麻見和史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人が殺人を犯すとき、そこにはそれぞれの事情がある。
まったく身勝手な動機もあれば、やむにやまれぬ動機もある。
欲にかられた動機もあれば、緊急避難的な動機もある。
この物語で起きる事件には、そのどれにも属さない動機が隠されている。
このシリーズにしては珍しく、結末ありきのような展開になっていたことが残念だった。
犯人に迫る緊迫感のようなものも少なく、分析班が活躍する場面もほとんどない。
面白くないわけではない。
それでも、塔子と鷹野のコンビ。
分析班のそれぞれのメンバーの活躍。
このシリーズのファンとしては、萌どころが少なく感じてしまった。 -
Posted by ブクログ
大手の新聞社記者からCS放送記者に転職した女性主人公。彼女の猪突猛進な正義感ぶりにちょっと空回り感を感じたところもないわけではなかったが、素直にその頑張りを応援したくなる愛嬌さがあって、同性の私からでも好感の持てるキャラに仕上がっていたと思う。「殺人分析班」シリーズの塔子さんといい、著者の描かれる女性主人公は嫌みのない可愛さがあって好き。また、周りを固める脇キャラも、曲者揃いだけど主人公を上手くサポートしていて、シリーズものとして、彼らの活躍を今後も読みたくなった。ただ、捜査権のないマスコミがいろいろと取材するにあたり、大小の差はあれどある程度の強引な手法を取らざるを得ないのは仕方ないと思いつつも、主人公を含めてそういった行動がされる場面を読むのはあまりいい気持ちもしないし、苦手だなと思った。報道ミステリものはどうしてもそういうモヤモヤを私は感じてしまう。