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Posted by ブクログ 2024年04月07日
また1つ心に響く作品と
出会えたということで
星5つです。
ラウリ・クースク
純粋であるがために
自暴自棄にもなってしまうし
時代に、社会に翻弄されてしまう。
そんな主人公の純粋さに
憧れにも似た魅力を感じるが
そうはなれないと知っている自分。
この手の作品を読むと
主人公に感情移入しながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月06日
国家の独立とは、かくも大変なことなのか。ロシアに翻弄される今、改めて考えてしまった。
あなたに訊く。国とはいったい何?
国を領土とするならば、領土を失ったとき、わたしたちはまた国を失うことになる。
わたしたちは国とは領土ではなくデータであると考える。だから領土を失っても、国と国民のデータさえあれば...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月04日
ラウリ・クースクを探して
素晴らしい作品でした。
美しい国の美しい自然の描写もあり
色彩も豊富なのでしょうが、
社会主義国特有の色合いが作品全体にほどよく漂い、
またそれが深みを出し、
まるで実際に見えているかのような感覚で読み進めていました。
天才といっても過言ではないラウリ。
生きにく...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月04日
読み進むほど夢中になったストーリー展開。コンピュータが生活の一部になりつつあったそれこそ今から40年以上前、ラウリやイヴァンのようにCOBOLやBASICといった情報処理言語でのプログラミングの授業があった私の高校時代(歳がバレます…)を思い出しました。今から思えばもっと一生懸命学んでおけば良かった...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月21日
エストニアで出会った男女3人の物語。ソビエトが崩壊する前後で歴史に振り回された、ごくごく一般の人たちを描く。ゴルバチョフやエリティン、プーチンが歴史という渦を作った人たちならば、ラウリやイヴァン、カーテャ、アーロンは歴史の渦に巻き込まれ飲み込まれた人たちだ。そのような人たちにスポットをあてるのは、歴...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月12日
1980年代のペレストロイカ、ソ連崩壊と言う大きな渦の中に巻き込まれたエストニア、この地方の少年の伝記的な小説。序の終わり2行が厳しく胸に迫る。
プログラミングの天才ラウリ、カーチャはエストニア出身、レニングラード出身のイヴァンとの3人はコンペでの優勝を目標にお互い切磋琢磨する仲だがソ連のバルト三国...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月22日
三冊目の宮内悠介。どうしてこの小説家はこんな物語の舞台と主人公を設定出来るでしょうか?「あとは野となれ大和撫子」の中央アジアの架空の王国アラルスタンの後宮での日本の少女の大活劇、「かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖」では大正時代の実在の芸術家の集まり「パンの会」での芸術青年たちの推理劇…今回は...続きを読む
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