ラウリ・クースクを探して

ラウリ・クースクを探して

1,699円 (税込)

8pt

1977年、エストニアに生まれたラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの稀有な才能があった彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指す。だがソ連は崩壊し……。歴史に翻弄された一人の人物を描き出す、かけがえのない物語。

...続きを読む

ラウリ・クースクを探して のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月23日

    すごく読みやすかったです!
    淡々としてる中でも、歴史に翻弄されていく様子がしっかり書かれていて良かった。ボーンレコードっていうものを初めて知りました…。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    また1つ心に響く作品と
    出会えたということで
    星5つです。

    ラウリ・クースク

    純粋であるがために
    自暴自棄にもなってしまうし
    時代に、社会に翻弄されてしまう。

    そんな主人公の純粋さに
    憧れにも似た魅力を感じるが
    そうはなれないと知っている自分。

    この手の作品を読むと
    主人公に感情移入しながら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月06日

    国家の独立とは、かくも大変なことなのか。ロシアに翻弄される今、改めて考えてしまった。

    あなたに訊く。国とはいったい何?
    国を領土とするならば、領土を失ったとき、わたしたちはまた国を失うことになる。
    わたしたちは国とは領土ではなくデータであると考える。だから領土を失っても、国と国民のデータさえあれば...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    ラウリ・クースクを探して

    素晴らしい作品でした。


    美しい国の美しい自然の描写もあり
    色彩も豊富なのでしょうが、
    社会主義国特有の色合いが作品全体にほどよく漂い、
    またそれが深みを出し、
    まるで実際に見えているかのような感覚で読み進めていました。


    天才といっても過言ではないラウリ。
    生きにく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    読み進むほど夢中になったストーリー展開。コンピュータが生活の一部になりつつあったそれこそ今から40年以上前、ラウリやイヴァンのようにCOBOLやBASICといった情報処理言語でのプログラミングの授業があった私の高校時代(歳がバレます…)を思い出しました。今から思えばもっと一生懸命学んでおけば良かった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月29日

    プログラミングという、理解者の少ないテーマが文学になる。
    IT立国エストニアの建国、黎明期を生きた天才が歴史に翻弄されながら、それでもしたたかに生きる希望の物語。
    才能、友情、技術、現代史が絡み合い、ミステリの要素まで盛り込んだ重厚さなのに爽やかな読後感。
    良い本を読んだ。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    エストニアで出会った男女3人の物語。ソビエトが崩壊する前後で歴史に振り回された、ごくごく一般の人たちを描く。ゴルバチョフやエリティン、プーチンが歴史という渦を作った人たちならば、ラウリやイヴァン、カーテャ、アーロンは歴史の渦に巻き込まれ飲み込まれた人たちだ。そのような人たちにスポットをあてるのは、歴...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月12日

    1980年代のペレストロイカ、ソ連崩壊と言う大きな渦の中に巻き込まれたエストニア、この地方の少年の伝記的な小説。序の終わり2行が厳しく胸に迫る。
    プログラミングの天才ラウリ、カーチャはエストニア出身、レニングラード出身のイヴァンとの3人はコンペでの優勝を目標にお互い切磋琢磨する仲だがソ連のバルト三国...続きを読む

    0
    購入済み

    ヒューマンドラマ

    匿名 2024年01月19日

    まっすぐ生きてくれと言ったリホの言葉や、自分のやりたいことをやらなかったことに許せなかったカーティの言葉が刺さるなぁ…
    申し訳なさという殻を被った傲慢さが、誰も幸せにはならないはずなのに、ラウリのことは否定できない、自分でもきっとそう思うだろうなという共感性が持てる。
    自分にも投影できるようなそんな...続きを読む

    #深い #共感する

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    三冊目の宮内悠介。どうしてこの小説家はこんな物語の舞台と主人公を設定出来るでしょうか?「あとは野となれ大和撫子」の中央アジアの架空の王国アラルスタンの後宮での日本の少女の大活劇、「かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖」では大正時代の実在の芸術家の集まり「パンの会」での芸術青年たちの推理劇…今回は...続きを読む

    0

ラウリ・クースクを探して の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

宮内悠介 のこれもおすすめ

ラウリ・クースクを探して に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す