麻見和史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
麻見和史『凍結事案捜査班 時の残像』文春文庫。
シリーズ第2弾。
過去のトラウマや捜査を巡るトラブルなどで左遷され、警視庁捜査一課特命捜査対策室支援係というコールドケースを専門に扱う部署に集められた刑事たちが、事件の再捜査をしながら、刑事としての矜持を取り戻していくというストーリーである。
相変わらずプロットの巧さには驚かされる。人間模様もしっかりと描かれ、安定の面白さである。
東京の西大井で無惨に腹を裂かれた遺体が発見される。その遺体は上半身が血液で塗りたくされ、そばには林檎がひとつ置かれており、それはまるで何かのメッセージのようだった。この事件の捜査に警視庁捜査一課特命捜査対策室支援係が招集され、藤木と秀島が再びコンビを組み、捜査を進める。すると13年前の未解決殺人事件の重要参考人がこの被害者と関わっていたことが明らかなる。
そんな中、今度は女性が腹を裂かれた状態で遺体となって発見される。13年前の殺人事件と2つの殺人事件とが複雑に絡み合い、驚くべき事件の全貌が見えて来る。
本体価格830円
★★★★ -
Posted by ブクログ
このシリーズで初めて泣いた。
今作は鷹野主任が離脱し、どうなるのか…というところ。
十一係のみんな、そして塔子も鷹野を頼りすぎていたことに気づく。
しかしまぁ鷹野の言い過ぎちゃうとこは良くないねえ。
気持ちは分かる。わかるんだけど言い過ぎちゃう。
男の職場ってだけで肩身の狭い塔子には響きますよねえ…。
そんなことでへこたれてはいけない!って言われそうだけども。
尾留川とコンビを組んだことによって
彼の優秀さがわかったのも良かった。
少し舐めてましたもん。でも私だけじゃないハズ。笑
そして今回は鷹野と塔子の関係に“少し”変化が…
こういう類の作品で恋愛要素的なものは求めていませんが、
この2人はもどかしすぎて、、、(笑)
シリーズ7作目になって塔子も成長したし
少し余裕が出てきたからってのもあるのかな。
私たち読者も鷹野のことあまり知らないので続きの作品に期待。