麻見和史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
被害者が残した血文字の「SOS」。
捜査線上に浮かび上がったのは、心を閉ざした一人の小学生だった。
警視庁殺人分析班が、少年の不可解な行動の裏に隠された真実を追うシリーズ第8作。
今回は謎の小学生の存在が物語の鍵となる。なぜ彼は心を閉ざしているのか。不可解な行動の理由は何なのか。どうすれば少年の心を開くことができるのかと、読み進めるほどに気になり物語に引き込まれた。
事件の謎を追う面白さはもちろんだが、本作はどちらかというと人間ドラマ寄りの印象。少年の背景や人の心の複雑さが丁寧に描かれていて、そこも読みどころだった。
殺人分析班の面々の活躍も安定の面白さ。鷹野と塔子の関係性もこのシリーズ -
Posted by ブクログ
麻見和史『凍結事案捜査班 時の氷解』文春文庫。
シリーズ第3弾。安定安心の面白さ。
今回もよくぞ思い付くなというような未解決の猟奇的殺人事件が描かれる。
最近のニュースを見ると、自らが経営するバーの店内の壁に28歳の女性の遺体を隠しながら経営を続けていたという事件もあり、現実の方が小説の世界に追い付いているようにも思える。
三鷹市の住宅で発見された男性の遺体。男性は階段からの転落死とみられたが、自宅に置かれた業務用冷凍ショーケースの中から男性の父親の遺体が発見された。妻を亡くし、しばらく休職していた警視庁捜査一課の刑事の藤木靖彦が所属する凍結班にも捜査協力の依頼が来る。
藤木らが捜