麻見和史のレビュー一覧
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麻見和史『邪神の天秤 警視庁公安分析班』講談社文庫。
警視庁公安分析班シリーズの第1作。公安に異動した鷹野秀昭を主人公にした警視庁殺人分析班シリーズの姉妹作。
公安事件捜査と刑事事件の捜査との相違に悩みながらも、両者の利点を融合させるべく奇怪な事件の捜査にあたる鷹野秀昭。面白いのだが、事件の完全解決が次作以降に持ち越されたのは少し残念。
レストランで起きた爆破の混乱の最中、政治家が何者かに惨殺される事件が発生する。政治家の遺体からは臓器が抜かれ、現場には心臓と羽根を載せた天秤が残される。公安に異動したばかりの鷹野秀昭は公安のやり方に苦戦しながらも持ち前の推理力を発揮しながら捜査を行い、少しずつ事件の核心に迫る。
定価858円
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シリーズ、第9弾。
如月塔子の活躍する人気シリーズです。
いつもは、狡猾で凶悪な犯罪者が相手ですが、今回は、なんと9才の少年が相手とは。
凶悪犯に強い鷹野警部補も、いつもの調子が出ないですね。
交番近くで発見された不審なタオルには、血染めのメッセージがあり、SOSの声が...
そして、そのタオルを置いたのは、なんと9才の少年であった。
早く、その人物を救い出さねば...
しかし、程なく、謎の遺体が発見された。
果たして、容疑者は誰なのか?
秘密を知る唯一の鍵は、発見された9才の少年。
なぜか、少年は黙秘を続けることに。
さまざまな謎が明らかになった時に、少年の胸に去来する思いとは?
公安の影もちらつき、事件は意外な展開を見せます。今回は、少年と心を通わせた塔子ゆえ、解決に進めたとも言えます。 -
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麻見和史『天空の鏡 警視庁殺人分析班』講談社文庫。
シリーズ第12弾。シリーズを重ねる度に面白くなっていく。今回も冒頭から謎に包まれた異様な殺人事件が描かれ、瞬時にして物語に引き込まれた。如月塔子と鷹野が少しずつ事件の真相に迫り、真犯人を追い詰めていく過程が面白い。しかし、余りにも出来過ぎている感がある結末が少し残念かな。
中野の解体予定の商業施設で、らせん階段から突き落とされ、左の眼球を消失した他殺死体が発見される。被害者は自動車部品メーカーの社長で何故か上半身は裸だった。殺害の状況が10年前に立川で起きた宗教団体の教祖の殺害事件と酷似していることに気付いた特捜本部は、過去に事件を捜査した老刑事の藤村に協力を要請する。藤村は如月塔子に捜査の基本を教えた刑事だった。
塔子と相棒の鷹野は過去の事件と現在の事件とを捜査するが、再び左眼を消失した死体が発見される。10年前の事件の犯人が再び殺人を再開したのか、それとも模倣犯なのか……
定価902円
★★★★ -
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シリーズ、第四弾。
老人の絞殺死体が発見され、警視庁捜査一課 科学捜査係 文書解読班に、出動命令が下る。
被害者のそばにあった謎のメモ。
『ゆにぞんころすげきやくしたい』とは、何を意味するのか?
捜査は混迷を深めるが、やがて、被害者の甥が重要参考人として、浮かび上がる。
しかし、その甥が死体で発見され、捜査は更に混迷を深める。
5年前、老人の妻が火災で亡くなった事が明らかに。
事件・事故など、見方は色々あったか、結局、事故で決着。果たして、本当に事故だったのか?
そして、今回の事件の遠因だったのではないか?
リーダーの鳴海に八代、夏目の3人に加え、今回は、科学捜査係から元ITエンジニアの谷崎が参戦。
メンバーも増えて、鳴海も責任重大ですね。
題名の『灰の轍』とは、そう言う意味があったんですね。
また、冒頭の謎のメモですが、最後のページでその意味が明らかになります。
被害者の気持ちに、つい切なくなりました。 -
ネタバレ 購入済み
ドラマを見てからずっと気になっていたものの、なかなか読む機会がなかった麻見和史さんの「殺人分析班」シリーズ。
この際、大人買いして全作を一気に読んでしまうつもりですが、記念すべきその一作目がこの「石の繭」です。
ヒロイン如月塔子が所属するのは、早瀬泰之係長率いる警視庁捜査第一課殺人犯捜査第十一係。
他に、門脇仁志、鷹野秀昭、徳重英次、尾留川圭介の4人の先輩刑事が所属する。
特に鷹野は、捜査一課の中でも一目置かれる存在で、細かな観察と推論を積み重ねる捜査で検挙率が群を抜く優秀な刑事。
しかし、普段は飄々として掴みどころの無いちょっとした変わり者。
そんな鷹野は塔子の指導係。鷹野の厳しい指導のもと、他の先輩達にも見守られながら塔子は事件解決に奔走し、凶悪事件を解決に導いていく。
鷹野&塔子、十一係のメンバー、それを取り巻く捜査一課の面々と登場人物が魅力的。
親子二代に渡って事件と関わる事となった塔子の苦悩や、終盤、犯人との息詰まる攻防など、ハラハラする展開もあり、飽きる事無く最後まで一気に読み終えました。
期待通りの面白さで満足です。
早速、2作目を読み始めようと思います。
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Posted by ブクログ
麻見和史『無垢の傷痕 本所署〈白と黒〉の事件簿』双葉文庫。
本所署刑事課に所属し、その苗字からいつも損をしている黒星達成と元看護婦の経歴を持つ白石雪乃のコンビの活躍を描いた連作短編集。5編を収録。いつも鋭い推理を発揮する年下の白石に対して、ネガティブ思考の黒星の方はサポート役に徹している感じ。描かれる事件は深刻なのだが、黒星と白石の白黒コンビの軽妙な掛け合いと後半の畳み掛けるような謎解きで、意外にもライトな作品に仕上がっている。
『星の傷痕』。パチプロの男性の変死事件。男性の身体には死後に傷付けられた3つのアスタリスクマークと警察を挑発するメモが残されていた。猟奇連続殺人の幕開けか……
『美神の傷痕』。美容外科医の妻が絞殺され、遺体を損壊されるという事件の捜査に投入された白黒コンビ。関係者の誰にも動機があり、アリバイもあるが……
『罪の傷痕』。女性と同棲していた男性が意味深な書き置きを残し、失踪する。失踪した男性の捜索にあたる白黒コンビ。やがて男性の失踪に10年前のある事件が関係していることが解る。
『嵐の傷痕』。台風一過の路上で会社員男性の変死体が発見される。轢き逃げ事件とも思われたが……捜査にあたる白黒コンビは事件の裏にある闇に迫る。
『火焔の傷痕』。爆発事件の捜査に投入された白黒コンビ。捜査線上に浮かんだのは、かつて左翼団体に所属していた初老の男だった。同じ頃、女性写真家への謎の脅迫事件が……
本体価格600円
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ネタバレ 購入済み
あ~~あ~~
警視庁殺人分析班と捜査一課十一係って、同じシリーズだったんだ~~。
面白かったけど、また、買っちゃった。残念。
同じシリーズですとかって書いてあったんだろうけど……あ~~あ~~