麻見和史のレビュー一覧

  • 灰の轍 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    妻を思う夫の執念が引き起こした事件で誰もが事件起こしてもおかしくない状況だったのが、自分にも当てはまりそうで妙にリアルだった。文書捜査官らしい、最後に被害者のメモの種明かしは先入観により偏った考えになってしまう典型でした。次回作も期待したいです。

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    2022年12月18日
  • 偽神の審判 警視庁公安分析班

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    現場に残された矛盾こそが、「真実」を手にするためのヒントだ!
    公安警察 対 殺し屋
    手に汗握る激闘の行方は――!?


    殺人現場に残される心臓と羽根の載った天秤。有力政治家と大学教授が殺害された二つの事件に見え隠れするのは、公安が長年追ってきた殺し屋「鑑定士」の存在だった。殺人を依頼したと思われる組織の情報を得るため、鷹野秀昭は一般人を協力者(スパイ)として潜入させるよう命じられるが――。

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    2025年07月10日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    新人の女性刑事如月塔子と高野警部補のバディで不可解な殺人事件に残された謎の品々の意味を調べていく。元刑事の加賀美も加わり、過去の事件の真相が暴かれていく。復讐のため殺人をしていく犯人の想いが同情してしまう。刑務所での20数年の囚われらた生活と世間で自由に生きてきた共犯者たち。蟻の階段というタイトルは真相を知ると意味深い。

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    2022年11月23日
  • 深紅の断片 警防課救命チーム

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    麻見氏には珍しい救急救命隊の話。
    仕事に懸ける信念と情熱が熱いところはとても良いのですが、刑事紛いの捜査活動を続けて警察の先回りをするのは出来過ぎかな。

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    2022年10月29日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    言葉に語弊があったので加筆修正2022/10/5

    早い段階で容疑者の見立てができたと思いニヤついていたらそれがまさかの誘導とは!穴があったら入りたいとはまさにこのこと、、、
    終盤まで引っ張られてここに行き着いたのねと多分に驚かされたが納得。ただ1つ残念なのはまたしても如月が襲われたこと。シリーズ4作目で2回襲われるのはダメでしょ。思いっきり冷めたけど、この後盛り返してくれたので読後感は悪くなかった。でも個人的には標準的な警察モノ(ハードボイルドやマル暴系などのドンパチ前提ではないもの)で主役警官が襲われるのは禁じ手だと思ってるのでもう控えてほしいな。

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    2022年10月05日
  • 石の繭 警視庁殺人分析班

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    石の繭というタイトルからも想像できるようにモルタルで固められた変死体が発見されるところから始まる。主人公は小柄な新人刑事の如月塔子。この事件には17年前の誘拐事件が深く絡んでいた。最後のどんでん返しに驚かされます。全く予想していませんでした。100円ショップ好きの鷹野警部補との絡みがいい。

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    2022年09月26日
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班

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    筋読みを重視した探偵的側面もある警察小説の第3弾。今作で如月はかなり成長したのかなと思わせてくれた。また如月の後半のセリフや手代木のセリフに心を揺らされたりして、前の2作よりのめり込めたかな。ただ爆破処理のくだりは如月と鷹野に活躍させるためとはいえ、素直に爆発物処理班に任せた方がよかったと思う。処理班を最初から向かわせない理由も書かれていたが、賭けに出て羽田に向かったのだからどうしても薄く感じてしまう。
    ASCは今後も出てくるのかな?

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    2022年09月18日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    シリーズ第5作目。 今回も相変わらず面白かった。

    アパートの一室に男性らしき遺体。
    顔や手が焼けただれた状態で、舌は切断され腹部には謎の数字が書かれていた。

    なかなかセンセーショナルな始まりだった。

    犯人はあてられなかった。

    また結末で 戸籍入れ替える話も意外であった。
    自殺して娘に心臓を移植

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    2022年08月18日
  • 偽神の審判 警視庁公安分析班

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    前後編の後半部分。
    もしかしたら...と思ったら犯人は思った通りだったけど、一捻り、ニ捻りあって面白かった。
    「殺人分析班」シリーズからの続きだけど、こちらはこちらで面白い。
    また続きが読みたい。

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    2022年08月12日
  • 警視庁文書捜査官

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    警察小説に新たなヒロイン登場!”文字”と事件を繋ぎ、犯罪者の心に迫る。

    警視庁捜査第一課文書解読班──文章心理学を学び、文書の内容から記述者の生まれや性格などを推理する技術が認められて抜擢された鳴海理沙警部補が、右手首が切断された不可解な殺人事件に挑む。

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    2022年08月11日
  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ

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    文字マニアの刑事・鳴海理沙、最初の事件。

    発見された遺体の横には、謎の赤い文字が書かれていた――。
    「蟲」「品」の文字を解読すべく、所轄の巡査部長・鳴海理沙と捜査一課の国木田が奔走。
    文書解読班設立前の警視庁を舞台に、理沙の推理が冴える!

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    2022年08月11日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    シリーズ4作目。

    さくっと読めた。やはりこのシリーズは面白い。
    DVDも3作見てるからすんなり登場人物が頭に入ってくる。

    殺人を明らかに偽装された自殺に見せる犯人の意図とは...

    犯人が早めにわかるような展開だがその裏で糸を引いている真犯人とは?

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    2022年08月06日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    主人公は小柄な女刑事。
    警察シリーズもので読みやすく面白い。
    どんでん返し系ではないが、謎解き系。
    順番に読み進めたいと思う。

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    2022年07月29日
  • 石の繭 警視庁殺人分析班

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    面白かった。
    地に足のついた小さいけど頑張る塔子にも好感。
    陰湿な性格の登場人物がいないのでストレスなくぐいぐい読めて良い感じです。
    普段生活している見知ったエリアでの本当にありそうな猟奇事件、大好物。
    次巻も購入決定です。

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    2022年07月29日
  • 邪神の天秤 警視庁公安分析班

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    鷹野警部補の話になっての第一弾。
    まさかの前編後編だったし、後編に期待。個人的に期待値は大きい。
    殺人分析班の時から読んでるけど、このシリーズは面白い。刑事さん達の地道な捜査も、筋読みのところも面白い。今回は鷹野警部補が公安部にいる異動になってからの話だけど、メンツが曲者だらけでこれも面白い。いろんな影もあるみたいだし、班長がどんな人なのかも期待。

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    2022年07月29日
  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ

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    文書捜査官ができる前の話。殺人現場に残されていた品字の漢字これが第3の事件までで6文字現場に残されていた。この字を元に鳴海理沙は操作していき、最後は犯人の居場所を突き止めた。どんな文字にも書いた人の想いが反映されている。それらを観察するのが鳴海だからこそ解決出来た事件であった。

    今回はIT業界のデスマーチ納期までに残業がひたすら続くことをテーマにしており、デスマーチにより事故で死んだ彼女たちの為に復讐していく。その為にシステムの依頼した元請と下請けの担当者を殺していった。

    犯人には同情の余地があるがIT業界の問題のようにも思えた。

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    2022年07月20日
  • 茨の墓標 警視庁文書捜査官

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    警視庁文書捜査官シリーズ、8作目。

    遺体のそばから出てきた謎の四行詩。更に第二、第三と同じような見立て殺人が続くうえ、閉鎖的な田舎集落特有の怪しい雰囲気と、面白そうなミステリ要素が散りばめられていて、面白かった。最近、他のシリーズでも事件構造は上手く練られているのだけれど、肝心の捜査過程の描写が妙に雑に感じることが多かった著者の作品だっただけに、今作は久しぶりにそれも含めて最後まで面白く読めた。鳴海の文章分析能力も発揮できていたし、足を使って捜査する矢代と夏目のコンビもだんだんハマってきた感じ。チーム捜査が上手く進んでいると、読んでいて楽しいワ。

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    2022年06月15日
  • 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    現場に残されたアルファベットのカードから事件を解決していく流れで結局は暴力団の抗争でそれに巻き込まれた誘拐された姉弟だった。
    話の中で文書から人の性格など事件につながるキーワードを推理していくのがとても新鮮でおもしろかった。

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    2022年06月09日
  • 永久囚人 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    ある小説に殺人の犯行と似た内容が書いてあり、その小説が自費出版されたものであった。その自費出版した小説の作者(犯人?)を、探し出すストーリーが他の刑事ものにはなく新鮮な話だった。最後犯人の動機も親として同情してしまう動機でもありなかなか面白買った。

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    2022年06月08日
  • 石の繭 警視庁殺人分析班

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    亡くなった刑事の娘が捜査一課の刑事になった。廃屋にモルタル漬けになった遺体が連続して発見される。そして犯人から警察に電話がかかってきた。犯人の目的は?

    もうすぐ改装される三省堂書店の神保町本店に行ったら、宮部みゆきさんのオススメ本として展示されてた。全く知らなかった。

    読みやすいし、面白い。刑事のキャラも立っていて、それも読みやすさに繋がってると思う。

    犯人の人物像、動機、殺害法、すべて頷けた。

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    2022年06月06日