ラウリ・クースクを探して

ラウリ・クースクを探して

1,699円 (税込)

8pt

1977年、エストニアに生まれたラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの稀有な才能があった彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指す。だがソ連は崩壊し……。歴史に翻弄された一人の人物を描き出す、かけがえのない物語。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ラウリ・クースクを探して のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「むずかしいことは何もない」
    放置された年月は、単純なことを複雑にする。

    作家の頭の中で作られた物語ではあるが、ルポタージュの様式を取り入れ、大国ソ連に翻弄されたバルト海の小さな国エストニアとそこに生きた子供たちの、小さな、でもとても大切な歴史を描いたドキュメンタリー。

    英雄でもなんでもない普通

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    これはなんていうジャンルになるのだろう。
    伝記より深く、小説よりリアルで、けれども文章が美しい。

    この世界観がすごく美しくて、ラウリの、そしてこれを書いたイヴァンの心の美しさを表していると思う。

    ラウリの物語かと思いきや、それを追う記者の視点があって、それがまさかのイヴァンという第一の驚きも束の

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    エストニアという国の苦難が垣間見える。しかし、人々の志は高い!!ラウリ・クースクの半生を辿る事で、エストニアの事も見えてくる。同じ時代を生きてきて、日本とこれほどに環境が違うのかと驚いてしまい、エストニアの人々の強さに敬服する。

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    コンピュータプロミングに才能を持つエストニアの少年とロシアの少年の話。そこにエストニアの歴史が深く絡んでくる。コンピュータプロミングのことは全くわからないけれど。純粋な少年達が政治に翻弄されていくのが切ない。本当にあった話では無いにしろ 現実に起こりうる、起こった話ではないか。
    エストニアの過酷な歴

    0
    2025年01月09日

    Posted by ブクログ

    偉人ではないラウリたちの人生を描いていて、理不尽な世界のなかにある友情の純粋さや美しい情景の描写が本当に良かった。
    泣けるし、非常に穏やかで前向きな気持ちになれる小説です。

    0
    2024年09月21日

    Posted by ブクログ

    【2024年ー47冊目】

    ラウリ・クースクは何もなさなかった

    そんなラウリ・クースクの伝記を書くために取材を続けるジャーナリストの私の話

    1980年代のペレストロイカ、ソ連崩壊という大きな渦のなかに生きたエストニアのラウリ・クースク自身の話

    この現在《ラウリを探す私》と過去《ラウリ》の2つの

    0
    2024年06月21日

    匿名

    購入済み

    ヒューマンドラマ

    まっすぐ生きてくれと言ったリホの言葉や、自分のやりたいことをやらなかったことに許せなかったカーティの言葉が刺さるなぁ…
    申し訳なさという殻を被った傲慢さが、誰も幸せにはならないはずなのに、ラウリのことは否定できない、自分でもきっとそう思うだろうなという共感性が持てる。
    自分にも投影できるようなそんな

    #深い #共感する

    0
    2024年01月19日

    Posted by ブクログ

    エストニアがソビエト連邦共和国の構成国から国家として独立していく、そんな時代に翻弄された少年ラウリの夢やかけがえのない友情が崩されていく様子は、克明であった。旧構成国は、今でもロシア原住民とも共に暮らしながらも、常に隣国ロシアを警戒しているという、複雑に絡まった歴史を背負って生きていかねばならない、

    0
    2025年03月10日

    Posted by ブクログ

    第11回高校生直木賞受賞とのことで、高校生に響く作品はどんなものとの好奇心で読んでみたら面白かった。私の感性は高校生なのかも。
    構成も登場人物も良い。コンピュータお宅の伝記かと最初は思ったが、第二章の最後で驚きがあり、第三章で暖かい気持ちにさせてもらえた。ラウリとイヴァンがつくるコンピュータゲームの

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    二人の天才少年達が、エストニアのソヴィエトからの独立という時代に翻弄され、離れ離れになってしまう。
    とあるジャーナリストがラウリの伝記を残すために彼を追いかけるという形をとっているが、ノンフィクションと思わせるほど生々しく、どんどん引き込まれた。

    0
    2025年01月02日

ラウリ・クースクを探して の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

宮内悠介 のこれもおすすめ

ラウリ・クースクを探して に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す