宮内悠介の作品一覧
「宮内悠介」の「かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖」「あとは野となれ大和撫子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宮内悠介」の「かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖」「あとは野となれ大和撫子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「日本スゴイ」系の番組を作らされることに心底飽き飽きした硬派(で、不器用かつナイーブな)40代のテレビディレクターが一念発起して、フィリピンで戦死した詩人・竹内浩三の幻のノート(「第三のノート」)を捜し求めて旅に出るところから物語が動き始める。「フィリピン」を決して定型化された紋切り型で語らず、ミンダナオのイスラム系の人々、国家の政治と経済を牛耳る財閥、資本による無軌道な開発に抗う地域の人々など、一筋縄ではいかない社会のありようを描きだそうとする姿勢からは、題材と主題に対する深い敬意を感じさせる。
複雑であるがゆえに複数の「縛り」が意識されて身動きがとれなくなってしまう男たちの心身を解きほ
Posted by ブクログ
連作の劈頭を飾る表題作はかつて「2010年代SF傑作選2」で知ったが、6年ぶりの再読という事実がまったく気にならない、それほど面白い。
各エピソードの構成自体は類型的とも言えるが、ずばりと読者の関心を鷲掴みして惹きつける技術が存分に活かされたものなので、むしろそのパターン化が好ましいぐらい。
何より、ツカミが上手いというのは、エンターテインメントにおいては非常に強い点。
著者が提唱? する"量子金融工学"なる新分野は、その道の専門家からすればツッコミどころがあるのかもしれないが、私のような素人が説明を読んで、なるほど…! と深く感心してしまうには十分過ぎる説得力を持っている