黄色い夜

黄色い夜

1,650円 (税込)

8pt

4.0

東アフリカの大国エチオピアとの国境付近。龍一ことルイは、そこで知り合ったイタリア人の男・ピアッサとE国へ潜入した。バベルの塔を思わせる巨大な螺旋状の塔内に存在する無数のカジノが、その国の観光資源だった。そこは、砂漠のなかに屹立するギャンブラーたちの魔窟。上階へ行くほど賭け金は上がり、最上階では国王自らがディーラーとなり、国家予算規模の賭け金で勝てば、E国は自分のものになるという……。奪われたものを取り戻すために、そして、この国を乗っ取るために、巨大なカジノ・タワーの最上階を目指せ! 注目の作家が放つ、最新ギャンブラーズ小説。

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黄色い夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月03日

    なんだか分からないが、最後は泣きそうになった。
    作家の思考と嗜好がふんだんに詰まった読み応えある短編だった。読み始めは、また中東とギャンブルの話か?と思ったが、結局は面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月30日

    宮内悠介 著『黄色い夜』集英社

    これは面白かったです。まるでSFのような世界観を匂わせて始まり純文学のような思索を深めるギャンブル小説。そのくせ、まるで映画『オーシャンズ11』のように活劇を盛り上げ、『ハードエイト』『ラウンダーズ』のようなひりついた勝負の醍醐味を描く、しっかりエンターテイメントし...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年12月26日

    エチオピアの隣にあるE国の巨大カジノのビルに潜入し、国ごと自分のものにするつもりの日本人のルイ。

    イタリア人のピアッサと組んで、砂漠しかないE国の唯一の資金源であるカジノで、ギャンブルで勝ち続けていく様子。

    日本に残してきた恋人、味方なんて誰1人としていない中で、自分の勘だけを信じて前に進んでい...続きを読む

    0

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