【感想・ネタバレ】雨色の仔羊 警視庁殺人分析班のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年01月23日

麻見和史『雨色の仔羊 警視庁殺人分析班』講談社文庫。

シリーズ第8弾。このシリーズは陰惨な殺人事件の経緯・真相と共に主人公の如月塔子が捜査を通じて、刑事として成長していく過程を描く物語である。

シリーズ第1弾はまあまあで、第2弾から第4弾までが面白く、第5、第6、第7弾と失速した感があったが、こ...続きを読むの第8弾で幾分持ち直した感がある。惜しいのは終盤に描かれる犯人の主張だ。余りにもぶっ飛んだ論理展開に少し白けた。でも、全体的には及第点レベルではないだろうか。

シリーズはまだまだ続くようだ。

今回は母親と共に束の間の休暇を楽しんでいた如月塔子が上司の命令で血でSOSの書かれたタオルを調査したところから殺人事件に行き当たるところから物語が始まる。タオルを置いた僅か9歳の少年は一体誰の指示でタオルを置いたのか、殺人事件の全容は……というのが読みどころの一つとなる。

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Posted by ブクログ 2020年08月05日

警視庁殺人分析班(どうでもいいがなぜノベルスと文庫でシリーズ名を変えるんだ...)の8作目。
このシリーズは(既にドラマ化されているが)明らかに映像化向きだよな、と思う。なんというか、展開が2時間ドラマ的なのだ。しかしシリーズものなので、人間関係や過去みたいなのが小出しに提示される。厄介なシリーズで...続きを読むはある。
今回は...これは...分からんわ...と思った。ものすごく緻密に筋立てをすればもしかしたら分かるのかもしれないが。でもこのシリーズそういう「え?!」みたいな唐突な展開結構あった気がする。よく覚えていないのは、刊行ペースに沿って読んでいない私の所為か...。
というか、段々と殺人分析班的要素が薄れていないだろうか。「無敗のイレブン」と呼ばれるものの、どんどんピントが如月と鷹野に寄っていっている感じがする...。
極めて読みやすいというのが本シリーズの長所ではあるが、どことなく、端端に「大雑把さ」が見える気がしてしまう。途中で多分ヒントや伏線を埋め込んでいるようでそれがちゃんと機能していないようなもどかしさを感じる。何小説として読めばいいのか、よく分からない。面白いとは思うが...。

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Posted by ブクログ 2019年08月18日

「警視庁殺人分析班」シリーズものみたいですね。最初から読んだのではなく、この本がこの作者の初めての本でした。シリーズのほかの本も読んでみたくなりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月26日

シリーズ8作目。そろそろ鷹野の過去話に深く触れてほしいところですが、その願いはかなわず……

今回は、あとがきでは少年の存在が新しい点と書かれていましたが、あとがきを読むまでその点にはまったく意識が向いていませんでした(涙)。

個人的には、いつも冷静な鷹野が感情的になる場面が増えたところが一番意外...続きを読むに感じました。過去のトラウマが原因なのか、それとも塔子に対する想いに変化が生じたのか。まぁ、すでにどちらかなのか(あるいは両方なのか)は前作までで分かってるので(笑)、いい加減引っ張らずに進展させてほしいですね。

あとは、どこか頼りなかった尾留川がしっかりしたキャラになってきて成長が伺えたところと、手代木がちょっといいヤツに見えた(ツンデレっぽくて、少し面白かった)あたりに新鮮味を感じました。

事件に関しては……そういえばこのシリーズ、もともと奇怪な殺人現場が売りのひとつだったように思いますが、いまや(このシリーズに関しては)当たり前になってるような…… 本作、そこにさほど驚かなかった自分に気づいて、ふとそんなことを思ってしまいました。

長く続いているシリーズですが、そろそろ大団円に向けて展開してほしい気がします。もしかして「無敗のイレブン」にかけて、全11巻の予定なんでしょうか? そうなると、ちょっと先が長く感じちゃいますねぇ……

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Posted by ブクログ 2019年01月30日

如月塔子の成長著しい
事件への嗅覚は研ぎ澄まされ、着眼点も鋭いのに未熟者扱いされるが、めげず腐らず素直に努力する天才です
根っこの謎はまだ明かされないが、検挙率100%チームとしての伝説も生まれているようで、読んでいて気持ちいいです

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