麻見和史のレビュー一覧

  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    ハイジャック事件が発生。
    それぞれに休日を過ごしていた文書解読班の面々が呼び出され、ハイジャック犯の対応をすることに。
    犯人の目的は?ゲームを行う理由は?
    リアルタイムでの事件がよりいっそう緊迫感を産んでいます。
    今回は警察組織の一体感で事件に臨んでいます。
    さて、どんな結末が待っているのか。

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    2022年09月01日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    ハイジャック事件と平行して犯人と警察の『ウミガメのスープ』対決がしっかりと伏線になっていた。
    事件の背景自体は複雑なものではなかったがハイジャック犯とそれを利用とした男の背景が絡みあっており単なる共犯関係ではないところがこの麻見作品らしい終わりであった。

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    2022年08月28日
  • 鷹の砦 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    廃屋で発見された複数の暴行痕がある遺体、容疑者達の立てこもり、塔子の拉致、爆破事件、昔の通り魔事件など様々な事件をやや強引に一つの線に結びつけた印象。
    真犯人と鷹野の因縁には筋道が通っていたので、もう少しストーリーが整理された方が個人的には良かった。その方が犯人の背景にも深みが出て人物像がもっと明確になったと思う。

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    2022年08月27日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    現代警察捜査の中に上手くクラシカルなミステリーを合わせている。特に終盤の謎解きは典型的でポワロを思い起こさせた。今作は塔子より鷹野及び加賀見が目立っていたかな。

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    2022年08月23日
  • 奈落の偶像 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    このシリーズはかなり正統派な部類であると思う。大きなトリックがある訳でも殺人分析班が犯人を追い詰めていくことがしっかりと表現されている。
    特に主人公の塔子はシリーズが進むにつれて成長しているのが読者にも伝わってきて非常に好感が持てるキャラクターである。特に最後の取り調べで彼女が犯人に放った言葉は個人的にはすごく良かった。
    彼女を取り巻く先輩刑事達も彼女を正当に評価しチームの一員として認めているので読んでいて嫌な感じはしない。

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    2022年08月18日
  • 石の繭 警視庁殺人分析班

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    現場に落ちていた樹脂製のリング?
    ポンペイ展のチラシ?
    モルタルで固めた死体?
    おいおい~~
    面白そうじゃあないですか~。
    どれどれ、この、エルキュール・フリテン様が直々に謎を解いてやんよ。
    と、鼻息荒く読み始めたのですが、いや、面白かった。
    上記のように、本格ミステリー的傾向があって“謎好きさん”も楽しめますが、“警察モノ愛好家”の方にも満足していただけるかと思います。キャラ立ちが良く、主人公もだけど脇のメンバーが個性的で◎。
    また、伏線とその回収がキモチイイ。
    テンポも良く、解りやすい展開でサクサク読める。
    その割に満足度は高く、シリーズ第二弾を買ってしまった。
    ☆3だけど☆4に近い。

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    2022年08月07日
  • 灰の轍 警視庁文書捜査官

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    うーん。可もなく不可もなくという印象。
    連続殺人事件と思われていた事件の裏側には日本の産業構造の根深い問題が隠れていた、というところまでは良いと思いますが、それが原因でこんな事件になるか?という疑問を持ってしまいます。

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    2022年08月03日
  • 鷹の砦 警視庁殺人分析班

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    今回ある殺人事件の捜査を塔子たちが進めている状況から始まってます。
    塔子はまたまた大変な事に巻き込まれますが、それでも刑事として事件を追います。
    犯人は何が目的なのか。
    そこには思わぬ動機が。
    成長している塔子に鷹野も頼りつつあるのかもしれません。

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    2022年08月02日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    話の流れ的には前作とほぼほぼ一緒。事件が起きて犯人からの接触があって…っていう。探偵役がいる訳ではなく、警察が主人公側の立ち位置だからどうしてもこうなるんかな?
    クローズドサークルものみたいなハラハラドキドキ感はなく淡々と進んでいくけどこれはこれで良かった。
    美術に関連してるとか最期の真相とか動機は面白かった。けど川久保に対する矢崎の心情を想うとちょっと切ないような気も…だから「蟻」かぁ…
    病院の3階の描写2回くらい出てきたから関係あるかなと思ってたら案の定でしたね。ただ武器にわざわざ特殊警棒なんか使ってたのは何でだったんだろ?
    あと窓がなく日光浴びれない状態の閉鎖空間に人間がいたら数週間で精

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    2022年08月01日
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班

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    シリーズ第7弾。
    住宅街で発生した強盗殺人事件。
    被害者の妻も負傷した状態で拉致されたと見られ、妻の消息を追う塔子達第十一係のメンバーたち。
    そんな中、新聞社に犯行声明のメールが届く。
    「クラスター16」と名乗る犯人は、第2の殺人として拉致した妻の遺体を公園に遺棄する。
    犯行声明に振り回されながらも、捜査を進める塔子たちだったが、この事件の少し前から鷹野の様子がいつもと違い、捜査中に二人が口論となり、別行動したことから鷹野が何者かに襲撃され、重い怪我を負う。
    捜査から外れてしまった鷹野の代わりに、塔子は今作で初めて尾留川とコンビを組むことに。
    鷹野の鋭い筋読みが無い分、やはり面白さも半減。

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    2022年07月16日
  • 石の繭 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    クローズドサークルものの話はよく読むけど、こういう調べ回って捜査して真相に近づいていく系の話は久しぶりで面白かった。
    トレミー用意周到過ぎるし賢いなぁ…でも帰ったら家に殺人犯いるのは怖すぎる……!!
    鷹野の閃きがなかったらどうなってたことやら…
    カセットテープの話出た時点で、誘拐が八木沼によるものだとは容易に想像ついたけどトレミーの正体はわかんなかったな。
    トレミーの過去を思うと犯人達許すまじ!って思うけど、それにしても復讐なんて更に負の連鎖を生むだけだよなぁ…世知辛い…
    塔子のお母さん二度と巻き込まれないといいな。

    (あと152㎝ってそんな小さいかな…?刑事としては小さいけど一般女性としち

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    2022年06月20日
  • 死者の盟約―警視庁特捜7―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    特捜7の第2弾。謎めいた他殺体の謎が徐々に解けていく過程は無理がなく、犯人も盲点を突いていたように思う。
    里中のひらめきも鋭く、以外に名刑事なのかもしれない。佐倉・里中・深町の『乙女特捜』に他シリーズの塔子や理沙が特別コラボした作品も1作だけ読んで見たい気もする。
    多分実現はしないと思いますがね

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    2022年06月19日
  • 雨色の仔羊 警視庁殺人分析班

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    少年優太の謎めいた行動の理由が最後には明らかになるものの、個人的にはそこに行き着くまでもう少しテンポが欲しかったかな

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    2022年06月19日
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    ある印刷会社の倒産が事件の背景にあり、共同経営者の事故死なども書かれているので後々関係してくるのであろうなと想像できる。
    第1の被害者を殺害した動機がやや弱い気はする。
    古賀係長が文書捜査班に実力を認めてきているのが心強い、文書捜査班のチームワークも良くなってきてるので今後の展開も楽しみである。
    ドラマ化もされているが、やはり設定がかなり異なってしまっているので残念でならない。原作通りの人間関係でドラマ化をして欲しかった

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    2022年06月19日
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官

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    文書捜査官鳴海理沙が率いる文書解析班が新たな犯罪捜査に挑む‥。なんだかチームとしてのまとまりが出てきた今回の回、暗号解析はちょっと理解が難しかったけど、事件の全容は思いがけない内容でした。

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    2022年05月20日
  • 永久囚人 警視庁文書捜査官

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    文書捜査官鳴海理沙が率いる文書捜査班が事件を追う…ドラマから本を読み始めたけど、本も楽しく読めます。

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    2022年05月20日
  • 影の斜塔 警視庁文書捜査官

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    文書捜査官鳴海理沙が上司からの謎めいた命を受けて動き出す…ドラマが面白くて本も読みたいと思ったのがきっかけだが、本のほうが内容が重いというか…でも引き込まれるので読みたくなります。

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    2022年05月20日
  • 灰の轍 警視庁文書捜査官

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    文書捜査官の鳴海理沙が、謎の切り貼り文ともに見つかった絞殺遺体…事件捜査に新たな部下を加えて挑む内容。テレビドラマでは内容が全く違っていたのに驚きました。本のほうが心には残るかな…などと感じました。

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    2022年05月19日
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班

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    シリーズ6作目。
    古い洋館の火災現場から出て来たのは、隠し部屋と頭が男性、体が女性と言う奇妙な白骨死体だった。
    古いもので、住人も行方も分からないことから、なかなか身元が判明しない。
    そんな事件に挑む塔子達、十一係。
    シリーズも重ねて、チームワークも良くなり、事件に派手さがない分、塔子の捜査能力のテストと言う名目で、事件の真実に着々と迫る様子を上手く描いていると感じた。
    これまでの作品と違い、一つの事件を丁寧に描いているので失速感は否めないが、シリーズの途中でこういう作品を挟むのもありかも。
    個人的には、鷹野を主人公にした別シリーズを買ってしまったので、いつ塔子が独り立ちをするのか、とても気に

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    2022年05月16日
  • 茨の墓標 警視庁文書捜査官

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    4行詩になぞられた殺人事件に文書捜査官が挑む…タイトルと中身が後半まで合いませんが、後半になって驚く展開があります。

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    2022年05月11日