【感想・ネタバレ】虚空の糸 警視庁殺人分析班のレビュー

あらすじ

江東区のマンモス団地で殺人事件が発生!刺殺された遺体はナイフを握っていた。稚拙な自殺偽装に新米女刑事・如月ら十一係は憤りを覚え捜査を開始する。しかし、犯人は自ら特捜本部を脅迫してきたのだ。《一日にひとりずつ東京都民を殺害する。この計画を止める方法はただ一つ。二億円を用意しろ》 講談社文庫「警視庁殺人分析班」シリーズは、講談社ノベルス「警視庁捜査一課十一係」シリーズと同一シリーズです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

作者の書き方、展開を掴んだつもりで望んだ4冊目ですが、見事に裏切られました。1冊目の「石の繭」の感動を上回ってます。面白かったです。

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2021年03月23日

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シリーズ4作目。これが1番面白かった。
3作目くらいから グッと成長してきた塔子。ずいぶん逞しくなってきた。鷹野主任とのコンビも すっかり板についてきた感じだ。
全体のストーリーも面白くて引き込まれたけど 最後のどんでん返しは全く想定外。あれがなくても充分面白かったと思うけど やっぱりあると全然違うねー。
さすが。

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2019年01月20日

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マンションの非常階段で発見された自殺を装った他殺死体。同時に届く警察への脅迫メール、1日1人東京都民を殺害するという。

警察を恨む犯人との戦いが始まる。
果たして、如月塔子は、犯人に辿り着き、犯行を阻止できるのか。

二転三転する中で、犯人の影が見え隠れする。
最後の真相に辿り着いた時、伏線の数々に、なるほどと頷きました。




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2017年09月03日

Posted by ブクログ

今回も緊迫した展開が続き、ハラハラしながらページをめくった。中盤からの捜査の流れは一筋縄ではいかず、容疑者をどう追い詰めていくのかと息を詰める場面も多かった。

終盤には予想を裏切る意外性のある展開が待っていて、物語全体に良い刺激を与えていた印象。シリーズらしいテンポの良さと読みやすさも健在で、最後まで一気に引き込まれた。

塔子の視点から描かれる心理や観察の鋭さも読み応えがあり、登場人物たちとの関係性にも少しずつ変化が見えてきて面白い。事件の背景にも社会性が感じられ、ただのミステリーでは終わらない深みがある。

本格派ながら重すぎず、読みやすさと緊張感が絶妙に両立した一冊。次作も楽しみ。

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2025年08月07日

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遺体が発見され、二億払わないと一日一人殺すと警視庁を脅してきた。次の犯行を止められるか?

意外な展開が続いて、面白かった。

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2024年08月21日

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ネタバレ

シリーズ4作目。今回も面白かったです。
前作に引き続き劇場型犯罪。警察はいくつもの案件を同時に追っているのに、都民全ての身代金2億を要求されるとか…上層部がいっぱいいっぱいでキツかったです。
まんまとミスリードされました。鷹野主任よくあの一言覚えてたなぁ。
如月さんの成長が著しいですが、よく考えたら毎回くらいレベルで危険な目にあっている。鷹野主任も落ち込んでたけど皆さん気を引き締めてほしい。。
それにしても闇ビジネスだったな……需要があるから供給があるんだけど遣る瀬無い気持ちになります。
河上さんと綿引さんはなんかあるんだろうか。単なる如月さんファンなだけ??
鷹野主任のフラグが立ち始めている気がする(ドラマ完走済)

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2023年07月24日

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シリーズ4作品目
自分はドラマから入った身なので、塔子と鷹野主任との掛け合いが新鮮でならないです。
ドラマでの2人は指導官とその部下、の色が強いが、
原作では指導官と部下ではありつつ、相棒感も強いと。
そして恋愛に見てしまうのが私の悪い癖…(笑)
だって塔子が先に言ったもん( ー̀༥ー́ )笑

今作はタイトルの絡め方が良かったし、
最後にこれで終わりじゃないだろうと思ってたらやっぱりあって、
でも片方はなんとなく怪しいと思っていたがもう1人の方が全くノーマークでビックリしました。

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2023年04月21日

匿名

購入済み

最後まで気が抜けない

この作品は大好きで、最初から読ませて頂いています。最後まで息が抜けない展開でした。如月さんの、成長も楽しみにしています。今回も一気読みしてしまいました。

#ドキドキハラハラ

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2023年04月03日

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言葉に語弊があったので加筆修正2022/10/5

早い段階で容疑者の見立てができたと思いニヤついていたらそれがまさかの誘導とは!穴があったら入りたいとはまさにこのこと、、、
終盤まで引っ張られてここに行き着いたのねと多分に驚かされたが納得。ただ1つ残念なのはまたしても如月が襲われたこと。シリーズ4作目で2回襲われるのはダメでしょ。思いっきり冷めたけど、この後盛り返してくれたので読後感は悪くなかった。でも個人的には標準的な警察モノ(ハードボイルドやマル暴系などのドンパチ前提ではないもの)で主役警官が襲われるのは禁じ手だと思ってるのでもう控えてほしいな。

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2022年10月05日

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ネタバレ

シリーズ4作目。

さくっと読めた。やはりこのシリーズは面白い。
DVDも3作見てるからすんなり登場人物が頭に入ってくる。

殺人を明らかに偽装された自殺に見せる犯人の意図とは...

犯人が早めにわかるような展開だがその裏で糸を引いている真犯人とは?

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2022年08月06日

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4冊目。今までの3冊はやや甘の★4、少し飽きて積読になっていたのだが、この作品は面白かった。スピード感、以外性等文句なしの★4、

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2022年02月27日

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シリーズ化してる作品はやっぱり安定した面白さかな~~読みやすいしここで犯人登場してたのかとミステリーをよく読むのにいつも犯人は最後まで分からない推理力のなさ

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2022年02月18日

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どんどん成長していく塔子ちゃんです。

なかなか犯人の目的や事件の方向性が分からないですが、本当に小さなヒントから筋読みが進んだ時、一気に読みたくなる安定感があります。

伏線とも思えない小さなことも最後には必要な情報だったりして、思わず確認してしまいました。

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2021年01月02日

Posted by ブクログ

読み終わったのに、さぁ次々となってしまうほど面白い。。鷹野主任かっこ良さは相変わらずでだったんだけど今回はストーリーも先が全く読めず、真犯人至ってはさっぱりわかってなかったので、え!まさか!!となりました。次の作品も楽しみです♪

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2018年08月21日

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マンションの非常階段で発見された、自殺を装った他殺死体。捜査一課の如月塔子が偽装の意味を思案するさなか、犯行声明と新たな殺害を仄めかすメールが警視庁へ届いた。翌日以降も、都民を毎日ひとりずつ殺していくという。警察への怒りを露にする犯人の、真の目的とは。殺人分析班の逆転の推理が冴える!

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2018年06月25日

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シリーズが続くにつれ、登場人物の輪郭がハッキリしてこなれてきた印象。
トリッキーな手法やキャラクターに頼ることなく正統派の警察ものとして進化していると思いますが、事件解決への流れは相変わらず少し都合が良すぎるかな。
シリーズものの魅力の1つである主人公の成長や人間関係の変化も、良い感じに進行中です。

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2018年03月18日

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捜査一課十一係シリーズ4作目。
このシリーズの面白さは伏線の見事さにある。
何気ない会話、つい聞き逃してしまいがちな証言、そして捜査の最中に見聞きした記憶。
犯人へとつながる見えない糸が、それらの中に隠されている。
すべてがひとつに結びついたとき、真犯人の姿が浮かび上がってくる過程は読んでいてドキドキする。
塔子と鷹野のコンビも相変わらずだ。
犯人の思惑に翻弄され、事件解決への道筋がまったく見えないときも、このコンビはけっして諦めない。
「鷹野くんも」の「も」に妙にこだわる鷹野も楽しい。
警察小説だけでなく、ミステリーを書くためには様々な知識が必要なのだとあらためて思う。
事件解決へのきっかけとなるヒントが、まさかあんなところにあるなんて。
鷹野に「さすが!」と声をかけたくなる。
巧妙に事件のシナリオを書き、用心に用心をかさねて立ち回った犯人。
地道な捜査で掴んだ物証と証言を、分析し疑問点をひとつずつ潰していく。
犯人と塔子たち捜査陣との戦いは、いつも読みごたえがある。
このシリーズはお気に入りのひとつだ。

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2017年04月11日

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都電荒川線の描写は見事でした。

いつもこのシリーズ、タイトルの意味が分からないがちなんだけど、本作は1作目以来、分かる!タイトルでした。

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2025年09月04日

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ネタバレ

共犯者が最初からバレバレ。
警視庁は都民に「こんな脅迫が来てるから各人気をつけて下さい」と広報した方が良いのでは??と思った。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

十一係のシリーズ4作目。
意外と気に入っているこのシリーズ。魅力は半人前の女性刑事・如月塔子と指導役の鷹野とのコンビだ。
毎回塔子は襲われて傷を負うので少し可哀想にもなる。
本作は一見、都民を人質にした無差別殺人という構図なので犯人との現金受け渡しの場面がある。現実の事件、小説の中いずれも現金受け渡しの瞬間というのが犯人逮捕の最も有力なチャンスであり、ミステリ作家はどうやって現金を上手く犯人に奪取させるかのトリックに知恵を絞る。意外な犯人も含めて本作は割とミステリ要素が多い作品になったようだ。

一番の魅力の塔子と鷹野のコンビ。何となくではあるが鷹野は塔子をもしかして...と思わせる恋バナ要素もほんの少しだけあり、今後のシリーズ展開が楽しみだ。

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2024年06月11日

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今回も襲われる塔子
シリーズが進むにつれ成長してるのを感じられる◎
( これ毎回言ってる気がする笑 )
 
犯人、意図、結末…
先が全く分からず、どういうことだ…?
誰が犯人なんだ…?と思いながら読みました。
軽くミスリードに引っかかり、
やっぱわたしもまだまだだなぁと(?)笑
 
やや唐突な話の進みは気になったけど
十分に楽しめました( ¨̮ )

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2024年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ4作目。
鷹野が気づくor犯人が逃げていたら完全犯罪だった。
共犯者の肝も座ってるなぁ。
またまた襲われる如月。
十一係より特殊班メイン。
やっぱり最後の犯人を改心させようとするスタンスは好きになれない。
面白くないわけじゃないんですが、いつも以上に都合良く進んだ印象。

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2024年02月10日

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この主人公の子、七味食べてた子だったと記憶してるけど……今回から全然七味食べてなかったな。
都民を毎日ひとりずつ殺害していく、都民全員が人質です、と犯人に言われてこんなことを知られたら警察の失態だ、しかも犯人は元警官でもっと恥さらしだ、みたいな感覚で話が進んでいったけど、都民の安全を守りたいなら恥を偲んでも都民に警鐘したほうが賢明だったのでは?と思った。
混乱はするだろうけど、一人ひとり自分で身を守ることも意識できただろうし。結局無差別ではなくて狙った犯行だったし。
まったく罪のない人を殺して罪悪感がないのか、みたいなことを主人公が思っていたけど、思考が薄っぺらくてなんだかな、という印象だけ残った。

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2023年06月04日

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シリーズ第4弾。
警察に二億円を要求し、東京都民を毎日一人ずつ殺していくと脅す犯人。
警察に対して一体どんな恨みを持っているのか。
被害者の共通点も見つけられず、犯人の目星もつかない。
塔子の所属する殺人分析班も操作に加わり、少しずつ犯人に近づいていくが…

2023.2.24

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2023年02月24日

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ネタバレ

シリーズ第4作。
連続不審死事件が起こる。
どれも他殺だが、自殺に見立てられたチープな工作がしてある。
犯人から警察へ東京都民を人質に取り身代金2億を払わなければ1日一人づつ殺すという脅迫電話が入る。

犯人は元警察官だと思われたが最後は病死する。
真犯人は

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2022年09月26日

Posted by ブクログ

シリーズ4作目。
他の方のレビューにもあるが、どんどん主人公・塔子が成長しているのが分かる。
マンションの非常階段で発見された刺殺体。ナイフを持っていたが、傷口が合わないことから、殺人の捜査本部が立ち、いつもの十一係のメンバーは江東署へ。
教育係でもある鷹野と一緒に捜査に当たる塔子だったが、突然桜田門に呼び戻される。
警視庁は「2億を用意しないと、1日に1人ずつ都民を殺す」との脅迫を受けていた。
脅迫事件のせいで、都民が殺されていることを悟られないよう捜査を進める十一係の面々の様子と、猟奇的な犯人の目線から、物語が交互に描かれる。
警察小説としても、面白いが、ミステリーの要素もあり、ラストまで犯人をミスリードするのはさすが。
タイトルの「虚空の糸」の回収も見事で、2作目当たりが一番面白いとの声もあるが、個人的にはこの先も楽しみなシリーズ。

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2022年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーの進み方から最初の容疑者は犯人ではないのだろうな・・とは思っていたが、後半に入り二転三転していく。容疑者の潜伏先を指し示すヒントが唐突だったので違和感を感じたが、やはりであった。
鷹野や塔子の閃きはこのシリーズの肝であり、そこから隠された真相に辿り着く。若干強引な気もしたが気付いた背景は論理性があった。
遊糸会事件が捜査中止になった理由など、謎も残ったが後半の展開には引き込まれた

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2020年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何となく元警察官が犯人、と思わせているような気がしていたのでラストは「あぁ」という納得。塔子が少し逞しくなったような気がした巻でした。殺された人達も、真犯人も人の弱味につけ入るのが上手い人達でした。広瀬さんも警察官ならばもう少し自分に厳しくあるべきで、彼女との対比もあって塔子がとても頼もしかったです

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2018年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ4作目。展開が結構パターン化してきたので若干惰性で読んでいる部分はありますが、猟奇的な殺人現場に秘められた犯人の意図などを読み解くのが楽しめるシリーズなので、今回もそこに期待して手に取りました。

その点において本作は分かりやすくて、中盤くらいにはおよその予測が立ちました。ただ、あまり分かりやすすぎてコレで終わっちゃうの? ……と思わされてからの真犯人による殺害トリックが荒唐無稽ギリギリすぎるのと、鷹野がそれに気づいちゃうのはスペック高すぎっしょw という2点で楽しませてもらった気がします。

塔子が鷹野を変に意識し始めるところなどの変化を交えて、今後も先に記載したような要素を楽しませてもらおうかな、と思った次第です。

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2017年05月08日

Posted by ブクログ

シリーズを1から読んでいる人間としては、この第4弾、塔子さんが少しずつ成長してきている姿に、おおっ!となった。

今回の塔子さんは、今までにない重大な任務を任されること(詳細はネタバレになるので、伏せておく)に。そして、犯人こいつ?と思ったら、そこも一捻りしてあるので、あ、そっちだったの!って意外な人間だった。

ただ、物語の展開がこれまでのシリーズよりも、うーむ。って思ってしまったのだ。

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2017年04月06日

Posted by ブクログ

201610/面白かったけど、犯人の協力者が…だからといってそこまでしちゃう?ってのがひっかかってしまった。もうちょっと書き込まれてればあまり違和感なかったのかもだが。

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2016年10月16日

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