盤上の夜

盤上の夜

880円 (税込)

4pt

「相田と由宇は、出会わないほうがいい二人だったのではないか」――由宇は四肢を失い、囲碁盤を感覚器とするようになった。若き天才女流棋士の栄光をつづり、第1回創元SF短編賞で山田正紀賞を贈られた表題作をはじめ、同じジャーナリストを語り手に紡がれる、盤上遊戯、卓上遊戯をめぐる6つの奇蹟。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋……対局の果てに人知を超えたものが現出する。デビュー作品集ながら第147回直木賞候補となり、第33回日本SF大賞を受賞した、2010年代を牽引する新しい波。解説=冲方丁

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盤上の夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    SFに分類されてはいるがなかなか異質な作品。現実と虚構のバランスがよく惹き込まれる。超人的でありながら人間味がある登場人物が魅力的だった。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。おそらく今年読んだ本の中で1番面白い一冊になると思います。
    SFは初めて読みましたが、とても楽しめました。6編からなる短編集で、一気に読みたいところです。
    特に2本目は実在する人物が主題の話になっており、虚構と現実の境を曖昧にする仕掛けが秀逸です。5年後にもう一度読み返したい本です。

    0
    2023年10月24日

    Posted by ブクログ

    盤上遊戯が、世界を、歴史を、人を変える。見たことない世界を見せてもらった。
    個人的ベストは「人間の王」
    半世紀の間無敗のチェッカー王者、ティンズリーは機械に敗れたとき、そしてチェッカーが滅ぶとき、何を思うのか。
    次いで「象を飛ばした王子」、「千年の虚空」などなど。前作とも素晴らしかった。

    0
    2022年03月05日

    Posted by ブクログ

    読み終わった。いつ買ったんだろ。一年くらい前な気がする。
    かなり好きな話だった。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋。盤上遊戯をベースに話が進む。一見してSF感はないのだけれど、チェッカーの終盤から察するに…。という匂わせ程度のSF感は逆に好き。
    ボードゲームという「抽象」を極める先には。。とい

    0
    2020年08月26日

    Posted by ブクログ

    これも、SFのカテゴリーなのか?とは思いつつ、非常に面白く読みました。特に興味深かったのは「人間の王」。AIが人間にゲームで実際に勝ち、さらには完全解がもしも見つかったら、人はそれでもゲームをするのだろうか?人にとってゲームとはなんだろうか?と、現実にAIが人間に勝つ現代に一層、考えさせられました。

    0
    2020年01月20日

    Posted by ブクログ

    たかがゲーム、されどゲーム。
    現実を侵食するほどの中毒性がある。
    深く潜り、あるいは高くどこまでも登り、行き着く果ては何か?
    新たな世界か、世界の真実が暴かれるのか?
    6編の物語が語ります。

    0
    2019年12月08日

    Posted by ブクログ

    囲碁、チェッカー、麻雀、将棋などの遊戯を中心に、それに関わる人間の生き様や人智を越えたものを炙り出すSF短編集。全編通してドキュメンタリータッチの記述形式で描かれ、それぞれの視点から奇妙な物語が浮かび上がってくる。どれも個人の物語から世界を越え、盤上遊戯が抱える命題まで拡散していくが、物語としての骨

    0
    2019年05月27日

    Posted by ブクログ

    私にもっとゲームの知識があれば…と悔やんだ作品。
    単なる盤上ゲームを扱った作品ではなく、ゲームそのものの抽象的意味を投げかけるような哲学的な話であったり、そこに掛ける人間の精神性であったりを描いていて、とても読み応えがあった。
    正直言って難解な内容。起承転結も掴みにくく、ゲームのルールが理解できない

    0
    2024年12月25日

    Posted by ブクログ

    チェッカー、囲碁、麻雀は基礎知識としていれておいたほうが読みやすいです。
    これがまさかフィクションだなんて信じられません。

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    囲碁、将棋、チェス、麻雀などのボードゲームを題材にしたSF短編集なのですが、史実に基づいた描写も多く、いわゆる「SF要素」が薄めな作品も多いです。

    ただこの「史実」と「フィクション」の織り交ぜ方や、独自の解釈が非常に読ませる作者さんで、ゲームのルーツや歴史についても飽きずに読めます。

    人間プレイ

    0
    2023年01月15日

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