麻見和史のレビュー一覧

  • 沈黙する女たち

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    麻見和史『沈黙する女たち』幻冬舎文庫。

    重犯罪取材班・早乙女綾香シリーズの第2弾。文庫書き下ろし。

    異様な事件とストーリー、意外な犯人と次作へと繋がる新たな悪とシリーズ作品としては非常に巧くまとまっており、面白い。今回、新たに綾香とコンビを組むことになった元警視庁捜査一課の久我がなかなか良い働きを見せ、シリーズを飽きさせない見事なカンフル剤となっている。

    次々と発見される廃屋に残された女性の全裸死体。しかも、その死体を撮影した画像が会員制サイトにアップロードされる…

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    2017年10月21日
  • 警視庁文書捜査官

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    また1人、魅力的な女性捜査官が誕生した!というのが第1印象。
    如月塔子とは違うタイプの長身で美人、文字オタクで色々な人の書いた文字をファイルにコレクションしてる、ちょっと変わった人(笑)

    文字や話し言葉から個人を知り、事件の背景を読み取って解決まで導くという新しい手法がなかなか面白かったし、殺人事件の根底にはまた別の事件が複雑に絡み合っていて、最後の真相の部分で おいおい!そういう事かー!と、ちょっと驚いた。

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    2017年09月24日
  • 水葬の迷宮―警視庁特捜7―(新潮文庫)

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    麻見和史『水葬の迷宮 警視庁特捜7』新潮文庫。

    『特捜7 銃弾』の改題、修正、文庫化。

    ベテラン警官が拳銃を奪われ、両腕を肩から切断され、遺体となって発見される。特別捜査班の岬怜司は一風変わった新人刑事の里中宏美と共に不可解な事件を追う。

    次々と起こる猟奇殺人の謎がさらなる謎を呼ぶという予断を許さぬ展開が面白い。しかしながら、なかなか面白いキャラクターの里中宏美が一歩引いた感じで、少し勿体無いように感じた。

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    2017年09月11日
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    安定の面白さ。今回もよかった。気づけばぐいぐい引き込まれている。もう7作目なんだな。
    劇場型犯罪にしてはちょっと地味な気もするけど。

    続編も出てるみたいですが、塔子と鷹野が今後どうなるとか、そういう恋愛要素入れてほしくないな。。

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    2017年08月15日
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班

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    赤く塗られた殺人現場。連続する爆破テロ。2つの事件はどう関係するのか。目の前で起きる爆破で過去の恐怖が蘇る塔子。父の形見の時計が止まり、そしてまた動き始めたとき、塔子の気持ちも立ち直る。地道な捜査とひらめきの推理が事件を解決へと導く。猟奇的な場面のない読み応えのある本作。大満足のミステリー。

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    2026年01月12日
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    シリーズ6作目。読んでからだいぶ間が開いてしまったので記憶がやや薄れ気味ですが、今回は事件よりも塔子の刑事としての方向性が垣間見えた点が「良いな」と思ったことが印象に残っています。

    その場面は、緑川の妻に捜査協力を依頼する場面だったと思うのですが、その内容に他の女性刑事物にない独創性を感じました。

    女性が主人公の刑事物というと、女刑事が男顔負けの活躍をする意外性とギャップから爽快感のようなカタルシスを感じさせるものが多いと思ってますが、本作はそうした点で差別化が図れているように思った次第です。

    今後、この点を拡充してもらえるのであれば興味をもって続編を手に取っていきたいと思うのですが、そんなのは極めて少数派でしょうから、そこにこだわらず続きを待っていようと思います。

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    2017年05月31日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    シリーズ5作目。顔が消され、腹部に数字が書かれるという連続殺人事件という、猟奇性が高く、また創造力がいろいろ刺激される事件は(不謹慎な表現ですが)魅力的で惹き込まれます。

    事件の真相も複数の思惑が交錯する複雑な内容でしたが、難しすぎず、かつ意表をつかれたもので結構楽しめました。特に「63」の事件で残された人たちの気持ちを考え出すと、複雑な心境にさせられてしまいました。

    こういう手放しで喜べない系(?)の結末は印象に残りやすく、個人的には好みのタイプなので、本作は1作目に次いで楽しめる内容となりました。

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    2017年05月10日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    捜査一課十一係シリーズ4作目。
    このシリーズの面白さは伏線の見事さにある。
    何気ない会話、つい聞き逃してしまいがちな証言、そして捜査の最中に見聞きした記憶。
    犯人へとつながる見えない糸が、それらの中に隠されている。
    すべてがひとつに結びついたとき、真犯人の姿が浮かび上がってくる過程は読んでいてドキドキする。
    塔子と鷹野のコンビも相変わらずだ。
    犯人の思惑に翻弄され、事件解決への道筋がまったく見えないときも、このコンビはけっして諦めない。
    「鷹野くんも」の「も」に妙にこだわる鷹野も楽しい。
    警察小説だけでなく、ミステリーを書くためには様々な知識が必要なのだとあらためて思う。
    事件解決へのきっかけとなるヒントが、まさかあんなところにあるなんて。
    鷹野に「さすが!」と声をかけたくなる。
    巧妙に事件のシナリオを書き、用心に用心をかさねて立ち回った犯人。
    地道な捜査で掴んだ物証と証言を、分析し疑問点をひとつずつ潰していく。
    犯人と塔子たち捜査陣との戦いは、いつも読みごたえがある。
    このシリーズはお気に入りのひとつだ。

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    2017年04月11日
  • 警視庁文書捜査官

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    万能鑑定士ほど派手さはないが、なんだか好感の持てる話だった。続けば、よりキャラが立ってくると思うが、続くといいね

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    2017年03月22日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    シリーズとして安定感している。

    猟奇的な事件から始まり、
    今回はどうなるのか・・・と思ったものの
    そこまで劇的な展開とまではいかず。

    ただ、読ませる面白さは健在。

    貧困や社会の不条理、家族愛など
    いろんな要素が盛り込まれていて
    悩みながら事件にあたる難しさというのが
    印象に残った。

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    2017年03月12日
  • 警視庁文書捜査官

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    麻見和史『警視庁文書捜査官』角川文庫。一風変わった女性刑事を主人公にした警察小説。

    右手首が切断された遺体。捜査一課文書解読班の班長にして異常な文字マニアの鳴海理沙警部補と矢代朋彦巡査部長が殺人現場に残されたメモや謎の文字ガードを手掛かりに事件の真相を追う。意外な展開、第二の殺人…事件の背後で暗躍する掃除屋の正体とは…

    些か強引な推理や展開があるものの、発想は面白い。もう少し納得出来る推理であれば、ストーリーも面白いものになったに違いない。非常に勿体無い。

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    2017年02月10日
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    安定の面白さ。
    でも遺体を上下違う組み合わせにするトリックは他の本で読んだなー。あんまり恋愛要素とか入れないでほしいのだけど。。
    内藤了の藤堂比奈子シリーズとダブってきた笑。

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    2017年01月11日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    体に書かれた数字の意味は何か、何故犯人はそんな事をしたのかという、いわゆる犯行の動機を辿ってゆくミステリー。一応、犯人の意外性も。

    如月塔子の成長を楽しむミステリー。周りも含めた成長物語としての魅力も増している。続けて読みたくなる。

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    2016年02月25日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    もうシリーズ5作目なのか。これも結構面白かった。

    このシリーズ割りと好きなのだけど、何でかっていうと、物語の途中で事件の謎をまとめてくれる(わかりやすい!)のと、結構早めに犯人が分かるものの、そこから明かされる真相に驚かされるから。今回も心臓移植とか戸籍交換とか、事件と関係がなさそうな小さなピースが合わさって謎が解けてゆく。とても気持ちいい。
    実際にこういった猟奇的かつ謎めいた殺人事件があるのかどうかは謎だけども。

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    2016年02月03日
  • 聖者の凶数 警視庁殺人分析班

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    警視庁殺人分析班の若手女性刑事の如月塔子を主人公にしたシリーズの第5弾。

    今回は顔や両腕を薬品で損壊する残酷な猟奇殺人を巡り、如月塔子ら殺人分析班のメンバーが犯人を追い詰める。遺体に残された謎の数字とポストカード。そして、第二、第三の事件が…

    全く正体が解らぬ犯人像に少しずつ迫る面白さに余りにも出来過ぎた偶然という相反する要素に、確かに先のストーリーは読めないが、少し陳腐さも感じた。しかし、シリーズを重ねるごとに面白さは増しており、その分、読者の要求も高くなっているのは確かだ。

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    2016年01月19日
  • 屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香

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    山猫と名乗る犯人による連続猟奇殺人事件を追うCS放送の報道記者・早乙女綾香は、山猫による殺人の手口が十年前の殺人事件と類似している事に気付く…

    主人公がCS放送の女性報道記者と異色の設定であり、ミステリーとしても読み応えのある作品だった。主人公が同僚とともに少しづつ事件の真相に迫る過程はスリリングである。

    恐らく、殺人分析班シリーズ同様、シリーズ化されるのではないかな。

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    2014年10月12日
  • 魔弾の標的 警視庁殺人分析班

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    シリーズ14作目。
    ここに来て、塔子の相棒が鷹野から門脇に代わり、ゲームマスター編スタート。
    噂によれば、あと2作で終わりのようだから、急にギアをあげて来た感じ。

    都内で発生した檻の中に閉じ込められた刺傷殺人事件。手はワイヤーで縛られ、猿轡をされ、最後に特殊な銃のようなもので殺される。
    同じ手口の殺人が3件続けて起こり、4件目を止める為、走り回る捜査員たち。
    しかし、なかなか犯人の全貌が明らかにならない。
    背後には動物愛護団体の存在がありそうだが、それぞれの繋がりが対立していたり、擁立していたりではっきりしない。
    難航する捜査だったが、鷹野とのアプローチの違う門脇とブレインストーミングしながら、事件の核心に迫ろうとする塔子。
    殺人は許されないが、動物に対する殺生も許されないことだと思う。
    今回の犯人の命の考えが理解し難い。
    それも、今作から登場のゲームマスターの影響なのか?
    そう考えると、自作も楽しみ。
    これまでは塔子目線で描かれてたが、今作は門脇に目線が変わっている。
    中堅刑事の頑張りが伝わってくる。
    鷹野ほどの頭脳がなくても、体を使って捜査する門脇もいい。

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    2026年09月28日
  • 凍結事案捜査班 時の呪縛

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    警察小説界注目の実力派作家・麻見和史氏が文春文庫初登場です!主人公の藤木は50代の男性刑事。もともとはやり手の刑事でしたが、妻をガンで亡くしたことで仕事への意欲を失い、コールドケース(未解決事件)を扱う「警視庁捜査一課 特命捜査対策室支援係」に配属されます。そこで、30年前に立川でおきた小学4年生遺体遺棄事件の再捜査が命じられます。子供を失った父親に話を聞くことで、藤木が失っていた「刑事の矜持」は再び動き出すのか? 「曲者」が揃った「支援係」の面々とたどり着いた事件の真相とは!?

    藤木さんが奥さんの件で仕事の意欲がなかったのに配属された所でも最初は事務のお仕事してた。再調査を最初イヤイヤだったけどどんどん本格的に動き始めて行く感じで話がはいっていっちゃいました!
    まだシリーズがあるので読んで行きたいと思ってます!

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    2026年09月28日
  • 永久囚人 警視庁文書捜査官

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    前作に続き今作もちょっとゾッとするような場面から始まり、とある文字と書物を鳴海たち文章解読班の視点、古賀係長たちの視点、書道用品店の店主の鳴海の先生の視点、いろんな視点から解読されていくのがやっぱり面白い。ドラマとキャラクターの雰囲気が違うのでまだ少し慣れないが、ただ事件が解決されていくだけでなく、その事件に関係する人たちのあさましさや苦悩、後悔、怒りなど心理も深掘りされているので、「こうなる前にどうにかならなかったのか」と同情してしまう。次読んだらキャラクターの雰囲気に慣れてくればいいなと思う。

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    2026年09月27日
  • 罪過の代償 警視庁文書捜査官

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    約1年振りに読んだシリーズ12作目。第1部完結ってことは、まだ続けるんだ。今回は、ちょっと話がめんどくさかった

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    2026年09月25日