麻見和史のレビュー一覧

  • 雨色の仔羊 警視庁殺人分析班
    如月塔子の成長著しい
    事件への嗅覚は研ぎ澄まされ、着眼点も鋭いのに未熟者扱いされるが、めげず腐らず素直に努力する天才です
    根っこの謎はまだ明かされないが、検挙率100%チームとしての伝説も生まれているようで、読んでいて気持ちいいです
  • 深紅の断片 警防課救命チーム
    警防課救急隊員が主人公を務めるといユニークなミステリー。
    救急隊員が探偵役をしているが、謎解きの主役は刑事とか医者とかで、隊員は補完役でいた方が無理がないのではないか。
    けれども、あまり馴染みのない救急活動が詳細にリアル感たっぷり描かれ、お仕事小説としても読むことができる。
    冒頭、少女の監禁場面から...続きを読む
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    うーん。
    最後までピンとこないまま終わった。
    よくわからなかったという感じかなぁ。
    シリーズ一作目が面白かったので 期待が高すぎたというのもあるかも。
    でも一緒に買っちゃったし 次も読むぞー。
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班
    何となく元警察官が犯人、と思わせているような気がしていたのでラストは「あぁ」という納得。塔子が少し逞しくなったような気がした巻でした。殺された人達も、真犯人も人の弱味につけ入るのが上手い人達でした。広瀬さんも警察官ならばもう少し自分に厳しくあるべきで、彼女との対比もあって塔子がとても頼もしかったです...続きを読む
  • 骸の鍵
    女性刑事・城戸葉月がコインロッカーから見つかった女性の切断された腕、脚とコインロッカーの鍵を巡る猟奇事件に挑む。次々見つかる体の一部、他の部位の在りかを示唆するメッセージ、犯人と警察との知恵比べ。鋭い閃きで事件の筋読みをしていく主人公。経験の浅い沖田とのコンビもよかった。続編があるとよいなぁ。
  • 骸の鍵
    11月-7。3.0点。
    コインロッカーから、死体の腕が。同じロッカーには違うコインロッカーの鍵が、謎解き文書と一緒に。

    女性刑事が主人公。なかなかの推理のキレ。
    まあまあ読ませる。次作に期待かな。
    犯人は、とってつけた感が。。。
  • 沈黙する女たち
    「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、2作目。

    この作者さんの作品は、他のシリーズも含めて、プロットがきっちり作られており、事件の構造そのものに無理がなく、文章が読みやすい。なので、どのシリーズも好みで読み続けているのだけれど、このシリーズだけはちょっと苦手かも。前作でも思ったが、主人公の立場がま...続きを読む
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    シリーズ第2弾。
    惨殺遺体を取り囲むように置かれた謎の品々。
    絵画に関係したものを表しているのではないかということで、捜査は進む。
    そんな中、犯人は自分が過去の事件に関わる人物であると警察OBに連絡してくる。
    犯人の本当の意図はなんなのか?
    謎解きが好きな人向け。

    2018.9.10
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    石の繭【1作目】を読み終わって続けざまに読んでしまった。石の眉ほどの伏線感というか興奮感、抑揚感はなかったのが残念。。世界観はしっかりしていてかなり楽しめました。
  • 深紅の断片 警防課救命チーム
    救急隊が主人公のミステリ。
    初めは面白かったのだけど、救命に必要な緊迫感とか臨場感とかスピード感とか、今一つ足りない気がした。
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    頭蓋骨に白い花、掛け時計にスープ皿ーテーブルの上の惨殺遺体を囲むように置かれた謎めいた品々。絵画を模したような現場を作り、さらに「過去の亡霊」を名乗って警察OBの自宅に電話をかけてきた犯人。自らの存在をアピールしたいのか。如月塔子ら殺人分析班が鋭い推理で明かす、歪んだホシの正体とは。
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班
    殺人現場は、スプレー塗料で赤く染められた寝室だった。如月塔子が猟奇的な事件の遺留品捜査を始めた矢先、東京各所で連続爆破事件が起きる。多くの捜査人員がテロ対策に割かれ、殺人事件を担当する塔子ら特捜本部は動揺を隠せない。殺人犯はどこまで計画していたのかーまさか。
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班
    惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析班の如月塔子ら警察は怨恨の線で動き出す。しかし犯人の魔の手は警察にも及び、ついにー。
  • 屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香
    中央区日本橋。男性の“損壊”遺体が発見された。腹部を切り裂かれ、煙草の吸い殻と空き缶が詰め込まれた死体の意味は?大手新聞社を辞めCS放送の報道記者として取材する早乙女綾香は、十年前の大阪での殺人事件との類似点に気づく。一方「山猫」と名乗る犯人から新聞社に“真相を書け”とメールが。屑に埋もれた真実を追...続きを読む
  • 永久囚人 警視庁文書捜査官
    麻見和史の警察小説シリーズ第3弾
    幻想小説『永久囚人』をめぐる殺人事件謎を追う警視庁文書解読班の活躍を描いています。
    新任女性刑事:夏目が配属され、矢代とのコンビ捜査で新たな展開を迎えるのですが、その分鳴海理沙の登場が減ってしまって・・・
    ミステリとしても前作までより弱く、若干ご都合主義な感じも・・...続きを読む
  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ
    顔面を殴打された遺体が見つかった。傍には「品」「蟲」の赤い文字がー。所轄巡査部長の鳴海理沙は、この文字を追う特命班として捜査に加わることに。被害者はIT企業社長と知り、文字がプログラムの「バグ」を表すと推理した理沙。だが赤文字が残された事件が再び発生、遺留品としてシステム不具合の内部資料が発見された...続きを読む
  • 共犯レクイエム 公安外事五課
    公安外事モノ。新シリーズかな?

    終盤まで予想のつかない展開で、なかなか凝った公安ミステリとなっていた。ただ、主人公の篠原早紀も含め、外事五課チームのメンバー全員、誰一人として好感が持てなかったのが辛い。事件構造は上手く公安事項と絡めてあって、殺人事件を扱う如月塔子シリーズとはまた違うミステリを愉し...続きを読む
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班
    捜一の女刑事、如月塔子が活躍する、殺人分析斑シリーズの3作目。
    このシリーズは、塔子が主人公というより、捜一殺人犯捜査第十一係のチームワークが見どころか。
    ストーリー展開は興味深いが、文体のせいか、
    塔子自身に、今一つ、気持ちが入っていかないのは…。
    女刑事として成長途上にあるということからなのか…...続きを読む
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    個性的女性刑事如月塔子が主人公の、シリーズ第2弾。
    警察小説+推理小説といった作品だろうか。
    「警察」部分は、魅力あるキャラ設定で評価できるが、「推理」部分は、推理のための推理(遺体の周りの謎めいた品々など)になっているように思え、イマイチ興味を惹かなかった。
    解説で、ミステリーには「推理型の物語」...続きを読む
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班
    201707/面白かったし、シリーズものならではのお馴染み感もあって楽しめるんだけど、事件パートはちょっと物足りず。途中で出てくる業界用語のとこも(私が同業界ってこともあるが)わざとらしさが強く…。塔子と鷹野の進展にはいまいち興味ないので、会話もいちいち冗長に思える(でもファンにはきゅんとたまらない...続きを読む