麻見和史のレビュー一覧

  • 沈黙する女たち

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    ストーリー展開も様々な視点から話が進み、全てに少しずつ謎めいた内容が伏線としてあり最後にはほぼ全てが繋がる展開が非常に良かった。
    椎名へ感情移入できない綾香の感覚も現実的な視点であり、細かい点ではありますが好感が持てた。続編に期待

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    2020年07月18日
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班

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    ストーリーの進み方から最初の容疑者は犯人ではないのだろうな・・とは思っていたが、後半に入り二転三転していく。容疑者の潜伏先を指し示すヒントが唐突だったので違和感を感じたが、やはりであった。
    鷹野や塔子の閃きはこのシリーズの肝であり、そこから隠された真相に辿り着く。若干強引な気もしたが気付いた背景は論理性があった。
    遊糸会事件が捜査中止になった理由など、謎も残ったが後半の展開には引き込まれた

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    2020年08月16日
  • 刑事の灯

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    警察小説アンソロジー、始めて読む作家さんもいた。刑事物とファンタジー…などこれまで読んだことの無い作風もあった。

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    2020年07月17日
  • 銀翼の死角 警視庁文書捜査官

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    文書捜査官シリーズ、ハイジャック事件の捜査協力をすることになった、鳴海たち。今回は同じ捜査一課だが、特殊犯罪捜査係ーSITと呼ばれる部所からの協力要請があり、いつも邪魔者扱いされる鳴海たちだが、能力を発揮。欲をいえばもう少しいつものように文書を分析するようなくだりが欲しかった。

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    2020年07月19日
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班

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    ネタバレ

    ストーリーを通して思ったのだが、展開は好みであったが、動機が希薄じゃないかなあということ。晶が堀を殺害したこと、矢崎が罪を被ったこと、佐山、船岡、利根が死体遺棄に力を貸したこと、彼らが晶を監禁し死亡させてしまっ事など
    それぞれ語られてはいたが、ややスッキリしない感が残った。ちょっとした動機で犯罪に走る昨今を考えると気にする程ではないが・・・
    患者でもない人に病室を貸してしまう病院長って都合よくないかな

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    2020年07月18日
  • 刑事の灯

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    新進気鋭、豪華執筆陣による警察小説アンソロジー。

    男の遺体に残された謎の傷痕とは……「星の傷痕」(麻見和史)。
    新人の女刑事を助ける不思議な派出所……「道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿」(沢村鐵)。
    犯人の心が読めちゃう美人刑事の登場……「読心刑事・神尾瑠美」(藤崎翔)。
    首相夫人腹上死事件に公安刑事2人が挑む……「ファーストレディの黒子」(吉川英梨)。

    傑作4編を収録!

    面白かったのは、麻見作品。沢村作品は、長編を一作読んだきり。十三階の女を読んでいたら、吉川作品の印象が変わったかも。

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    2020年05月02日
  • 刑事の灯

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    4篇
    「星の傷痕」(麻見和史) アスタリスクの形の傷が作られた遺体。犯人と形の謎は?
    「道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿」(沢村鐵) 新人の女性刑事、”黄昏派出所”に助けられる。
    「読心刑事・神尾瑠美」(藤崎翔) R県警には心が読める女性刑事がいて…。
    「ファーストレディの黒子」(吉川英梨) ハラマキの広田、十三階の古池が首相夫人腹上死事件をどう解決するか。
    個性的な物語を集めたなあといった感じ。道案内でファンタジーに入り、読心刑事で笑いに入る。そして最後は吉川流、広田と古池がビシッとしめた。他はわかりませんが、「ファーストレディ〜」は二人が出てくるシリーズ物にかかる内容もあるよう

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    2020年04月21日
  • 奈落の偶像 警視庁殺人分析班

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    ミステリーの人気シリーズの一作、初めて読むがテレビドラマの様な雰囲気でやや興醒めなところあり。主役の親近感はミステリーにとってはプラスマイナスあるだろうが、銀座の街を舞台にした事件ものという仕立てがマイナスに働いた感じがした。実名の建物や組織をちょっと変えて使うところも全く芸がない。

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    2020年03月14日
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官

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    2月-12。3.0点。
    文書捜査官シリーズ。顔を4年前の新聞紙でくるまれ、口に活版印刷の活字を突っ込まれた遺体が見つかる。
    文書捜査官達も捜査に加わるが。

    チームの一体感が出てきた。さらりと読める。
    犯人は、途中から何となくわかったが、まあまあ面白い。
    次作も期待。

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    2020年02月19日
  • 奈落の偶像 警視庁殺人分析班

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    殺人分析班の活躍は物語の世界では
    珍しく反発を受けることがない
    如月塔子のブレナイ犯人への真摯な
    姿勢は、オドロオドロシイ死が沢山
    描かれるこのシリーズが成り立つ重
    要な要素
    長いシリーズなのに何時まで実験的
    な人事をしてるんだか \(^o^)/

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    2020年02月06日
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官

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    警視庁文書捜査官シリーズ、最新作。
    都内で殺人発生、死体は頭部が新聞に包まれ、口の中には活版印刷用金属活字が入れられていたことから文書解読班が呼ばれる。これまでの実績は確かなものだが、それを快く思わない岩下管理官は文書解読班の解体を狙っていて、第二の事件前、サブリーダーの矢代に殺人班への異動を打診する。幼なじみが殺された事件をいつか解決したいと思っている矢代には願ってもないチャンス、だが岩下の傘下に入ることは文書解読班を裏切る行為であり、戦力ダウンも必至。そして岩下自身への不信感も…文書解読班はリーダーの鳴海は相変わらず、最年少の夏目も最近は鋭い推察力を見せ、助っ人の谷崎の協力もあり証拠品

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    2020年01月25日
  • 影の斜塔 警視庁文書捜査官

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    警視庁捜査一課・科学捜査係文章解読班の活躍を描くシリーズの続編。理事官二人の権力争いに巻き込まれそうになるが、ずっと九州に出張していた係長の財津が見せた力業とも言える交渉で中立の立場を今回は得られた。主人公の鳴海や矢代より財津の存在が今後気になる。

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    2020年01月19日
  • 屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香

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    事件もの専門のCS放送局の記者が連続殺人事件を取材しながら事件解決する話。
    こうもうまく有力な情報に出会うのは出来過ぎ感が否めないのと、本書では異なるものとして描く意図が感じららるものの、新聞でもTVでも記者たちの傲慢な姿勢は私には同じ穴のムジナのように思えるところが共感できないポイントでした。

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    2020年01月04日
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班

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    この結末は予想外だったな。
    白骨死体が2人分もあるのになかなか事件の本質がある見えない焦ったさを紛らわせるように、思わせぶりな日記風の文章が効果的に差し込まれている。
    レギュラー刑事たちもすっかり役割が定着してきたことで、構成に工夫する余裕が出てきたのかな。

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    2019年11月02日
  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ

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    警視庁文書捜査官シリーズの第2弾。
    内容は、鳴海 理沙が、文書捜査官になる前、所轄署時代のエピソード(ゼロ)。

    ソフトウェア開発会社の社員が殺された。
    遺体のそばには、『品』と『蟲』と言う赤い文字が...

    文字フェチである鳴海と叩き上げの国木田。
    2人のコンビがギクシャクする中、捜査も一向に進展を見せない。

    そして、第ニ・第三の殺人事件が発生する。
    ともに、ソフトウェア開発会社の社員で、やはり同じ様な品字様の文字が残されていた。

    果たして、犯人は誰なのか?
    何故、不思議な文字を残すのか?

    シリーズの特徴である文字による捜査手法も、ここから始まったと言えるのでしょうか。

    ソフトウェア

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    2019年10月08日
  • 緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ

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    事件と漢字の関連付け方が強引に過ぎて頷けない。
    文書捜査官が誕生するきっかけという設定なら、もう少し意外性や納得性のある華やかな推理を見せて欲しかった。

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    2019年10月06日
  • 死者の盟約―警視庁特捜7―(新潮文庫)

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    傷一つない死体の顔に、なぜ犯人は包帯を巻いたのか?特捜7のエース岬と、所轄署の“技あり”刑事里中が動き出す。死者の口中に詰められていた異物、発見された他人の指。そこに誘拐事件が発生した。被害者の息子が誘拐され、犯人は「父親を出せ」と要求。二つの事件が奇妙にもつれ合い、再び異様な死体が。多重犯罪を解く鍵はどこに?

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    2019年09月19日
  • 深紅の断片 警防課救命チーム

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    救急隊員が謎解きをするのが斬新。ただ犯人が意外な人物ではなく、すぐ見当がついたのが惜しかったです。
    救急の仕事の大変さやトリアージタックのことが深く知れたのは面白かった。
    茂刈は実は警視だったとか何か秘密があるのかと思っていたら本当に医師だったので拍子抜け。
    続編にも期待。

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    2019年09月10日
  • 灰の轍 警視庁文書捜査官

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    今作品は、犯人目線の描写が少なく、チーム内の人間関係が中心に書かれていた。
    1人1人のキャラが濃くなってきて、ストーリーが軽やかになっている気がします。

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    2019年08月20日
  • 雨色の仔羊 警視庁殺人分析班

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    「警視庁殺人分析班」シリーズものみたいですね。最初から読んだのではなく、この本がこの作者の初めての本でした。シリーズのほかの本も読んでみたくなりました。

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    2019年08月18日