あらすじ
江東区のマンモス団地で殺人事件が発生!刺殺された遺体はナイフを握っていた。稚拙な自殺偽装に新米女刑事・如月ら十一係は憤りを覚え捜査を開始する。しかし、犯人は自ら特捜本部を脅迫してきたのだ。《一日にひとりずつ東京都民を殺害する。この計画を止める方法はただ一つ。二億円を用意しろ》 講談社文庫「警視庁殺人分析班」シリーズは、講談社ノベルス「警視庁捜査一課十一係」シリーズと同一シリーズです。
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Posted by ブクログ
シリーズ4作目。今回も面白かったです。
前作に引き続き劇場型犯罪。警察はいくつもの案件を同時に追っているのに、都民全ての身代金2億を要求されるとか…上層部がいっぱいいっぱいでキツかったです。
まんまとミスリードされました。鷹野主任よくあの一言覚えてたなぁ。
如月さんの成長が著しいですが、よく考えたら毎回くらいレベルで危険な目にあっている。鷹野主任も落ち込んでたけど皆さん気を引き締めてほしい。。
それにしても闇ビジネスだったな……需要があるから供給があるんだけど遣る瀬無い気持ちになります。
河上さんと綿引さんはなんかあるんだろうか。単なる如月さんファンなだけ??
鷹野主任のフラグが立ち始めている気がする(ドラマ完走済)
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
さくっと読めた。やはりこのシリーズは面白い。
DVDも3作見てるからすんなり登場人物が頭に入ってくる。
殺人を明らかに偽装された自殺に見せる犯人の意図とは...
犯人が早めにわかるような展開だがその裏で糸を引いている真犯人とは?
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
鷹野が気づくor犯人が逃げていたら完全犯罪だった。
共犯者の肝も座ってるなぁ。
またまた襲われる如月。
十一係より特殊班メイン。
やっぱり最後の犯人を改心させようとするスタンスは好きになれない。
面白くないわけじゃないんですが、いつも以上に都合良く進んだ印象。
Posted by ブクログ
シリーズ第4作。
連続不審死事件が起こる。
どれも他殺だが、自殺に見立てられたチープな工作がしてある。
犯人から警察へ東京都民を人質に取り身代金2億を払わなければ1日一人づつ殺すという脅迫電話が入る。
犯人は元警察官だと思われたが最後は病死する。
真犯人は
Posted by ブクログ
ストーリーの進み方から最初の容疑者は犯人ではないのだろうな・・とは思っていたが、後半に入り二転三転していく。容疑者の潜伏先を指し示すヒントが唐突だったので違和感を感じたが、やはりであった。
鷹野や塔子の閃きはこのシリーズの肝であり、そこから隠された真相に辿り着く。若干強引な気もしたが気付いた背景は論理性があった。
遊糸会事件が捜査中止になった理由など、謎も残ったが後半の展開には引き込まれた
Posted by ブクログ
何となく元警察官が犯人、と思わせているような気がしていたのでラストは「あぁ」という納得。塔子が少し逞しくなったような気がした巻でした。殺された人達も、真犯人も人の弱味につけ入るのが上手い人達でした。広瀬さんも警察官ならばもう少し自分に厳しくあるべきで、彼女との対比もあって塔子がとても頼もしかったです。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。展開が結構パターン化してきたので若干惰性で読んでいる部分はありますが、猟奇的な殺人現場に秘められた犯人の意図などを読み解くのが楽しめるシリーズなので、今回もそこに期待して手に取りました。
その点において本作は分かりやすくて、中盤くらいにはおよその予測が立ちました。ただ、あまり分かりやすすぎてコレで終わっちゃうの? ……と思わされてからの真犯人による殺害トリックが荒唐無稽ギリギリすぎるのと、鷹野がそれに気づいちゃうのはスペック高すぎっしょw という2点で楽しませてもらった気がします。
塔子が鷹野を変に意識し始めるところなどの変化を交えて、今後も先に記載したような要素を楽しませてもらおうかな、と思った次第です。