麻見和史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2026/07/23読破
都内でモルタルで固められた遺体が見つかった。その犯人から捜査一課に電話がかかってきた。自分は新橋事件の犯人だ。警察は無能だ。アドバイスしてやると。
犯人から電話相手として気に入られた新人女性刑事如月はトレミーと名乗る犯人の相手をしながら、事件解決に挑む。
その過程で亡くなった父の刑事時代の失敗をしる
警察小説を初めて読んだ。
そのため、ゲソやモン(指紋)という警察用語をへーっと思いながらよめた。
最初の如月が電話相手にされた理由が、きちんと繋がっていて面白い。
途中で犯人が分かり後を追うかたちになるが、なぜ電話をかけてきたのか、なぜ捜査にアドバイスをしたかがしっ -
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Posted by ブクログ
人の心は、ここまで静かに壊れていくものなのか。
湾岸エリアで発生した猟奇的な連続殺人事件。現場には犯人からの挑発的なメッセージが残され、警視庁殺人分析班の如月塔子たちは事件の真相を追う。
シリーズ11作目の安定感を感じる一冊だった。今回は湾岸エリアという舞台の存在感が強く、掲載されたマップと見比べながら読むことで、事件の広がりや土地の特徴をよりリアルに感じることができた。湾岸エリアならではの仕掛けも印象的で、シリーズの中でも特に舞台設定を楽しめる作品だった。
多くの警察小説が「誰がやったのか」を追うのに対し、本作が読者に問いかけるのは「なぜそこまでしたのか」だ。鷹野や塔子たちは証拠と筋読 -
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銀座のショーウィンドーに飾られるように遺棄された遺体。
続く拉致事件と不可解な手がかりに、捜査は難航する。
殺人分析班が、歪んだ犯意の核心へと迫る。
安定の面白さで、導入のインパクトから一気に物語へ引き込まれる。
猟奇的な事件でありながら、殺人分析班による筋読みやプロファイリングが丁寧に積み重ねられていくことで、読者も一緒に推理していく感覚を味わえるのがこのシリーズの魅力だと改めて感じた。
事件の異様さだけで引っ張るのではなく、捜査の積み重ねによって少しずつ輪郭が見えてくる構成が心地よく、クライマックスに向けて緊張感が途切れない展開もさすが。
そして今回は、事件の背 -
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被害者が残した血文字の「SOS」。
捜査線上に浮かび上がったのは、心を閉ざした一人の小学生だった。
警視庁殺人分析班が、少年の不可解な行動の裏に隠された真実を追うシリーズ第8作。
今回は謎の小学生の存在が物語の鍵となる。なぜ彼は心を閉ざしているのか。不可解な行動の理由は何なのか。どうすれば少年の心を開くことができるのかと、読み進めるほどに気になり物語に引き込まれた。
事件の謎を追う面白さはもちろんだが、本作はどちらかというと人間ドラマ寄りの印象。少年の背景や人の心の複雑さが丁寧に描かれていて、そこも読みどころだった。
殺人分析班の面々の活躍も安定の面白さ。鷹野と塔子の関係性もこのシリーズ