方丈貴恵の作品一覧
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ユーザーレビュー
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竜泉家の一族シリーズで探偵というと、1作目の加茂冬馬、2作目の竜泉佑樹だが、さていかに。
どっちも出てきた。そしてマイスター・ホラも案内役として登場。前2作同様挑戦状もある。
今回はVRゲームの中でのルールだが、実際はどうなのかも想像できた。現実世界では名前は漢字で書かれているが、VR世界ではカタ
...続きを読むカナで書かれている。他にも違いがある。これらが謎を解く鍵になるのか?それともミスリードか?
このシリーズはSFミステリーというか特殊設定ミステリーというジャンルになるのだろうか?そして今回もクローズドサークルである。
解答フェーズに入って、加茂の記憶力が大きな力を発揮する。加茂の気持ちを考えると応援したい気持ちが膨らんできた。
ミステリーとしては王道で面白かった。加茂と佑樹がどうなるのかを推測すると、先が見えてくるが・・・その推測が正しければ。私の推測はしばしば外れるので、外れることを楽しみにしながら、読み進める。そして外れた。
意外な結論が待っていた。イヤ、意外ではない。三部作を順に読むことで、増幅される悲しくも儚い結論が。
三部作と言いながら、続編があることを匂わせている。もしそうなら楽しみである。
私は題名にこだわる。最初から「甘美なる」という表現に引っかかっていた。エピローグを迎えた時に、その答えが見つけられるだろうかという点も楽しみであった。もし私が題名をつけるなら、「名探偵に儚い別れを」とするとしっくりくる。
学生時代に自分で作った問題を「あれっ、どうやって解くんだったっけ?」と作っておきながらわからなくなった経験がある。策士策に溺れるというか、そんな時期を思い出させてくれる作品でもあった。
Posted by ブクログ
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正直、エピローグまでは★3〜4でした。
3人を幼馴染の復讐の対象とし、幽世島へロケにきた主人公と一行。しかし、マレヒトと呼ばれるこの地に伝わる異形の存在に対象が先取りされてしまう。復讐を自分の手で成し遂げるため、マレヒトの犯行をとめ、マレヒトは誰に化けているのかを追究していくストーリー。マレヒトと
...続きを読むいう存在を扱った特殊設定ミステリで、その設定も緻密になされているため、本格ミステリとして十分楽しめる本作である。しかし、エピローグまで異形の存在の本能的な動機がミステリ好きとしては刺さらず、またマレヒトの蛮行というだけでは物足りなかった。
エピローグ、特殊設定を用いたミステリだけで終わらず余韻を味わえる最期は救われました。
Posted by ブクログ
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設定を受け入れるのに若干時間を要しました…というか登場人物たち特殊設定に順応するの早すぎない?特に主人公!なんてツッコミを入れつつ読みましたが、まあ竜泉家の一族は不思議な事への耐性が強いんでしょう。
暗号を解読して発見した文書により、マレヒトの能力が開示されていくシーンはワクワクしましたし、一見
...続きを読む単純に見えた暗号がマレヒトには解読不可能なものだったこと、それが犯人当てに直結する点は非常に巧みだと思いました。
読者への挑戦付きの本格ミステリとのことで、論理によって犯人を導き出すことが十分に可能であり、フェアなミステリだと思います。私はマレヒトの仮死状態にするという能力を誤解していたせいで、見当違いの推理をしてしまい、犯人当ては失敗しましたが…
マレヒトが2人いる可能性も考えはしたのですが、わざわざ島に戻る理由なんてないよなぁと思っていました。しかし、生殖を目的に島へ戻ってきたという事実にゾッとしました。マレヒトの雄と雌が揃うことで、指数関数的に増殖してしまう未来は想像しただけで恐ろしいです。しかし、泳げないという弱点さえ知っていれば対処のしようはあると思います。竜泉家の財力を用いて、時空の裂け目をなんとかして封印して欲しいです。
Posted by ブクログ
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某映画の影響を受けて作られた犯罪者の為のホテルと書かれており、映画を見てから読んだのでワクワクしながら読み進めることができた。
ホテル探偵の活躍が描かれており、ホテル探偵誕生の理由も書かれているのが良かった。
Posted by ブクログ
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問題編と解決編にきっちり分かれた本作。
問題編に手がかりはすべて書かれていると思ったら、すべてが伏線のようで、何もかも怪しい!
わかりそうでわからない、つながりそうでつながりきれない、事件の真相。
解決編を読むまでに数日おいて考えましたが…こうだ!と確信するには至らず。
解決編を読んで、あんなに何回
...続きを読むも読んだのに気づかなかった…!と愕然としました。
くやしいけど、、、おもしろかったです!
#NetGalleyJP #推理の時間です
Posted by ブクログ
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