麻見和史のレビュー一覧

  • 凪の残響 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    あるショッピングモールで切断された指が発見された。
    塔子たち十一係が事件の担当となったが。
    今回は動機も指を切り落とした意図や犯人像もわからず捜査はは難航。
    本作は、所々にヒントが散りばめられ、犯人探しができる推理小説としても面白く読める作品だと思います。

    0
    2023年12月20日
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    警視庁殺人分析班シリーズ第3作。
    このシリーズは主人公、如月塔子の成長記録だ。
    一見子供に見えるような駆け出しの小さな女性刑事が、警察官の憧れの部署である警視庁捜査一課で何とか認めてもらおうと奮闘する。本作では少しずつ刑事らしくなっていきながら、第1作での恐怖体験によるトラウマで大失態をおかしてしまう。捜査一課という厳しい環境の中でありながらも先輩や上司の思いやりに支えられ、その古傷を懸命に克服していく塔子が描かれている。
    もう一つのこのシリーズの特徴は奇妙かつ残忍な殺害方法だが、本作では公安も絡んでくる複雑な構成のため前2作とは多少その辺のイメージは薄まっている感じがする。公安も含めた登場人

    0
    2023年12月16日
  • 賢者の棘 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    今回も面白かったです。

    ただ、若干後味が悪さを覚えた話しでした。
    見方を変えると、悪いことをする人(犯人)はあんな考え方になってしまうのかな?と思った。
    あと、3人の逮捕劇を見たかったかな。

    でも面白かったです。これは確か。

    0
    2023年12月11日
  • 賢者の棘 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    麻見和史『賢者の棘 警視庁殺人分析班』講談社文庫。

    シリーズ第13弾。

    シリーズ初期からの大きな謎が描かれながら、残虐で狡猾な謎の異常犯が華々しく登場するという大仕掛けが面白い。


    如月塔子の12年前に亡くなった父親で、元刑事の如月功に宛てに13年前から送られ続け、これまでに23通を数える脅迫状。その送り主の捜査を行っていた鷹野と塔子に捜査一課から緊急招集が掛かる。

    『ワイズマン』と名乗る犯人が如月塔子を捜査に加えるよう要求して来たというのだ。『ワイズマン』は被害者を処刑装置に拘束し、警察にゲームを仕掛け、警察が答えを間違えると被害者は生死に関わる残虐な罰を受けるという行為を繰り返して

    0
    2023年11月28日
  • 邪神の天秤 警視庁公安分析班

    Posted by ブクログ

    公安分析班シリーズ1冊目。

    鷹野が十一係から異動になり、公安部での初仕事。組織犯罪を扱う公安のやり方に馴染めない様子ですが、公安部と刑事部の捜査を融合させようと頑張っていました。
    爆発事件に猟奇事件と忙しい展開な上、黒幕にはまだ迫れていない状況です。

    十一係のチームワークが懐かしい。少し年数たっているようですが、いい感じだった塔子ともどうにもなってなさそうで、良き相棒としてたまに回想される程度。なんだかちょっと寂しいです。

    0
    2023年11月22日
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。
    警察内部での部署によっての違いなども描かれていて勉強になる。
    滅多に協力してやらないんだなぁ。
    公安の情報が出てからどんどん事件が進んでいく。
    如月にも試練が。
    伏線などが繋がった時にはスッキリとした。
    何か強大な組織が登場しそうな予感。

    0
    2023年11月17日
  • 天空の鏡 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    シリーズ、第12弾。
    解体予定の廃ビルで左目を抉られた変死体が発見される。
    遺体の状況は、10年前の未解決事件と酷似していた。
    アヌビスと名乗る犯人が、再び動き出したのか?
    手がかりがつかめず、焦る塔子たちの前に、左目のない次なる遺体が発見される。
    果たして、塔子たちは、真犯人に迫れるのか?

    0
    2023年11月03日
  • 凪の残響 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回の動機も復讐で劇場型犯罪ではあるのだけれど、犯人が今までで一番自暴自棄というところにハラハラしました。
    目的が果たせるなら自分はどうなってもいい、そんな無敵の人には捜査一課も手こずります。でも犯人の目星は着く…様子がおかしいから。これまでの傾向で、必ずどこかに出てきてる人だと思って読むようになりました(名前に恥じないようにがんばる)。

    殺人分析班シリーズの犯人たちってわりと爆破しがちな気がするけどそういうもの??
    カーチェイス、犯人のランドクルーザーに覆面パトカーぶつけるなんて如月さんやるなぁ。相手は頑丈なので接触したまま幅寄せされてたけど。そしてヘリコプターでトクさんや尾留川さんたち登

    0
    2023年10月31日
  • 鷹の砦 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ10作目は犯人が分かっているところからメイン事件開始だけれど、如月さん最大のピンチでハラハラしました。お話の中心は鷹野さんだけど…面白かったです。
    手代木管理官が現場に出てきてるところにぐっと来ました。でもこのところ部下たちに前よりもちょっとだけ優しいな…?
    河上さんは気が気じゃなかっただろうな。鷹野主任は如月さん捜索の現場にいるから状況がわかるけど、、、

    今回も復讐譚だったけれど、犯行グループだけでなく鷹野主任も復讐対象だったとは。鷹野・如月バディの名声は裏社会にも轟いている。気をつけて。。

    猪狩・犬塚バディも、これからも出てきてほしいな。今回は公安の上條さんはうろうろしていませ

    0
    2023年10月26日
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    殺人事件と爆破事件。
    地道な捜査と筋読み。
    主人公の成長。

    やっぱりこのシリーズは面白い。
    ドラマもいいけど、
    やっぱり、文字がなぁ

    0
    2023年10月20日
  • 偽神の審判 警視庁公安分析班

    Posted by ブクログ

    警視庁公安分析班シリーズ、第二弾。
    有力政治家と大学教授の連続殺人事件が発生する。
    その裏に、公安が長年追っていた『鑑定士』の影がちらつく。

    組織の情報を得るため、一般人をスパイとして潜入させる様、上司から鷹野に使命が下る。
    果たして、スパイは上手くいくのか?

    ・協力者
    ・過去
    ・筋読み
    ・終焉

    刑事畑と公安畑で捜査のやり方に違いがあり、悩みが尽きぬ鷹野。
    そして、悲劇の果てに、想像も出来ない真実が隠されていた。

    0
    2023年10月09日
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    東京での連続殺人、一軒家、男性が首を刺され、部屋は赤のラッカーで塗りつぶされる。そして連続爆発事件。関連はあるのか?

    面白い。シリーズ三作目。読みやすく、解決法も無理がない。まさか連続殺人と連続爆発を関連付けられるなんて。

    0
    2023年10月04日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

    Posted by ブクログ

    今回は文書捜査官のイメージとはかけ離れたハイジャック事件への協力要請。現代の日本ではなかなか発生しないハイジャッジ事件ですが、犯人と警察のやり取りはかなり緊張感があって読み応えがありました。
    警視庁内での今後の扱われ方が変わるのではないかと思わせるほど、チームメンバーそれぞれが特徴を活かしながら事件解決に大きく貢献しましたね。
    脇役ながら夏目巡査の武士道精神も、いい味を出しています。
    加えて、ゴリゴリの現場主義だったであろうSITの泉係長の苦悩と文書捜査官への素直な感謝もいいシーンでした。

    0
    2023年09月01日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。
    犯人は早々にわかるので、まるで芸術作品のような死体の意味は何なのかの謎を追う感じ。
    元警察官への挑発も一体何なのか。
    そして連続殺人、というストーリー。
    プライドの高い老人ほど扱いにくい。
    自分はまだまだバリバリいけるんだという自負を押し付けてくる。
    それにしても何年も捕まっていて出所したとたん犯罪を犯す人はどうしたら良いのでしょうか。
    心に訴えたところでですよねぇ…

    0
    2023年08月21日
  • 凍結事案捜査班 時の呪縛

    Posted by ブクログ

    麻見和史『凍結事案捜査班 時の呪縛』文春文庫。

    『凍結事案捜査班』と冠タイトルが付いているということはシリーズ化されるのだろうか。

    過去のトラウマや捜査を巡るトラブルなどで左遷され、警視庁捜査一課特命捜査対策室支援係というコールドケースを専門に扱う部署に集められた刑事たちが、事件の再捜査をしながら、刑事としての矜持を取り戻していくというストーリー。

    描かれる事件は小学4年生男児の殺害、遺体遺棄事件と余りにも悲惨な事件である。登場人物の誰もが怪しいのだが、目星を付けた人物は亡くなっていたり、殺害されたりと謎が深まる。しかし、30年前には判らなかった事実が判明するなど、余りにも事件の捜査が都

    0
    2023年08月15日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ5作目。今回も面白かったです。
    前4作と違って、犯人視点の部が挿まれないなぁと思ってたら、メインの件はこっちだったんだ…と。
    63だけ違うんだろうな…とは漠然と思っていたけど、手代木管理官には申し訳ないが自首して良かったです。
    如月さんがよく話しかけられてるの、鷹野主任とバディだからというのもあるんだろうな。一般市民としてはこのふたりだったら、大きくて威圧感あるザ・刑事な鷹野主任よりは親しみやすい如月さんに話しかけます。
    如月さんに「再犯させず、ここで犯罪の連鎖を断ち切る」という目標が出来ました。続きも読みます。

    …ドラマ、神谷課長が段田安則さん、手代木管理官が勝村政信さんだったんだ

    0
    2023年07月30日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ4作目。今回も面白かったです。
    前作に引き続き劇場型犯罪。警察はいくつもの案件を同時に追っているのに、都民全ての身代金2億を要求されるとか…上層部がいっぱいいっぱいでキツかったです。
    まんまとミスリードされました。鷹野主任よくあの一言覚えてたなぁ。
    如月さんの成長が著しいですが、よく考えたら毎回くらいレベルで危険な目にあっている。鷹野主任も落ち込んでたけど皆さん気を引き締めてほしい。。
    それにしても闇ビジネスだったな……需要があるから供給があるんだけど遣る瀬無い気持ちになります。
    河上さんと綿引さんはなんかあるんだろうか。単なる如月さんファンなだけ??
    鷹野主任のフラグが立ち始めている

    0
    2023年07月24日
  • 雨色の仔羊 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    少年に対するDV事件、若しくは誘拐事件かと思っていたら、ものすごく大掛かりな事件に発展して驚いた。
    貴重な証人が子供だったことを差し引いても彼の心に寄り添う塔子の活躍が目立ち、成長を感じました。
    ただ、犯人達の後半の行動が犯した犯罪の規模の割に杜撰すぎてシリアスさに欠けたところは否めない。

    0
    2023年07月23日
  • 刑事の灯

    Posted by ブクログ

    警察小説の書き手としては新しめの4作家の作品を収録したアンソロジー。
    既にシリーズ化されているモノもあれば、単発モノもあり、内容が、医療系、ファンタジー系、コメディ系。公安バイオレンス系と幅広いジャンルを揃えている。
    アンソロジーならではの楽しみの一冊。

    0
    2023年07月18日
  • 天空の鏡 警視庁殺人分析班

    Posted by ブクログ

    シリーズ12作目

    面白かった。
    螺旋階段から落ちて左目をえぐられた死体が発見される。

    殺人分析班を翻弄するかのように連続して左目をえぐられた死体が。
    調べるうちに似たような事象が10年前にも。
    10年の時を経て犯人がまた殺人を犯したのか!?

    宗教、マルチ商法、代替医療、DV被害から女性を守る団体、塔子に捜査を基礎を教えてくれた先輩警察官の登場、鷹野が虐待を受けていた過去と 飽きさせない内容だった。

    犯人は途中でわかったけど、最後まで読んでそうゆう展開?とまた驚かせてもらった。

    塔子の先輩警官が犯罪に加担するとは塔子の複雑な複雑な心情の描写もなかなか辛いな

    又、最後の解説な方の説明が

    0
    2023年07月16日