麻見和史のレビュー一覧
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殺人分析班シリーズ3作目。
真っ赤に染められた殺害現場。そして、連動して起きる都内各所での爆破事件。
殺人事件の担当をする塔子達だったが、聞き込みをしている最中に爆破直後の現場に遭遇し、不運にも時差爆発に巻き込まれてしまう。
目の前で、同僚が負傷する様子を見てしまった塔子は、最初の事件でも同じように爆発に巻き込まれたことから、トラウマになって、捜査にならず、殺人未遂の現場で犯人を取り逃してしまう。
塔子の心の弱さにじれったさも感じるが、周りの人たちがいい人過ぎる…っていうか、甘すぎる。
それでも、後半に向けての手に汗握る展開は、2作目より断然面白い。
他の方のレビューにもあるが、ちょっと筋読みが甘いが、トリックが秀逸なので、ここは目を瞑ろう。 -
Posted by ブクログ
シリーズ、第9弾。
如月塔子の活躍する人気シリーズです。
いつもは、狡猾で凶悪な犯罪者が相手ですが、今回は、なんと9才の少年が相手とは。
凶悪犯に強い鷹野警部補も、いつもの調子が出ないですね。
交番近くで発見された不審なタオルには、血染めのメッセージがあり、SOSの声が...
そして、そのタオルを置いたのは、なんと9才の少年であった。
早く、その人物を救い出さねば...
しかし、程なく、謎の遺体が発見された。
果たして、容疑者は誰なのか?
秘密を知る唯一の鍵は、発見された9才の少年。
なぜか、少年は黙秘を続けることに。
さまざまな謎が明らかになった時に、少年の胸に去来する思いとは?
公安の影もちらつき、事件は意外な展開を見せます。今回は、少年と心を通わせた塔子ゆえ、解決に進めたとも言えます。 -
Posted by ブクログ
シリーズ、第四弾。
老人の絞殺死体が発見され、警視庁捜査一課 科学捜査係 文書解読班に、出動命令が下る。
被害者のそばにあった謎のメモ。
『ゆにぞんころすげきやくしたい』とは、何を意味するのか?
捜査は混迷を深めるが、やがて、被害者の甥が重要参考人として、浮かび上がる。
しかし、その甥が死体で発見され、捜査は更に混迷を深める。
5年前、老人の妻が火災で亡くなった事が明らかに。
事件・事故など、見方は色々あったか、結局、事故で決着。果たして、本当に事故だったのか?
そして、今回の事件の遠因だったのではないか?
リーダーの鳴海に八代、夏目の3人に加え、今回は、科学捜査係から元ITエンジニアの谷崎が参戦。
メンバーも増えて、鳴海も責任重大ですね。
題名の『灰の轍』とは、そう言う意味があったんですね。
また、冒頭の謎のメモですが、最後のページでその意味が明らかになります。
被害者の気持ちに、つい切なくなりました。 -
ネタバレ 購入済み
ドラマを見てからずっと気になっていたものの、なかなか読む機会がなかった麻見和史さんの「殺人分析班」シリーズ。
この際、大人買いして全作を一気に読んでしまうつもりですが、記念すべきその一作目がこの「石の繭」です。
ヒロイン如月塔子が所属するのは、早瀬泰之係長率いる警視庁捜査第一課殺人犯捜査第十一係。
他に、門脇仁志、鷹野秀昭、徳重英次、尾留川圭介の4人の先輩刑事が所属する。
特に鷹野は、捜査一課の中でも一目置かれる存在で、細かな観察と推論を積み重ねる捜査で検挙率が群を抜く優秀な刑事。
しかし、普段は飄々として掴みどころの無いちょっとした変わり者。
そんな鷹野は塔子の指導係。鷹野の厳しい指導のもと、他の先輩達にも見守られながら塔子は事件解決に奔走し、凶悪事件を解決に導いていく。
鷹野&塔子、十一係のメンバー、それを取り巻く捜査一課の面々と登場人物が魅力的。
親子二代に渡って事件と関わる事となった塔子の苦悩や、終盤、犯人との息詰まる攻防など、ハラハラする展開もあり、飽きる事無く最後まで一気に読み終えました。
期待通りの面白さで満足です。
早速、2作目を読み始めようと思います。