アメリカ最後の実験(新潮文庫)

アメリカ最後の実験(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

3.8

音楽家の父を探すため、アメリカの難関音楽学校を受験した脩。癖のある受験生や型破りな試験に対峙する中、会場で「アメリカ最初の実験」と謎のメッセージが残された殺人事件が発生。やがて第二、第三と全米へ連鎖していくその事件に巻き込まれた脩は、かつて父と仲間が音楽によって果たそうとした夢こそが事件に深く関わっていたと知る。気鋭の作家が描く全く新しい音楽小説、ここに誕生!(解説・吉田隆一)

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アメリカ最後の実験(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年02月19日



    失踪した音楽家の父を探すため、アメリカの難関音楽大学を受験した主人公の脩。
    型破りな試験が行われる中、会場でアメリカ最初の実験と謎のメッセージが残された殺人事件が発生。
    やがて、第二、第三と連鎖し...

    音楽に身を捧げる若者たちの青春冒険譚と思いきや、どういうジャンルに分けて良いのか分からない...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2021年10月12日

    事件云々はあっさりとしているので、タイトルから想像すると話は重さがない。けれども音楽とそれに纏わる背景や精神の動きについては精緻で面白い。いい意味で論文的な何かを読んでいる気分だった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月09日

    「大幅な改稿」とあるのでちゃんと読んだ。

    ( ゚д゚)ハッ!
    他の作家の本でもそういうのがあったかも?
    ハードカーバーで読んでて、まだ覚えているからと本棚に直行させた文庫本たちをチェックしなきゃねー

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月10日

    うーむ。面白い。
    ジャズとかそれに付随する物語や音楽のちょっとしたルールごとを知っている人ならかなりハマる。
    けど、そういった事を知らずとも理解はできる内容ではないか。
    活劇、青春ものとも呼べそうな、闊達な展開が読ませる。

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月29日

    少し複雑な構成の話。
    主人公・脩の<グレッグ音楽院>の受験と、そこに集まる受験生たちの話。
    脩の父親探しと、父が残した<パンドラ>という楽器の話。
    二次試験直前に起きた殺人事件と、そこから連鎖する数々の事件の話。
    それぞれの話の中で語られる登場人物の出自と境遇が3つの話をリンクして、全体として語られ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月28日

    天才日本人ジャズピアニストがアメリカで活躍、というだけで個人的には垂涎モノなんだけど..そこにネイティブアメリカンなどの歴史の話がかさなってくると、これは面白い。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月06日

    本屋で見かけて購入。
    ジャズ専門校の入学試験は結構面白くて好きだなぁ。この方の、世界とか音楽の構成とかを文章で構築する表現方法は好きだな。

    ただ本編は主人公が4人ぐらい居るのでちょっと話が飛ぶ感じがするのと、いつの間にか入試よりもパンドラ、パンドラよりも父親の話と殺人事件に中心が動いてしまってなん...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年03月24日

    この小説、もっともっと評価されていい。もっともっと売れておかしくない。構想も、筋書きも、キャラクターも素晴らしい。そして、本当に良い意味で、押さえてまとめている。生意気なコメントだけど、作者の技量の進化が見れる気がする。もちろん、恥ずかしいコメントだけど、音楽への愛があるんだろうなあ。こんなハッピー...続きを読む

    0

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