あらすじ
東京西部の山中で立てこもり事件が発生。人質を取り興奮した様子の男は、殺人事件の被疑者として如月塔子らが追っている危険人物だった。男の要求通り塔子と人質の身柄を交換すると、塔子はまんまと車で連れ去られた……白骨遺体が眠る真っ暗な壕に。犯人の真意が暴かれる時、思いもよらぬ過去が呼び起こされる!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
タイトルを見て、遂に待望の鷹野の過去に関係する話かと思ったのですが、微妙に期待した話と違ってて、その点では少々落胆。
けれど、今回は塔子が事件に巻き込まれることによるこれまでにない緊張感の高さと、犯行グループとは関係がないと思われていた人物たちが実は犯行に加担していたという意外性の高さもあって、かなり楽しめたと思います。
加えて、江本=阿川猛が敵役としてなかなか魅力的だったのも良かったです。惜しむらくは彼が最後に捕まってしまったこと。逃げおおせて、鷹野と塔子の強力なライバルとして立ちはだかってくれたほうが、後々よりスリリングな事件や展開を期待できるかな、と。
なので、今後は鷹野の過去話に加えて江本の脱獄を期待することにします(笑)
Posted by ブクログ
シリーズ10作目は犯人が分かっているところからメイン事件開始だけれど、如月さん最大のピンチでハラハラしました。お話の中心は鷹野さんだけど…面白かったです。
手代木管理官が現場に出てきてるところにぐっと来ました。でもこのところ部下たちに前よりもちょっとだけ優しいな…?
河上さんは気が気じゃなかっただろうな。鷹野主任は如月さん捜索の現場にいるから状況がわかるけど、、、
今回も復讐譚だったけれど、犯行グループだけでなく鷹野主任も復讐対象だったとは。鷹野・如月バディの名声は裏社会にも轟いている。気をつけて。。
猪狩・犬塚バディも、これからも出てきてほしいな。今回は公安の上條さんはうろうろしていませんでした。樫村さんはまたいた…SITお疲れさまです。(SITといえばSPECのあの曲「命捨てます怖くない、街の平和をSIT!SIT!」)
Posted by ブクログ
如月が人質になった時、めっちゃヒヤヒヤした。このまま助からないんじゃないかって(シリーズ物で続いてるにも関わらず)、ついついそんなことを思ってしまって、焦りながら読んでしまった。
鷹野が如月を見つける瞬間、私の中ではもう映画のワンシーンでした。笑
あの二人まじ推し!
あ~~あ~~
警視庁殺人分析班と捜査一課十一係って、同じシリーズだったんだ~~。
面白かったけど、また、買っちゃった。残念。
同じシリーズですとかって書いてあったんだろうけど……あ~~あ~~
Posted by ブクログ
警視庁殺人分析班シリーズ第10段
今回は本当に犯人の頭が良すぎる。
如月や鷹野が小さなヒントからピンチを乗り越えたり、事件を解決したりしていくのだけれど。
それは完全に犯人の手の平の上で踊らされていたわけで。
犯人側からしたら、なんとも滑稽な姿だったかもしれない。
殺人や暴行の動機はたいてい
金銭問題や怨恨だけど、まさにそれがぴったし当てはまる事件でした。
それにしても如月は運の強さと勘の良さがすごい。笑
Posted by ブクログ
今回は立てこもり犯人から人質を取り戻すところから。
パニックになった人質女性に代わりに主人公塔子が捕えられる。
人質が実は仲間でさらに仲間を裏切り鷹野に復讐をする
Posted by ブクログ
廃屋で発見された複数の暴行痕がある遺体、容疑者達の立てこもり、塔子の拉致、爆破事件、昔の通り魔事件など様々な事件をやや強引に一つの線に結びつけた印象。
真犯人と鷹野の因縁には筋道が通っていたので、もう少しストーリーが整理された方が個人的には良かった。その方が犯人の背景にも深みが出て人物像がもっと明確になったと思う。