満ちた指令を受けるところから物語が始まる。警察という巨大組織の中で窓際扱いを受ける文書解読班の存続を賭けた捜査の行方は……

    殺人事件と暗号解読、文書解読班存続の危機、警察組織トップの思惑とが渾然一体となった物語を形成しており、いずれの結果も非常に気になり、最後まで面白く読むことが出来た。

    本体価格680円
    ★★★★★

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    2019年05月08日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    面白かったし 読みごたえがあった。
    こんな切ない結末になるとは思わなかったなぁ。
    初めてこのシリーズを読んだ時 塔子にはあまり魅力を感じなかったし 2作目3作目くらいまでは それが変わることはなかったような。でも いつからか どんどん魅力を増して イキイキと動き始めた塔子。体力的には 男性にかなわないけれど 女性に というか 塔子にしかできない仕事が少しずつ確立されてきたというか。まだまだ揺れながら 他の刑事には時に甘いと言われながらも 自分なりの立ち位置で犯人や関係者に向かい合う 決して器用ではない その姿勢に惹かれるのかもしれない。

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    2019年01月20日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    シリーズ4作目。これが1番面白かった。
    3作目くらいから グッと成長してきた塔子。ずいぶん逞しくなってきた。鷹野主任とのコンビも すっかり板についてきた感じだ。
    全体のストーリーも面白くて引き込まれたけど 最後のどんでん返しは全く想定外。あれがなくても充分面白かったと思うけど やっぱりあると全然違うねー。
    さすが。

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    2019年01月20日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    如月 塔子シリーズ、第5弾。
    古いアパートの一室で、薬品で顔を消された遺体が発見された。そして、その遺体には、「27」という謎の数字が書かれていた。

    遺体の身元が判明しないまま、第2、第3の事件が起こり
    事件は連続殺人の様相を呈する。
    いったい誰が、何の目的で...
    そして、「27」、「45」、「63」と続く凶数は、何を意味するのか?

    二転三転する真実、そして、最後に明らかになったのは、哀しくも深い親子の愛情であった。
    何が正義で、何が悪か、難しい問題かも知れません。

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    2018年12月07日
  • 深紅の断片 警防課救命チーム

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    麻見和史『深紅の断片 警防課救命チーム』講談社文庫。

    なかなか見事なミステリーだった。しかも、救命救急隊の隊長・真田が探偵役を務めるという麻見和史の作品としては異色の設定で、予想だもしない驚愕の結末まで一気読みだった。

    不審人物からの匿名通報により救命救急隊の真田らが現場に急行すると、業務用冷蔵庫の中に少女が監禁されていた。床には大量の血液がまかれ、少女の背中にはトリアージタッグが……そして、同一犯による第二、第三の犯行が……




    タイトルの『深紅の断片』は物語の重要な鍵となるトリアージタッグの色を意味する。

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    2018年07月17日
  • 深紅の断片 警防課救命チーム

    購入済み

    続編希望します

    面白かった!
    是非ともシリーズ化して欲しい作品です。

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    2018年07月05日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    今回の事件は規模が大きい。東京都民全員が人質。毎日一人、誰かが殺される。現金二億円の要求。雲をつかむような状況から地道な捜査と卓越した推理でとうとう犯人に行き着くが…。ちゃちな自殺偽装、受け取りに来ない身代金、警察の裏をかく展開。そして最後の大どんでん返し。見事にやられました。組織の確執を描かない警察小説、一気に成長しない新米刑事。そんなリアルな状況下で起きる大事件。それが本シリーズの醍醐味。次作にも大いに期待。

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    2026年01月12日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    マンションの非常階段で発見された自殺を装った他殺死体。同時に届く警察への脅迫メール、1日1人東京都民を殺害するという。

    警察を恨む犯人との戦いが始まる。
    果たして、如月塔子は、犯人に辿り着き、犯行を阻止できるのか。

    二転三転する中で、犯人の影が見え隠れする。
    最後の真相に辿り着いた時、伏線の数々に、なるほどと頷きました。




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    2017年09月03日
  • 共犯レクイエム 公安外事五課

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    麻見和史『共犯レクイエム 公安外事五課』ハルキ文庫。なかなか面白い、見事なプロットで構成されたスパイサスペンス小説。

    プロローグに描かれる猟奇的なシーンから本章に入る一転、杉並署少年係の女性刑事・篠原早紀が登場するや、何やらソフトな展開に…しかし、少年殺害事件に遭遇した篠原早紀が何故か警視庁外事五課へ異動となるや、全く予想できない展開が続く。一体誰が味方で、誰が敵なのか。

    全くムダの無い伏線というか、緻密に計算された全ての伏線が見事に回収され、中編でありながら、コンパクトにまとめられている。

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    2016年12月20日
  • 屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香

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    今回はやる気満々の報道記者(ケーブルテレビ)
    乙女を武器にアザとく強かに取材をします
    一本筋が通っているから周囲も段々と味方に
    なっていくんだろうな~

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    2016年04月22日
  • 火焔樹の柩 警視庁捜査一課十一係

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    本の紹介を読んで、これで最後だと知りました。なんだか急に終わりの感じでまだまだ続くものと思っていたので、すごく寂しいです。今回は、鷹野が拉致されるという異常事態。なので展開もいつもと違う展開でしたが、それでも最後まで楽しく読めました。終わりもいつもどおりの終わり方。本当にシリーズ、これで終わってしまうのかなぁと、思ってしまいました。

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    2026年08月16日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    同じ冒頭一行から24人が物語を立ち上げるという試みは、短編という形式の中で作家の個性が極端に浮き上がる面白さがあった。特に米澤穂信「時効」は、わずか6ページで伏線と反転を成立させる職人芸で、静かな論理の美しさが際立っていた。一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」は、可愛い設定を使いながら、人生の節目と喪失を静かに描く大人の物語で、最後の任務の“ささやかさ”が逆に胸に残る。ミステリー、SF、ホラー、ユーモア、社会派…ジャンルが毎話変わる短編なのに長編級の余韻を残す、豊かなアンソロジーだった。④

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    2026年08月14日
  • 火焔樹の柩 警視庁捜査一課十一係

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    「狩りのゲーム」が開始され、鷹野も拉致される
    如月塔子シリーズ完結のようだ
    十一係面白かったから、残念
    でもまた、次の作品が楽しみ

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    2026年08月09日
  • 天空の鏡 警視庁殺人分析班

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    解体予定のビルで発見された猟奇的な遺体。その手口は10年前の未解決事件と酷似していた。過去と現在が交錯する中、如月塔子たちは事件の真相を追っていく。

    シリーズ12作目は、「過去」が色濃く描かれた一冊だった。塔子が新人時代に指導を受けた刑事との再会、普段は多くを語らない鷹野の過去、そして事件に関わる人々が背負う時間。それぞれの過去が現在と交差し、物語に深みを与えている。

    印象的だったのは螺旋階段だ。過去を抱えながら一段ずつ歩みを重ね、上り詰めた先で迎える結末。その姿は、人は過去から自由になれるのかという問いそのもののように感じた。

    塔子の潜入捜査は緊張感にあふれ、シリーズを読み続けてきた読

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    2026年08月05日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    「これが最後の仕事になる」で始まる24編のショートショート。
    特におもしろかったのは、
    「二重螺旋の虚夢」
    「教壇にて」
    「アイドル卒業」
    「声」
    「時効」

    自分の知らない作家さんの作品も読めて、たまにはこういうのもいいなと思った。

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    2026年08月01日