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地図になく、検索でも見つからないイシュクト山。
時空がかかった疾患により説明不能なバグが相次ぐ世界で、
「偶然の聖地」を目指す理由(わけ)ありの4組の旅人たち。
秋のあとに訪れる短い春「旅春」、世界を修復(デバック)する「世界医」。
国、ジェンダー、S N S――ボーダーなき時代に鬼才・宮内悠介が描く物語という旅。
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Posted by ブクログ 2022年08月13日
多数のバグを抱えたこの世界。それを日々修正する世界医と呼ばれる人々の間で「この世に残された、最後の特Aランクのバグ」と呼ばれるのが、地図に無くウエブで検索しても見つからないイシュクト山。
本作はその山を目指す4組の旅人たちを主人公にした物語である。
まじめに概略を書くと上記のような感じになると思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月14日
やたら面白かったので一気に読んだ。
エッセイっぽい駐を読んで作者の人柄と旅の楽しみに触れつつ、ストーリーを追うというなかなか楽しい体験でした。
「【自動的に母国語に翻訳される仕組み】バイリンガルの場合は、最初に習得した言語となる。」とか「【ダイアモンド継承】説明はじまります。好きなかたのみで大丈夫。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月14日
岸本佐知子さんがアトロクで推薦図書として挙げていた。
大森望、武田砂鉄が帯文。
宮内悠介は「たべるのがおそい vol4」に掲載された「ディレイ・エフェクト」があまり好きでなかったのだが、他の著作があまりにも面白そうなのでいずれ読もうとぼちぼち買い集めており、再挑戦するなら本作と決めていたのだ。
結...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月10日
秋のあとに訪れる短い春「旅春」、このような事象を「時空の側がかかった病=バグ」とし、それを直すこと(デバッグ)ができる「世界医」という存在がある、という世界観。地図にも検索結果にも出てこないイシュクト山を目指す、旅とデバッグのお話。
SF小説と注釈エッセイ。私自身もPG/SE系の仕事なので用語やあ...続きを読む
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