麻見和史のレビュー一覧

  • 灰の轍 警視庁文書捜査官

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    独居老人の絞殺体の側に殺人計画らしきメモが見つかり鳴海達文書捜査班が担当する事になる。今回はパソコン内の情報も文書という事で新たにITに詳しい谷崎も加わって捜査開始。妻を火事で亡くしていた老人は最近ある調べ物をしていたようだがそれは事件と何か関係があるのか?一作目では解読能力だけだった鳴海が部下を率いるリーダーとして成長していてシリーズとしては安定してきている。しかし普通の捜査要素が大きくなってきて文書解読が上手く生かされていない気が。今回は真相も呆気なく明かされて物足りない。次に期待。

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    2020年12月12日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    麻見和史先生の作品は動機が秀逸である
    言い過ぎた、特殊であり異常である
    この作品は比較的ロジカルな作品であるが
    動機は・・・ま、そうなんですね

    さて、事件はハイジャックである
    理由は中近東に行きたいから
    その「主=スポンサー」が実行部隊を引連れ
    計画を遂行するのであるが、小説なので
    三者三様の思惑があり計画ルートを逸れ始める

    作中にも書いてあるが文書捜査官の活動範囲が
    広がってきた
    今回は「文字の神様」オヤスミであるが
    今まで発揮してきた裏読み能力が開花したか
    皆が見逃すポイントを文書捜査官だけが抑えた

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    2020年12月01日
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    星3.4

    淡々と進む刑事系捜査ミステリ。時間が進むにつれ死体が増える、途中でバディの片割れが襲撃を受けてリリーフ選手に交代するくだりがあること、なにより台詞がなんとなくト書きの台本めいていること(※これは今回に限っては描写として下手というわけでない、文章が格別に巧み、というわけでもないが)などから、「クトゥル神話TRPGの刑事シナリオのリプレイ小説みたいな読み口だな」と感じながら読んでいた。誰かが一生懸命考えたセリフを登場人物が言ったとすればこうなった、くらいの距離感を感じた。
     独りで出来すぎてしまう先輩男性刑事と、新米の自認が抜けきらない後輩女性刑事の、恋愛関係未満の微妙なバディ関係が今

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    2020年10月21日
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官

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    警察モノを読んでいて、上司が理不尽な命令や、隠蔽的な命令をする場合があるが、途端に物語への興味が失せる
    本書も設定が理不尽系なので途中の展開は見ていてイラツク部分がある
    殺人分析班シリーズはむしろ建前的に良き環境なので作者の中ではバランスがとれているのかもしれない
    ついでに言うと、動機からくる事件への流れは両シリーズともムリゲーなケースが多い
    問題なのは、ここまで書いて此の作者の作品は結構好きなのだ
    人間ってわからんもんだ
    本書は暗号を日常で楽しみ自家出版までしてしまう、中小印刷屋(笑)における経済的な苦境からの心理的隘路に陥った男の愚行が、神のイタズラで事件・事故を引き起こしてしまい、時の封

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    2020年10月07日
  • 影の斜塔 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    当初から出ていた富野が犯人でないことは展開で予想できる。背景に起きていた殺人事件とどう絡んでくるのかがポイントで読み進める。
    最後は様々な伏線が回収される技法は作者の巧さを感じるが、色々な要素を詰め過ぎた感は残る。
    何故に文書捜査班があそこまで嫌われるのかが良くわかならない、良い働きしてるとは思うのですがね

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    2020年09月30日
  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ

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    ネタバレ

     分書を専門に捜査する警視庁捜査1課文書捜査班が出来る以前の話。
     シリーズの主人公·鳴海が所轄の刑事として殺人事件の捜査に参加。IT社長が殺され、殺害現場に残された血文字の意味を推理。第2、第3の事件が起き、そこには救急搬送システム開発の現場の過酷な状況下で起きた悲しい事故があったのだ。文字大好き鳴海が自身の知識で事件を無事解決、財津係長も出てきた、鳴海が今後その能力を活かせる場所を得るのはもう少し先、楽しみ。

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    2020年09月26日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    8月-10。3.0点。
    文書捜査官シリーズ。新千歳発飛行機でハイジャック発生。要求は金塊、燃料、囚人一人の解放。
    SITが交渉に当たるが、犯人グループリーダーの「クイズ」に翻弄される。助っ人として文書捜査班が。

    それなりに練り込まれた事情が、上手くまとめられている。結構面白い。

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    2020年08月16日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    防御機能が功を奏しているためか、現実的にはここ数年発生していないハイジャックを、テーマにした異色作。
    乗客乗員380名余の人質を取り、犯人たちは4つの要求とともに、難解な推理ゲームを仕掛ける(現実問題ではあり得ないだろう=笑)。
    そのために、このシリーズの文書捜査官が出動することになる。
    しかし、今回主人公的な役割は、エスコートナースと呼ばれる看護師杉村望美。機転を利かし、事件解決の一端を担う。
    文書捜査官シリーズゆえに、あえて推理ゲームとかを持ち出さなければならなかったのだろう。
    が、シリーズとは別個にハイジャック事件のみをテーマにした作品であっても、スリリングな展開が十分楽しめる。

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    2020年08月08日
  • 雨色の仔羊 警視庁殺人分析班

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    警視庁殺人分析班(どうでもいいがなぜノベルスと文庫でシリーズ名を変えるんだ...)の8作目。
    このシリーズは(既にドラマ化されているが)明らかに映像化向きだよな、と思う。なんというか、展開が2時間ドラマ的なのだ。しかしシリーズものなので、人間関係や過去みたいなのが小出しに提示される。厄介なシリーズではある。
    今回は...これは...分からんわ...と思った。ものすごく緻密に筋立てをすればもしかしたら分かるのかもしれないが。でもこのシリーズそういう「え?!」みたいな唐突な展開結構あった気がする。よく覚えていないのは、刊行ペースに沿って読んでいない私の所為か...。
    というか、段々と殺人分析班的要

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    2020年08月05日
  • 灰の轍 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    理沙が徐々に変化しており、リーダーらしくなってきている。
    事件の背景はそれ程、複雑なものではなく、読んでいる過程で大枠は想像できる。そこに至る色々な伏線を自然に回収していくのは作者ならではかと。
    嫌味な上司が1人増え、今後どのように絡んでくるのだろうか 

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    2020年07月19日
  • 水葬の迷宮―警視庁特捜7―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    犯行の動機がはっきり見えないまま進み最終的には昔の犯罪に関わり、その後行方不明になった兄の復讐であった。
    それぞれの登場人物が突然出てきた感は否めず、個人的には伏線が今一つであった。
    このチームのメンバーのキャラクター背景や個性がもう少し合わさってきたら面白いシリーズになるかもしれない

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    2020年07月18日
  • 沈黙する女たち

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    ネタバレ

    ストーリー展開も様々な視点から話が進み、全てに少しずつ謎めいた内容が伏線としてあり最後にはほぼ全てが繋がる展開が非常に良かった。
    椎名へ感情移入できない綾香の感覚も現実的な視点であり、細かい点ではありますが好感が持てた。続編に期待

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    2020年07月18日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    ストーリーの進み方から最初の容疑者は犯人ではないのだろうな・・とは思っていたが、後半に入り二転三転していく。容疑者の潜伏先を指し示すヒントが唐突だったので違和感を感じたが、やはりであった。
    鷹野や塔子の閃きはこのシリーズの肝であり、そこから隠された真相に辿り着く。若干強引な気もしたが気付いた背景は論理性があった。
    遊糸会事件が捜査中止になった理由など、謎も残ったが後半の展開には引き込まれた

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    2020年08月16日
  • 刑事の灯

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    警察小説アンソロジー、始めて読む作家さんもいた。刑事物とファンタジー…などこれまで読んだことの無い作風もあった。

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    2020年07月17日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    ネタバレ

    文書捜査官シリーズ、ハイジャック事件の捜査協力をすることになった、鳴海たち。今回は同じ捜査一課だが、特殊犯罪捜査係ーSITと呼ばれる部所からの協力要請があり、いつも邪魔者扱いされる鳴海たちだが、能力を発揮。欲をいえばもう少しいつものように文書を分析するようなくだりが欲しかった。

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    2020年07月19日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    ストーリーを通して思ったのだが、展開は好みであったが、動機が希薄じゃないかなあということ。晶が堀を殺害したこと、矢崎が罪を被ったこと、佐山、船岡、利根が死体遺棄に力を貸したこと、彼らが晶を監禁し死亡させてしまっ事など
    それぞれ語られてはいたが、ややスッキリしない感が残った。ちょっとした動機で犯罪に走る昨今を考えると気にする程ではないが・・・
    患者でもない人に病室を貸してしまう病院長って都合よくないかな

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    2020年07月18日
  • 刑事の灯

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    新進気鋭、豪華執筆陣による警察小説アンソロジー。

    男の遺体に残された謎の傷痕とは……「星の傷痕」(麻見和史)。
    新人の女刑事を助ける不思議な派出所……「道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿」(沢村鐵)。
    犯人の心が読めちゃう美人刑事の登場……「読心刑事・神尾瑠美」(藤崎翔)。
    首相夫人腹上死事件に公安刑事2人が挑む……「ファーストレディの黒子」(吉川英梨)。

    傑作4編を収録!

    面白かったのは、麻見作品。沢村作品は、長編を一作読んだきり。十三階の女を読んでいたら、吉川作品の印象が変わったかも。

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    2020年05月02日
  • 刑事の灯

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    4篇
    「星の傷痕」(麻見和史) アスタリスクの形の傷が作られた遺体。犯人と形の謎は?
    「道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿」(沢村鐵) 新人の女性刑事、”黄昏派出所”に助けられる。
    「読心刑事・神尾瑠美」(藤崎翔) R県警には心が読める女性刑事がいて…。
    「ファーストレディの黒子」(吉川英梨) ハラマキの広田、十三階の古池が首相夫人腹上死事件をどう解決するか。
    個性的な物語を集めたなあといった感じ。道案内でファンタジーに入り、読心刑事で笑いに入る。そして最後は吉川流、広田と古池がビシッとしめた。他はわかりませんが、「ファーストレディ〜」は二人が出てくるシリーズ物にかかる内容もあるよう

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    2020年04月21日
  • 奈落の偶像 警視庁殺人分析班

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    ミステリーの人気シリーズの一作、初めて読むがテレビドラマの様な雰囲気でやや興醒めなところあり。主役の親近感はミステリーにとってはプラスマイナスあるだろうが、銀座の街を舞台にした事件ものという仕立てがマイナスに働いた感じがした。実名の建物や組織をちょっと変えて使うところも全く芸がない。

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    2020年03月14日
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官

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    2月-12。3.0点。
    文書捜査官シリーズ。顔を4年前の新聞紙でくるまれ、口に活版印刷の活字を突っ込まれた遺体が見つかる。
    文書捜査官達も捜査に加わるが。

    チームの一体感が出てきた。さらりと読める。
    犯人は、途中から何となくわかったが、まあまあ面白い。
    次作も期待。

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    2020年02月19日