あらすじ
東京西部の山中で立てこもり事件が発生。人質を取り興奮した様子の男は、殺人事件の被疑者として如月塔子らが追っている危険人物だった。男の要求通り塔子と人質の身柄を交換すると、塔子はまんまと車で連れ去られた……白骨遺体が眠る真っ暗な壕に。犯人の真意が暴かれる時、思いもよらぬ過去が呼び起こされる!
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タイトルを見て、遂に待望の鷹野の過去に関係する話かと思ったのですが、微妙に期待した話と違ってて、その点では少々落胆。
けれど、今回は塔子が事件に巻き込まれることによるこれまでにない緊張感の高さと、犯行グループとは関係がないと思われていた人物たちが実は犯行に加担していたという意外性の高さもあって、かなり楽しめたと思います。
加えて、江本=阿川猛が敵役としてなかなか魅力的だったのも良かったです。惜しむらくは彼が最後に捕まってしまったこと。逃げおおせて、鷹野と塔子の強力なライバルとして立ちはだかってくれたほうが、後々よりスリリングな事件や展開を期待できるかな、と。
なので、今後は鷹野の過去話に加えて江本の脱獄を期待することにします(笑)
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麻見和史『鷹の砦 警視庁殺人分析班』講談社文庫。
シリーズ第10弾。もしかしたらシリーズ最高傑作ではなかろうか。ストーリーはダイナミックに展開し、事件の真相に向かって二転三転、紆余曲折、ページを捲る手が止まらない。
都内で発生した殺人事件。被害者男性の交遊関係から被疑者が浮上し、如月塔子らは被害者を追い詰める。しかし、その被疑者は若い男女を人質に取り、山中にある化学肥料販売会社に立て籠る。あろうことか塔子は女性人質と交換で被疑者の人質となり……
窮地に陥りながらも、無事事件を解決した如月塔子は刑事としてまた一歩成長を見せるのだった。
本体価格780円
★★★★★
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シリーズ10作目は犯人が分かっているところからメイン事件開始だけれど、如月さん最大のピンチでハラハラしました。お話の中心は鷹野さんだけど…面白かったです。
手代木管理官が現場に出てきてるところにぐっと来ました。でもこのところ部下たちに前よりもちょっとだけ優しいな…?
河上さんは気が気じゃなかっただろうな。鷹野主任は如月さん捜索の現場にいるから状況がわかるけど、、、
今回も復讐譚だったけれど、犯行グループだけでなく鷹野主任も復讐対象だったとは。鷹野・如月バディの名声は裏社会にも轟いている。気をつけて。。
猪狩・犬塚バディも、これからも出てきてほしいな。今回は公安の上條さんはうろうろしていませんでした。樫村さんはまたいた…SITお疲れさまです。(SITといえばSPECのあの曲「命捨てます怖くない、街の平和をSIT!SIT!」)
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如月が人質になった時、めっちゃヒヤヒヤした。このまま助からないんじゃないかって(シリーズ物で続いてるにも関わらず)、ついついそんなことを思ってしまって、焦りながら読んでしまった。
鷹野が如月を見つける瞬間、私の中ではもう映画のワンシーンでした。笑
あの二人まじ推し!
あ~~あ~~
警視庁殺人分析班と捜査一課十一係って、同じシリーズだったんだ~~。
面白かったけど、また、買っちゃった。残念。
同じシリーズですとかって書いてあったんだろうけど……あ~~あ~~
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東京西部の山中で立てこもり事件が発生。人質を取り興奮した様子の男は、殺人事件の被疑者として如月塔子らが追っている危険人物だった。男の要求通り塔子と人質の身柄を交換すると、塔子はまんまと車で連れ去られた―白骨遺体が眠る真っ暗な壕に。犯人の真意が暴かれる時、思いもよらぬ過去が呼び起こされる!
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警視庁殺人分析班シリーズ第10弾。
今回は、ある殺人事件の捜査から犯人を追う先で、立て籠り事件となる。
犯人は人質を取り、交渉に応じようとしない。
そのうち、人質の1人が体調を崩し、塔子が交代要員に選ばれてしまう。
それから、犯人たちは警察の包囲網から逃れるため、強硬手段に出る。
塔子を連れて犯人たちは場所を移したのだ。
そして、塔子が連れて行かれた先では、なんと白骨遺体が…
塔子にまたもや危機が訪れる…
2025.10.28
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警視庁殺人分析班シリーズ第10段
今回は本当に犯人の頭が良すぎる。
如月や鷹野が小さなヒントからピンチを乗り越えたり、事件を解決したりしていくのだけれど。
それは完全に犯人の手の平の上で踊らされていたわけで。
犯人側からしたら、なんとも滑稽な姿だったかもしれない。
殺人や暴行の動機はたいてい
金銭問題や怨恨だけど、まさにそれがぴったし当てはまる事件でした。
それにしても如月は運の強さと勘の良さがすごい。笑
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今回は立てこもり犯人から人質を取り戻すところから。
パニックになった人質女性に代わりに主人公塔子が捕えられる。
人質が実は仲間でさらに仲間を裏切り鷹野に復讐をする
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今回は十一係のメンバーが操作の過程で大変な目に遭いました。その中で塔子は成長して鷹野との関係が少しずつ変わってきた。
山中の地下壕から金塊が見つかるとか、立て籠もり犯に包囲網を突破されるとか、暴れる犯人に刑事が揃って翻弄されるとか、事件捜査に関しては余計なものが多過ぎる印象です。
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いつもは事件の始まる前から始まる物語が、すでに事件に取り掛かっている所から始まる。
これまでより少し成長したような印象を受ける如月。
今回の話は標題の「鷹」から想像する通り鷹野さんの物語でした。
Posted by ブクログ
廃屋で発見された複数の暴行痕がある遺体、容疑者達の立てこもり、塔子の拉致、爆破事件、昔の通り魔事件など様々な事件をやや強引に一つの線に結びつけた印象。
真犯人と鷹野の因縁には筋道が通っていたので、もう少しストーリーが整理された方が個人的には良かった。その方が犯人の背景にも深みが出て人物像がもっと明確になったと思う。
Posted by ブクログ
今回ある殺人事件の捜査を塔子たちが進めている状況から始まってます。
塔子はまたまた大変な事に巻き込まれますが、それでも刑事として事件を追います。
犯人は何が目的なのか。
そこには思わぬ動機が。
成長している塔子に鷹野も頼りつつあるのかもしれません。