麻見和史のレビュー一覧
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青海のショッピングモールのカフェでクランベリーソーダを頼んだ男がいた。店員は男を不思議そうに観察していて、男が店を出たあと、片付けに近づくと、クランベリーソーダが入っていたグラスの中には人間の指が2本入れられていた。
同日、そのすぐ後、アクセサリーショップにも男は現れ、立ち去った後には同じように指が2本置かれていた。
始まりは唐突に。クリスマスも近い時期。
男による大胆な行動。その後見つかる指を切られた遺体に忍ばせていたメモリーカードに録音された謎のメッセージ。
犯人の意図がずっと分からず、手詰まり状態で、今回は鷹野主任も塔子へお前の筋読みはないか?と何度も尋ねる場面があった。
シリーズが始ま -
Posted by ブクログ
初めての麻見和史作品
警視庁捜査一課十一係、特捜7、警視庁文書捜査官、警視庁公安分析班とシリーズが多い警察の事件簿的な小説の第一人者でした。
(事件もの・・・手に取ること少なくて すみません)
今回主人公が所属するのは「凍結事案捜査班」
お蔵入りになった未解決事件を再捜査していく。
30年前に殺害された少年。
その真相を解決すべく「凍結班」の面々が動いていく。
あまりグロイ内容は好まないのだが 関係者の謎が入り組んでいて
少しずつ事件の核心に近づくに合わせ 読む勢いが止まらず グッと引き込まれた。
凍結班の刑事たちも それぞれ何かを背負っているようなので
シリーズ化していくのかな。
面白い -
Posted by ブクログ
ネタバレ警視庁捜査一課十一係シリーズ第9弾。
ショーウィンドウに首吊り死体。
これは外から見えてたのかな?店員が中から開けたら発見。
見せ物にしてやる!みたいな感じだったから多分外から見えてたんだろうけど、写真とかも撮られてたし。
そんな店員さんが来るまで他の人に見つからないのだろうか?
見つかってたらもっと大騒ぎだよなーとちょっと疑問。
今回は実際に殺された人が少なかったのは幸い。
犯行動機が悲しい。
女性を、下に見るのもいい加減にしろって、犯人がブチギレるのも
正直仕方ない気もしてしまう。黒田さんクソすぎる。笑
ひどい事した上に、怪我までさせて
女優生命を絶った元カノにもう1回会う気がしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ警視庁捜査一課十一係シリーズ第5弾。
顔のない死体がホームレスによって発見され、そこから連続殺人が幕をあげる。
薬品による遺体を焼く残酷な手口。
体には謎の数字。
舌や指を切り取り、持ち去る意味とは。
今までのシリーズから
絶対に登場人物に犯人がいるはずなのに、最後の最後まで真相は読めなかった。
そりゃ、読めないわー。な展開。
医者も怪しい、消防関係者も怪しい。読めば読むほどみんな怪しく見えてきて
完全に作者の思うツボ。
シリーズの中で上位に入る面白さだった。
今のとこ順位はシリーズ番号5.4.1.3.2の順かなー。
個人的な意見だけど。