麻見和史のレビュー一覧

  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ

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     警視庁文書捜査官として本格的に捜査する前の所轄時代の鳴海理沙の活躍を描く作品。
     現場に残された文字から様々な推測を打ち立て筋読みをする一風変わった捜査方法だが、一つの証拠からここまで読み取ることができるものかと思わせられる部分がある。ただ、犯人が現場にそういったものを残さないと全く進まないわけで、実際の現場でこうした活躍ができるかどうかは微妙なところ。
     エンタメ小説としては面白いと思う。

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    2022年04月11日
  • 影の斜塔 警視庁文書捜査官

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     シリーズ第5弾。今回はわずかなヒントから事件を紐解く文書捜査官ならではの強引なこじつけが見られる内容。
     管理職直々の命令で動くことになったが、提示された情報はあまりにも少なく上司の動きも不穏。誰を信じていいのやらよくわからず、最後の最後まで展開が二転三転し、事件の構図はなかなかに面白い。ただ最初のヒントを誰が何の目的で提示したのかはわからなかった。むしろ限定されていたからこそ、事件現場に辿り着けたとも言える。

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    2022年03月11日
  • 警視庁文書捜査官

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    おもしろかった!
    キャラクター性の高い主人公?が得意な心理学を用いて事件を解決していく話。
    描写は残酷なところがあったり、登場人物がたくさんいて混乱することもあったけど、最後はスッキリとゆうか、解決してよかったーという感じ。

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    2022年03月09日
  • 天空の鏡 警視庁殺人分析班

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    「守る」と「隠す」の境を見失ってしまったのだね…シリーズ化されてるのですね。これからグイグイ読みましょ。

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    2022年03月08日
  • 灰の轍 警視庁文書捜査官

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     シリーズ第4弾。今回はこの事件限りということでIT関連専門の谷崎廉太郎巡査がチームに加わった。前回から参加した夏目静香巡査とコンビを組み、現場で見つかったパソコンの解読という作業にあたる。今回はそのパソコンに画像として保存されていた何やら意味不明の切り貼り文の写真と犯行予告とも思われるメモが現場に落ちていたことから捜査が始まる。そして被疑者として浮上していた人物が死体となって発見されたことで事態は混迷を極めていく。
     本作は前作と比べるとストーリー展開が読みやすく、割とわかりやすい内容だった。しかし、事件の裏に隠された企業体質、日本の実情はかなり根深いものだという印象を改めてもった。

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    2022年03月08日
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班

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    久しぶりのミステリージャンルで読み方を忘れて時間がかかってしまいました。シリーズ中で特別印象深い作品というわけではありませんが、このシリーズのキャラクターは好きです。叙述トリックでモヤモヤして読み返してみましたが、ギリギリセーフな感じの文章もあったかなと思う。まあまあヒント的なものも散りばめてあるし、エンタメとして好きです。ゆっくりだけれどシリーズは読んでいこうと思う。

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    2022年03月07日
  • 永久囚人 警視庁文書捜査官

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     シリーズ第2弾。本作から文書解読班に新メンバーの夏目静香巡査が加わり、従来の自称文字フェチの鳴海理沙警部補、矢代朋彦巡査部長の3人で捜査に当たることに。そして、本シリーズは脇役もまた特徴的で面白い。とぼけた感じだが実は切れ者だと言われる財津喜延係長、口は悪いが親しみやすい捜査一課の川奈部孝史警部補、頭を20度傾ける癖のある冷たい印象の捜査一課古賀清成係長、鑑識の権藤巌警部補、鳴海が行き詰まると出向く恩師の遠山健吾などなど。
     本作は「永久囚人」という稀覯本を探しその内容を読み解く要素もあるため、前作よりも文書捜査の雰囲気が強い。タイトルの意味は、その本の名前というだけでなく、最後まで読むと自

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    2022年03月07日
  • 奈落の偶像 警視庁殺人分析班

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    「警視庁殺人分析班」シリーズは、ノベルスだと「警視庁捜査一課十一係」シリーズである。なぜ変えるんだと思う。殺人分析班の方が後付けだったからどちらも変えるに変えられなかったのだろうか。
    さてこのシリーズ、前も書いたが2時間ドラマ的である。実際はWOWOWでいくつか連続ドラマ化されているのだが、構成的にはまんま2時間ドラマ。
    殺人分析班こと十一係は内部にほとんど葛藤がなさげなところとか、事件のありようは猟奇的ながら動機の落とし込み方が凡庸なところとか…
    そんなにごちゃごちゃ言うなら読むなよという話もあるが、ライトな推理小説としては読みやすさが抜群なので、そこはとても素晴らしいと思う。
    本作「奈落の

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    2022年03月05日
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班

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    警察小説として、捜査の過程やシリーズものならではの人間関係など楽しみどころが沢山あったけれど、犯人の行動は知識も咄嗟の判断力も実行力も高すぎて、それはないだろうと思ってしまう。

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    2022年03月05日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    シリーズ4作目。
    他の方のレビューにもあるが、どんどん主人公・塔子が成長しているのが分かる。
    マンションの非常階段で発見された刺殺体。ナイフを持っていたが、傷口が合わないことから、殺人の捜査本部が立ち、いつもの十一係のメンバーは江東署へ。
    教育係でもある鷹野と一緒に捜査に当たる塔子だったが、突然桜田門に呼び戻される。
    警視庁は「2億を用意しないと、1日に1人ずつ都民を殺す」との脅迫を受けていた。
    脅迫事件のせいで、都民が殺されていることを悟られないよう捜査を進める十一係の面々の様子と、猟奇的な犯人の目線から、物語が交互に描かれる。
    警察小説としても、面白いが、ミステリーの要素もあり、ラストまで

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    2022年03月01日
  • 警視庁文書捜査官

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     テレビドラマ「未解決の女」の原作になった「警視庁文書捜査官」シリーズ第1弾。ドラマとは人物設定が異なる点が多いので、ドラマから入った人は「ん?」と思うかもしれない。
     タイトルからは文書を解読して事件を解決に導く印象が強いが、本作は文書というよりは現場に残されたアルファベットのカードからメッセージを推理していくという部分に主点が置かれている。どちらかというと、推理もあるが閃きがポイントのような印象を受ける。

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    2022年02月28日
  • 邪神の天秤 警視庁公安分析班

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    ネタバレ

    あとがきでも書かれてましたが「あの鷹野が公安に!?」「十一課のシリーズの方はどうなっちゃうの?あれ(「天空の鏡」)で終わり?」とうろたえてしまいましたが、なるほど殺人分析班シリーズから約四年後という設定なんですね。

    ただ、鷹野は非情になれなさそうだし「大事の前の小事」とか考えられなさそうなので、公安で上手くやれる気がしない……と思ったら、案の定それが原因でやらかしちゃったりして、あの頼りがいのある鷹野のあまりな体たらくはちょっと残念な印象。

    中盤から刑事課で培った筋読みを活かして挽回していきますが「殺人分析班」ほどインパクトのある活躍がないような気もします。また、肝心の「鑑定士」の存在がヴ

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    2022年02月20日
  • 鷹の砦 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    タイトルの鷹は鷹野さんのことかな?と思ったらやはり鷹野さん絡みでした。
    塔子を助けたい鷹野さんの気持ちにきゅんとした。

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    2022年02月19日
  • 茨の墓標 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    警視庁文書捜査官シリーズの第8弾
    テレビドラマになっているから登場人物
    が頭に浮かびサクサク読めてしまう
    犯人もサクサク判るわけではないので
    いささか残念です(*´▽`*)

    最近の小説の設定はキツいのだろうか?

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    2022年02月10日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    シリーズ第2段。

    他三作はDVDで見てたから本もすんなり入れた。
    最後まで読み進めたが止まらないという感じではなかった。
    猟奇的な殺人ではなかった。


    「頭蓋骨に白井花、時計、スープ皿、
    テーブルの上に遺体を囲むように置かれた謎めいた品々。 「過去の亡霊」を名乗り警察OBの自宅に電話をかけてきた犯人 歪んだホシの招待とは」

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    2022年02月09日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    殺人分析班シリーズ2作目。
    テーブルに置かれた惨殺死体は、頭蓋骨、白い花、止まった時計、スープ皿に囲まれていた。
    果たして、この殺害現場の意味することとは・・・
    女性刑事・如月塔子を中心に、「分析班」と名乗る第十一係の面々が事件の解決と謎に迫る。
    解説にもあったが、警察小説では珍しく、捜査の過程のみを描くのではなく、本格的な推理要素が入っているのが、今シリーズの特徴なのだろう。
    なかなか複雑なトリックではあったが、1作目が面白かっただけに、少し失速感を感じた。
    しかし、分析班のメンバーのそれぞれの個性も丁寧に描かれており、1作目で描き切れてないところの補填もしっかりされていた気がする。
    全体的

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    2022年02月06日
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班

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    面白かったけど、犯人わかって真相が分かったときこの人こんなに頭良い設定だったっけ?って思った。
    こんなに上手くいくもんかねぇと。

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    2022年02月04日
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班

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    今までの中でかなり複雑だったかも。
    最後ばーって語り口調みたいなので真相わかるのあんまり好きじゃないんだよなー

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    2022年02月01日
  • 水晶の鼓動 警視庁殺人分析班

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    シリーズものだから、だんだん登場人物に愛着わいてきて楽しめるようになってきた!
    塔子が外された時は、優しさからってもちろん分かったけど、塔子の焦りみたいのの描写が可哀想になるほどわかってちょっと辛くなったけど
    すぐ戻れたから良かった〜笑

    今回は最後の方まで犯人が分からない構造になってて、私的にはこちらの方が読みやすかった!

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    2022年01月16日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    シリーズ1個目よりは、入り込んで読めた。登場人物がわかってると入り込みやすい〜

    でも、復讐のきっかけとして少し弱いような、、感じはしたなー。でも、画家さんの事考えるといたたまれない。
    シリーズものはやっぱり次のも読みたくなるから楽しい

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    2022年01月14日